幼妻は生真面目夫から愛されたい!

澤谷弥(さわたに わたる)

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幼妻の場合(17)

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 クラークは、その指についていた蜜を口に含む。

「君は甘いな」

 その姿が情欲的で、オリビアは背筋がゾクリとした。
 彼の指は蜜と唾液によって濡れていた。その指でもう一度オリビアの淫唇に触れてくる。

「ひゃっ……」

 先ほどよりもなめらかに滑る彼の指は、オリビアの入り口を押し広げようとしていた。
 ぐちゅぐちゅと淫らな音が聞こえてくる。その指は、オリビアの中の蜜を掻き出すかのように、ゆっくりと中を擦り始めていた。

 さらに彼は、オリビアの右胸を口に含む。

「ん、んっ……」

 胸の頂を舌で刺激され、中の浅いところを指で弄ばれ、オリビアの声も次第に甘さを増していく。

「ぁん……っ……だ、め…………っ」

 クラークがもたらす快感は、身がバラバラになりそうなほどの切ないものであり、オリビアは思わずシーツをぎゅっと掴んだ。
 彼女の手首を押さえていたクラークの手は、いつの間にかもう片方の乳房に添えられていた。

「恥ずかしがる必要はない。俺を受け止めてくれれば、それだけでいい」

 彼の唇が、胸から下腹部へと落ちていく。

「そこはっ……。や……っ」

 襞を舌で掻き分けて、隠れていたオリビアの花芽を舐め上げた。

「ぁっ……んッッ………やぁっ……」

 今まで感じたことのないほどの快楽がオリビアを襲う。握ったシーツが、不規則な皺を作る。

「いやっ……、こ、怖い……」

 これ以上の快感を与えられてしまったら、壊れてしまう。
 ひたっと、彼からの行為が止まる。途端に、下腹部が寂しくなる。

「オリビア。大丈夫だ、怖くないから。ただ、君を気持ちよくさせたいだけなんだ。俺を、感じて……」

 クラークがオリビアの頭を穏やかに撫でた。オリビアの恐怖は、彼の大きな手に吸い込まれていく。

「ん、クラーク……。もう、大丈夫、だから……」
 だから、続きをして――。

 彼女は、そう言いたかったけれど、その言葉は恥じらいによって飲み込まれた。

 だが彼は察したようだ。

 再び彼女の下腹部に顔を埋めたクラークによって、赤く熟れた実の皮を舌先で剥かれ、体内に入っている指は先ほどから気持ちのいいところに触れている。
 その度に、彼女の身体は悦楽に飲まれ、高みに昇りつめようと意識が身体から離れていく。
 クラークの舌が彼女の実を堪能するたびに、そこはぷっくりと腫れあがる。中からは蜜が溢れ出し、シーツに染みを作る。

 その音ですら、オリビアを強烈な快楽へと導いていく。

「ひゃっ……クラーク、そこ、やっ……あっ……」

 オリビアの四肢がピンと張り詰めた後、ピクッと大きく身体が震えた。
 ぐっとシーツを握りしめる手に力が入る。

 押し寄せた官能の波は、次第に引いていく。

 そんな彼女を、蠱惑的な笑みを浮かべたクラークが見下ろしていた。

「達したようだな。これで、中も少しは解れたようだ」
「あっ……」

 ぐちゅりと、中の襞を広げるかのように、二本の指で擦られる。
 それが三本になるまでは、そう時間を要さなかった。

「はっ……、ん……っ」

 オリビアは彼の手によってもたらされる心地よさに身をよじらせる。先ほど去ったばかりのその波が、また彼女に襲いかかろうとしていた。

「クラーク……。もう、身体が、熱いの……」
「くっ……。そんな目で見つめられたら、俺だってもう我慢はできない」

 はだけていたガウンを脱ぎ捨てる。下着も取り払われ、そこから現れたのは逞しく、雄臭さを思わせる男根であった。
 ぼんやりとした明かりによって照らされた切先が、淫猥にぬめっている。

「あまり、見るな」
「だけど、クラークだって、私の全てを見て、触れたじゃない……」

 シーツを掴んでいた手を離し、そっと彼の男根に添える。

「うっ」

 クラークが苦しそうに呻き声をあげた。

「痛かった?」
「違う……。君に触れられただけでも、気持ちがいいんだ」

 オリビアが初めて触れた雄の象徴は、硬くて太くて芯があるものだった。

「こう、握ってくれないか」

 クラークに促されて、彼女は男根を握りしめる。

「それから、こうやって上下に動かして」
「こ、こう?」
「あぁ……そうだ……」

 獣を思わせるような鋭い彼の視線が和らいでいく。
 気持ち良さそうに目を細めながら、オリビアの乳房の柔らかさを手で堪能していた。
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