【R18】旦那さま、お会いできて光栄です~12年間放置された妻ですが、絶対に離縁はいたしません!

澤谷弥(さわたに わたる)

文字の大きさ
66 / 68

18.二度目の初夜(4)*

「アーネストさま……」

 名前を口にできる喜びで、また涙が溢れそうになった。

「オレリア……そろそろ、いいだろうか……」

 アーネストの手が、オレリアは好きだった。彼はいつも大きな手で、オレリアの髪を、頬を、背中を、優しくなでてくれる。今も、オレリアの様子を気遣うように、頬をゆっくりとなぞっていた。

「は、はい……」

 初めてというわけでもないのに、変に緊張が走った。
 鍛え上げられたアーネストの上半身には、細かい傷跡が多数ある。彼の裸体を、これほど間近で目にするのは初めてのこと。あのときは、もっと暗くて、触れることだけで精一杯だった。

「あまり、見るな。傷だらけだろう?」
「アーネストさまが、わたしを……この国を守ってくださった、証です……」

 その傷を癒すように、オレリアが指を這わせた。

「オレリア……あまり、俺を煽るな……」

 オレリアの指が動くたびに、アーネストの身体もふるりと震える。

「くっ……」

 苦しそうに顔をしかめてから、オレリアの足に手をかける。

「ひゃっ……」

 すっかりと潤った敏感な場所を、熱い肉塊の先端でこすっていく。
 昂ぶった気持ちにすら恐怖を感じ、オレリアはアーネストの広い背中に手をまわした。

「……あ、あぁっ」

 狭い膣襞を広げるかのようにしながら、熱杭が押し入ってくる。

「痛くはないか?」
「んっ……」

 小さく返事をすると、苦しそうに笑ったアーネストはさらに腰を進めてきた。

「やはり……まだ、きついな……。だが、よく濡れている」

 ちゅ、ちゅ、と音を立てながら、アーネストは顔中に口づける。それがくすぐったくて、ふふっと笑みをこぼしているうちに「全部だ……」と彼がささやく。

「これで、全部入った」

 隙間なくぴったりとつながった喜びと、じんわりと奥から沸き起こる心地よさに、オレリアはアーネストをぎゅっと抱きしめた。アーネストも力強く抱きしめ返す。

 オレリアの敏感になっている胸の先端が彼の胸板にあたって「んっ……」と甘い声を漏らすと、アーネストが大きく震えた。

「お前の声は、致命的だな……そろそろ、動いてもいいか? 我慢ができない……」

 この先の快楽を、オレリアは知っている。期待と羞恥が入り交じった気持ちのなか、コクリと頷く。
 アーネストがゆっくりと奥を突くたびに、繋がった場所はぐじゅぐじゅと厭らしい音を立てる。

「はっ……あ、あぁ……」

 熱い肉棒が襞を擦れば、新しい快楽の種をまき散らす。

「激しい……の。そんなに、強く、しないで……」
「すまない。お前が俺をとらえて離さない……」

 オレリアはこの気持ちをどう表現したらいいかがわからない。彼の背にまわす手に力を込め、いやいやと頭を振る。

 身体の奥にまかれた快楽の種は、すでにぽつぽつと芽を出し始めていた。

「あっ……それ以上は……だめ……」
「だめだと言っているわりには、乳首も尖らせて……説得力にかけるぞ?」

 きゅっと胸の先端を摘まみながらも、彼の腰の動きは止まらない。

「いや……おかしく、なっちゃうの……」
「おかしくなって、かまわない」

 アーネストはまだ余裕があるのか、愉悦に満ちた笑みを浮かべてから、ぐりぐりと熱い先端で奥をついた。それから一度浅いところまで引き抜いて、からみつく襞肉をかきわけるようにして、また最奥をつく。

「あっ……んっ……」

 それでもまだ、達するにはまだ何かが足りない。

「俺も……そろそろだ……」

 アーネストがオレリアの腰骨をつかみ直し、角度を少し変える。それだけで、先ほどとはまた違う場所を擦られ、オレリアをさらなる淫靡なる場所へと誘う。

 つながった場所の少し上にある敏感な場所を、アーネストはくりくりと指で弄る。薄膜が剥けぷっくりと赤く熟れた場所は、外気に触れただけでも感じてしまう。

「あぁ……イッちゃう……」

 ぎゅっとオレリアの身体が弛緩する。びくんと大きく襞がふるえ、熱い肉茎へとからみつく。

「……オレリア」

 額に汗を滲ませたアーネストが、力強く奥を突いた。熱いものが注ぎ込まれる。
 びゅくびゅくと震える肉棒を感じながら、オレリアは彼に口づけをねだった。
感想 49

あなたにおすすめの小説

年下で可愛い旦那様は、実は独占欲強めでした

由香
恋愛
政略結婚で嫁いだ相手は―― 年下で、可愛くて、なぜか距離が近すぎる旦那様でした。 「ねえ、奥さん。もうちょっと近く来て?」 人懐っこく甘えてくるくせに、他の男が話しかけただけで不機嫌になる彼。 最初は“かわいい弟みたい”と思っていたのに―― 「俺、もう子供じゃないよ。……ちゃんと男として見て」 不意に見せる大人の顔と、独占欲に心が揺れていく。 これは、年下旦那様にじわじわ包囲されて、気づいたら溺愛されていた話。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

俺様上司に今宵も激しく求められる。

藤白ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

王太子に「戦友としか思えない」と言われたので、婚約を解消しました

明衣令央
恋愛
婚約者である王太子ヘンリーから「君のことは戦友としか思えない」と告げられた、公爵令嬢アリスティア。 十年以上の王妃教育を積んできた彼女は、静かに婚約解消を受け入れる。 一年後、幸せな結婚を迎えた彼女にとって、ヘンリーのその後は――もうどうでもいいことだった。

強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!

ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」 それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。 挙げ句の果てに、 「用が済んだなら早く帰れっ!」 と追い返されてしまいました。 そして夜、屋敷に戻って来た夫は─── ✻ゆるふわ設定です。 気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。