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異世界に再就職…する前のチュートリアルが長すぎる

いち。

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 朝靄の中で佇む私。
 但し、実体なし。
 もう、誰でも良いから状況説明してよ!
 最近、娘(お年頃なJK)推奨のお堅くない(爆)小説なら、そろそろナビゲーターなキャラが出てくるハズ。
…はい。しっかり読みました。

 …このまま放置じゃ、流石にイヤだ。
「誰か~誰か答えて~」
あ、声は出た。もう一回!
「だぁれぇかぁぁぁ~っ、ぜぃぜぃ」
声出したたけで力尽きそう。

『あ、あのぅ…遅くなってすみません』

わぁ、ビックリ!反応あった!
でも周囲には何も…あ、ボンヤリとした光が。声の主は貴方?
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