【R18】旦那さま、お会いできて光栄です~12年間放置された妻ですが、絶対に離縁はいたしません!

澤谷弥(さわたに わたる)

文字の大きさ
35 / 68

11.大好きな人(3)*

 苦しそうに微笑んだ彼はゆっくりと顔を近づけてきて、もう一度唇を合わせる。互いを求め合うように舌を絡み合わせ、きつく抱きしめ合う。裸になったことで、彼の体温を直に感じた。

 彼の唇は、オレリアの口から離れて、顎、首と舐めていく。

「あっ……」

 そのような場所を誰かに舐められたことなどなく、ふわふわとした気持ちが心を覆う。首を仰け反らせると、鎖骨の辺りをきつく吸われ、そのまま彼はその下にある乳房を口に含んだ。

「ひゃぅ……」

 予想していなかった刺激に、肩が浮いて、悲鳴のような声をあげた。

「あぁ……そんなところを……」

 アーネストは、熱い舌先で乳首をゆっくりとなで回す。もう片方の乳房は、大きな手で包み込まれた。やわらかさを確かめるようにふにふにともみしだき、ぷくっと腫れたような乳首を指でつまむ。

「あっ……」

 彼から与えられる刺激によって、ぞくぞくとした快感がお腹にたまり始める。足の間が切なく、そこをきつく閉じたいのに、アーネストの身体が邪魔で閉じられない。
 太ももで彼の身体を挟む。彼はまだ、下だけは穿いていた。先ほど脱いだのは上着とシャツだけだったようだ。

「なんだ? もう、ここを触ってほしいのか? 初めてだから、やさしくしてやろうと思ったのに……」

 どうやら彼に秘部を晒す恰好になってしまったらしい。そんなつもりはなかったのに。

「あ、あぁ……」

 声が溢れるたびに、顎がガクガクと鳴った。これからする行為は知っているが、それによってどのような気分がもたらされるのかは、わからない。期待と羞恥が混じり合って、異様な興奮が背中をつたっていく。

 くちゅっと下肢の間の割れ目に、彼の手が伸びた。

「本当に、初めてなのか? これほどまで、感じて……厭らしい身体だな……」
「あっ……あっ……あぁ……」

 溢れ出てきた蜜をすくいとるかのように、彼の指がゆっくりと秘裂をなぞる。そのたびに、粘着質で淫猥な音が聞こえた。

「ほら……見えるか? お前の厭らしい蜜で、俺の指が濡れてる」

 暗闇のなか、目の前に出された彼の指を凝視すると、指の一部分が何かの光を微妙に反射させ、てらてらと輝いている。その指をアーネストはパクリと咥え、たっぷりと唾液を含ませた。

「今から、お前のここをほぐすからな……傷まぬよう、ゆっくりと……」

 アーネストの指が、一本、ぐっと膣洞に押し込まれた。

「……あっ」

 まだ誰にも踏み荒らされていない新雪に、ぽつぽつと足跡が刻まれていく。
 アーネストはオレリアの反応を確かめながら、行為を続ける。

「痛いか?」
「いえ……」

 痛くはなかったけれども、何か変な感じがする。

「……あぁっ」

 いきなり、その指が膣の中をぐちゅぐちゅと掻き乱し始めた。痛くないと言ったから、次に進んだのだろうか。

「なんだ? まだほぐしているだけなのに……すごいな、奥からどんどんと溢れてくる……」

 中を弄る彼の指の動きは、次第になめらかになっていく。そのたびに、腰がずどんと重くなって、そのまま爆ぜてしまうのではと不安になる。

「おい、勝手に腰を揺らすな……傷つけたくない……」
「わか……わからない……」
「とにかく、力を抜け……」

 その言葉で、オレリアは「ふぅ……ふぅ……」と息を吐いた。

 胸元にあったアーネストの顔は、もっと下にまで降りていく。臍の周囲にも口づけ、空いている手で太ももを持ち上げ、そこの内側にも唇を押し当てる。

「あっ……そこ、は……見ないで……」
「ここは敏感な場所だからな……」

 アーネストは卑猥な蜜によってすっかりとぬるついた指で、茂みの間で大事に隠されている粒に触れる。

「あ、あぁ……や……なに、これ……」

 今まで感じたことのない切ない痺れが、背筋から頭まで一気に駆け巡った。

「ここが、一番、感じる場所だ……ここで一度、達したほうがいいだろう……」
「やっ……」

 いやいやと頭を振るが、身体は勝手に期待していた。

 愛液によって濡れそぼった指の腹で、敏感な芽をたっぷりと弄られる。切なさが全身へと広がっていき、オレリアの意思とは関係なく身体がもっともっとと求め始める。

「いやっ……んっ……ン……あああぁ!」

 今までよりも甲高い声をあげて、オレリアは身体を強張らせた。目の前に閃光が走って、頭が真っ白になる。目尻には涙がにじみ、心臓が激しく音を立てた。

感想 49

あなたにおすすめの小説

年下で可愛い旦那様は、実は独占欲強めでした

由香
恋愛
政略結婚で嫁いだ相手は―― 年下で、可愛くて、なぜか距離が近すぎる旦那様でした。 「ねえ、奥さん。もうちょっと近く来て?」 人懐っこく甘えてくるくせに、他の男が話しかけただけで不機嫌になる彼。 最初は“かわいい弟みたい”と思っていたのに―― 「俺、もう子供じゃないよ。……ちゃんと男として見て」 不意に見せる大人の顔と、独占欲に心が揺れていく。 これは、年下旦那様にじわじわ包囲されて、気づいたら溺愛されていた話。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

俺様上司に今宵も激しく求められる。

藤白ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

王太子に「戦友としか思えない」と言われたので、婚約を解消しました

明衣令央
恋愛
婚約者である王太子ヘンリーから「君のことは戦友としか思えない」と告げられた、公爵令嬢アリスティア。 十年以上の王妃教育を積んできた彼女は、静かに婚約解消を受け入れる。 一年後、幸せな結婚を迎えた彼女にとって、ヘンリーのその後は――もうどうでもいいことだった。

強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!

ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」 それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。 挙げ句の果てに、 「用が済んだなら早く帰れっ!」 と追い返されてしまいました。 そして夜、屋敷に戻って来た夫は─── ✻ゆるふわ設定です。 気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。