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スキル&大金ゲット
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俺が闘技場に入ると、既に多くの観客がいた。
「よぉ、よく逃げて来なかったな」
「で、何を賭けるんだ?」
「良く知ってんじゃねぇか。お互いの有り金全部でいいだろう」
「わかった。早く終わらそうぜ」
「舐めやがって!」
荒くれ三人組は一斉に剣を振りかぶってきた。
(はっ?遅すぎだろ?)
俺は荒くれ1の後ろに回り込んで手加減した蹴りを脇腹に叩き込んだ。荒くれ1は吹っ飛び壁に当たって気を失った。
『スキル[手加減]を手に入れました』
(おっなかなか良いスキルが手に入ったな)
そんなことを考えていると、
「テメェ!」
荒くれ2が俺に剣を突いてきた。
俺はそれを難なく躱し、荒くれ2の腹に拳を叩き込んだ。
「ウッ⁉︎」
荒くれ2は膝から崩れ落ちた。
「クソが!」
荒くれ3はがむしゃらに剣を振って突っ込んで来た。俺は荒くれ3の剣の柄を拳で叩き落とし、そのまま裏拳で荒くれ3を吹っ飛ばした。
「そ、そこまで!勝者スグル・マミヤ!」
(やっと終わったか…。しかしこれでCランクとか弱すぎだろ…)
「傑さーん!お怪我はありませんか?大丈夫でしたか?」
先ほどの受付嬢がこちらへやってきた。
「ええ、大丈夫ですよ。こっちは無傷なので」
「本当に傑さんが無事で良かったです」
(そういや、さっきなんかスキルを手に入れたな。どんなスキルなんだ?)
_____________________
[手加減]
相手を殺さないよう威力を加減する。
ただし、武器等での手加減はできない。
_____________________
(なかなか良いスキルだな。これならケンカしてもうっかり殺すなんてことは無くなるな。
さてと、そろそろ出してもらうもん出してもらうとしますかね)
俺は荒くれ3人組の懐を漁り、有り金を全部頂いた。もう無いだろうと思い、お守りらしき袋を開けると白色のコインが一枚出てきた。
「すまない、このコインは何なんだ?」
俺が受付嬢に聞くと、
「こ、これは!傑さん!それは白金貨です!」
(白金貨?また聞きなれない言葉が出てきたな?)
(アリス、この世界の金を教えてくれ)
『この世界のお金の単位はシギルで、貨幣の価値は下から鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨、黒金貨、虹金貨となっております。
鉄貨一枚で100シギル
銅貨一枚で1000シギル
銀貨一枚で10000シギル
金貨一枚で100000シギル
白金貨一枚で1000000シギル
黒金貨一枚で10000000シギル
虹金貨一枚で100000000シギルです』
「わかった、ありがとう」
俺はどうやら既に100万を手にしたようだ。
そんなやりとりをしていると荒くれたちは目を覚まし、俺の姿を見ると、
「ちっ、チクショー!覚えてやがれよ!」
そう言い残して立ち去ろうとしたが、
「おいおい、なんの騒ぎだよ…」
階段からひとりの男がメンドくさそうな顔をしながら出てきた。それを見た荒くれたちは顔を青ざめて
「ギ、ギルドマスター…」
と死にそうな声を口から発した。
「よぉ、よく逃げて来なかったな」
「で、何を賭けるんだ?」
「良く知ってんじゃねぇか。お互いの有り金全部でいいだろう」
「わかった。早く終わらそうぜ」
「舐めやがって!」
荒くれ三人組は一斉に剣を振りかぶってきた。
(はっ?遅すぎだろ?)
俺は荒くれ1の後ろに回り込んで手加減した蹴りを脇腹に叩き込んだ。荒くれ1は吹っ飛び壁に当たって気を失った。
『スキル[手加減]を手に入れました』
(おっなかなか良いスキルが手に入ったな)
そんなことを考えていると、
「テメェ!」
荒くれ2が俺に剣を突いてきた。
俺はそれを難なく躱し、荒くれ2の腹に拳を叩き込んだ。
「ウッ⁉︎」
荒くれ2は膝から崩れ落ちた。
「クソが!」
荒くれ3はがむしゃらに剣を振って突っ込んで来た。俺は荒くれ3の剣の柄を拳で叩き落とし、そのまま裏拳で荒くれ3を吹っ飛ばした。
「そ、そこまで!勝者スグル・マミヤ!」
(やっと終わったか…。しかしこれでCランクとか弱すぎだろ…)
「傑さーん!お怪我はありませんか?大丈夫でしたか?」
先ほどの受付嬢がこちらへやってきた。
「ええ、大丈夫ですよ。こっちは無傷なので」
「本当に傑さんが無事で良かったです」
(そういや、さっきなんかスキルを手に入れたな。どんなスキルなんだ?)
_____________________
[手加減]
相手を殺さないよう威力を加減する。
ただし、武器等での手加減はできない。
_____________________
(なかなか良いスキルだな。これならケンカしてもうっかり殺すなんてことは無くなるな。
さてと、そろそろ出してもらうもん出してもらうとしますかね)
俺は荒くれ3人組の懐を漁り、有り金を全部頂いた。もう無いだろうと思い、お守りらしき袋を開けると白色のコインが一枚出てきた。
「すまない、このコインは何なんだ?」
俺が受付嬢に聞くと、
「こ、これは!傑さん!それは白金貨です!」
(白金貨?また聞きなれない言葉が出てきたな?)
(アリス、この世界の金を教えてくれ)
『この世界のお金の単位はシギルで、貨幣の価値は下から鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨、黒金貨、虹金貨となっております。
鉄貨一枚で100シギル
銅貨一枚で1000シギル
銀貨一枚で10000シギル
金貨一枚で100000シギル
白金貨一枚で1000000シギル
黒金貨一枚で10000000シギル
虹金貨一枚で100000000シギルです』
「わかった、ありがとう」
俺はどうやら既に100万を手にしたようだ。
そんなやりとりをしていると荒くれたちは目を覚まし、俺の姿を見ると、
「ちっ、チクショー!覚えてやがれよ!」
そう言い残して立ち去ろうとしたが、
「おいおい、なんの騒ぎだよ…」
階段からひとりの男がメンドくさそうな顔をしながら出てきた。それを見た荒くれたちは顔を青ざめて
「ギ、ギルドマスター…」
と死にそうな声を口から発した。
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