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23 大人になる時間 ※

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 ベッドの上にミルルの体を横たえ、でもミルルの手はしっかり背中に回っているから、添い寝をする形になっている。

「おねがい、アレス、ぼく、もう、まつのいやだ」

 潤んだ目で見つめられ、懇願される。

「アレスがわるいひとでもいいよ。ぼくはわるいこだから、……わるいこ、だから? だからぼくじゃだめなの?」

 ぽたぽた落ちる涙を拭ってやる。

「ぼくがよわいじゅうじんだから? おとこのこだから?」

「悪くないよ。ミルルは良い子で可愛いよ」

 引き寄せられて、キスされる。舌を絡められて、拒否すると、顔をくちゃくちゃにして泣いた。

「あれす、すき。いっしょにいて、あたたかいの、ゆーちゃんといっしょだけど、あれすには、さわられたいよ? いつもこわくて、がまんするの、いやだったけど、あれすはこわくない。もっとさわってほしいよ? おねがい、いれて? ぼくのなかに、においをつけて?」

 理性が焼き切れる。
 どれだけ我慢していると思っているんだ。わかっていない。わかっていないから、誘惑できるのだろう。

 考えながら、すでにミルルを押しつけて、上からミルルの舌を蹂躙している。

「ミルル、嫌だとか、やめてとか、聞けないけど、良いのか?」

「ふうぅ……いい、よ、……おとなに、して?」

 可愛すぎる。
 泣きすぎて赤くなった目元も、半開きのまま濡れた唇も。濡れたままの髪が頬に張り付いているのも。

 着せたばかりの服を脱がせて、まだ育ちきっていない性器を手のひらで揉んで、舌を絡めて、唾液を飲ませている。

 いやいやと首を振られても、怯えた表情を見せられても、獰猛な気分を上げられるだけだ。

「も、や、——ん、……あぁ——」

 小さくもだえて、手の中に吐き出されたもので後ろを開く。

 うつ伏せにさせて、毛布で包んで、お尻と顔だけ出した状態で、簡単に開き始める穴の、いかに今まで勝手にされて来たのかを知り、見えない相手を心の中で罵った。

「いや、やあ——ん、ん——」

「怖い? 我慢してる?」

 しきりに私の方を見て、可愛く声を出しながら、不安げにしている。困っても見えるその表情にゾクゾクさせられる。

「へん、いつもと、ちがうよ? あついの、なか、むずむずするの」

「きもちいい?」

 わからないと泣くから、気持ちいだろう部分を押し上げてやると、ビクビクと腰が跳ねる。

「あ、やぁ、……」

「入れた事は? ない?」

 抱き上げて、向かい合わせにする。
 膝の上に乗せるのは、いつもしているから、いつも通り、抱きついて来て、でも違うんだろう。お尻に当たるモノを意識して、居心地が悪そうにしている。

「ない、よ?」

「こわい?」

 わざと尻に擦り付けてやる。
 煽った罰だと教える為に。

「はいる?」

 怖いかと聞いたのに。怖いと言えばやめられたのに。

「ミルルは自分の可愛さを知った方が良いね」

「あ、や、こわい、こわい」

 指で開いて、そこに押しつけ、ミルルの細い腰を持ち、ミルルの体を沈めて行く。

「遅いよ」

 狭い中に入るのも苦しい。
 ケーキに添えていた蜂蜜を手に取り、ミルルと自分のものに塗る。

 巣の中に甘い匂いが広がった。
 これは少し間違ったかなと思う。
 これでは蜂蜜の匂いを嗅ぐたびに、ミルルの初めてを開いた時を思い出してしまう。

 ミルルの口に蜂蜜を塗って、甘いキスを交わした。

「あまい、ね」

 それで気をそらしながら、ミルルの性器も蜂蜜漬けにしながら、奥へ進めて行く。全部は入れず、半分で我慢して、馴染むまで待った。

「苦しい?」

 耐えるような表情に、笑みが浮かぶ。
 ミルルが得意な作り笑いだ。

「だいじょうぶ」

「嘘はダメだよ? 我慢しないで? よくなるまで、一緒に頑張るんだよ?」

 笑みが引いて、今度は泣きそうになっている。

「キス、して?」

 要求通り、キスをする。
 優しく唇を重ねて、視線を合わせて、少し動かして、様子を見る。

「あっ」

 擦って声を上げた場所を攻める。
 小さな喘ぎが可愛い。
 夢中で喘いでいるのに、いたずらにキスして、困ったような、泣きそうなような、いろんな表情を楽しんだ。

 緩く揺らして、乳首に触れる。舌で舐めて、唇で吸う。そのたびに違う声をあげて、嫌だと逃げようとして、中が擦れて喘いでいる。

 小さいミルルに無茶は出来ないから、抜いて、うつ伏せに転がせて、尻を上げ、内腿で擦って、ミルルの尻は指でいじめた。

 冬眠中のミルルは体力がない。
 内腿を借りて精を吐き出す間に、ミルルはゆっくりと眠りに落ちて行った。
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