【R18】旦那さま、お会いできて光栄です~12年間放置された妻ですが、絶対に離縁はいたしません!

澤谷弥(さわたに わたる)

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11.大好きな人(4)*

 それもほんのわずかなことで、少しずつ波が引いていくと、次第に気持ちが凪ぎ始める。
 はぁと深く息を吐いた。

「達したか?」

 呆けているオレリアの顔を見下ろしている彼の口元は、愉悦に満ちた笑みを浮かべている。

「今の……こわい……」
「いや、怖くない。快楽の極みだ。慣れれば、何度でもいけるようになるから……何度でもいかせてやろう……」

 ぐちゅりと膣を弄る指が増えた。

「ほら、もう三本入っている……」

 信じられなかった。彼の指を三本もいれられるような場所が存在しているのだ。

「あっ……ンっ……」

 やっと快楽が過ぎ去り落ち着いたところに、もう一度攻め立ててくる。

「ここ、感じるだろ?」

 長い指が臍の裏辺りをかすめたときに、自然と腰が浮いた。

「そこ……ダメ……」
「お前のダメはきかない。最初に言質はとったからな」
「ん、んっ……」

 きつくシーツを握りしめ、頭を振って快楽を逃す。それでもアーネストの指は、オレリアの中で好き勝手蠢いている。

「そろそろ……いいだろう……」

 下穿きをくつろげ、そこから何かを取り出した。
 頭がぼんやりとしていて、視界は滲んでいるうえに、室内は暗い。だけど硬く反っている肉棒が、少しだけオレリアに恐怖を与える。

「触ってみろ……」

 オレリアの手は、硬い男根へと導かれる。

「熱い……」
「お前の手は気持ちいいな……働き者の手だな……」

 うながされるまま、屹立した棒を上下にしごくと、硬い芯がより硬くなる。

「もういい……これ以上は、出そうになる……俺の背に手をまわせ」

 熱い男根から手をはなして、今度は彼の広い背に手をまわす。
 先端が割れ目をなぞり、くちゅりくちゅりと音を立てる。その先端が肉芽をこするたびに、奥から蜜が溢れてくる。

「挿れるぞ……力を抜け……」

 膣口に熱い先端がぴったりと当てられた。

「あっ……」

 何かが入ってくるが、それは先ほどの指とは比にならない。

「そう……いい子だ……」

 腰を進めながらも、アーネストはオレリアの胸を弄る。乳房をやさしくなでたり、先端を摘まんだりと。

「あ、あぁ……」

 それでも痛いものは痛い。みちみちと狭い隘路を押し広げながら、ゆっくりと熱杭が入ってくる。
 だが、それが途中で止まった。

「アーネストさま……?」

 ふぅふぅと、熱い息を吐きながら、彼は眉間に力を込めていた。

「すまない……俺のほうが限界だった……」

 くにくにと肉芽に触れながら、一気に貫かれた。

「やっ……ああっ……」

 引きつるような痛みに、オレリアも甲高い声をあげたが、それも一瞬のこと。

「大丈夫だ……これで、全部入った……」

 繋がった部分はじくじくと引っ張られるような痛みがある。しかしその先に、ほんのりと気持ちよさがあった。
 痛みと快楽。その快楽だけを感じようとすれば、やはり埋もれているものを意識してしまう。

「うっ……」

 苦しげなうめき声をあげたアーネストも、同じように痛むのだろうか。

「痛み……ますか?」

 アーネストの大きな手は、オレリアの頬をゆっくりとなでる。

「急に力をいれるな。出そうになった……」 

 間近に彼の顔があって、鉄紺の瞳を見つめた。
 アーネストも苦しげな表情で、オレリアを見ている。

「もう、痛くはないか?」
「は、はい……」
「では……そろそろ動いてもいいだろうか?」

 彼はオレリアの身体が馴染むのを待ってくれていたのだ。

 小さく頷くと、アーネストはオレリアの腰を掴み直した。
 ゆっくりと抜き差しされる肉棒によって膣の中はより潤い、少しずつなめらかな動きになる。膣襞がこすられるたびに痛みは和らいで、それが熱く疼くような快感へとかわっていく。

「……はぁ……ん、んっ……やぁ……」

 奥を穿たれるたびに、甘い嬌声が勝手に出てくる。彼の背を掴んでいた手からはするっと力が抜け、寝台の上にだらしなく投げ出した。

「あっ……だ、ダメ……」

 頭を振れば、その髪はぺったりと額にはりつく。そのはりついた前髪をアーネストはやさしく払いのけながらも、腰を動かすのはやめない。

「ひゃっ……な、なに、これ……わから……ない……」

 痛みはまったく感じなくなった。かわりにやってきたのは、強い快楽。

 そんな素直なオレリアを見たアーネストは、腰の動きに緩急をつけ、さらにぐりぐりと腰を押し回す。結合箇所からは卑猥な水音が聞こえる。

「やはり……中だけでいくのは、難しそうだな……」

 繋がった場所の上にある小さな突起を、くにくにと押しつぶす。

「……あっ……いっしょ……ダメ……」

 膨れて存在を強調している秘玉まで刺激されて、絶頂の淵へと追いやられる。

「んっ……」

 シーツを硬く握りしめ、強くいきむ。頭は真っ白となって、腰が浮いた。
 びくびくっと奥を穿ったものが、大きく震える。

「――くっ」

 膣を隙間なく満たしていたものがずるりと抜かれ、白濁した液が腹の上を汚す。

 互いに大きく肩を上下させて、ぼんやりと目を合わせた。
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