俺のモテ期がなんか思ってたのと違う

佐土原いづる

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2話

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~スマホアプリ『ライン』にて~

「いやー、しかしどうしたものか」昇

「悪いけど、まじで無理なんだって!」

「俺だって無理だよ! クラスの男でOKの奴なんかいるか。B専がいるなら別だがな。」

「かといって、強引に拒否したら…。女子って悪評広めるの得意だろ?」

「あぁ、そうだ。あいつらはお互いマウンティングしあってる癖に、こういうおもしろいネタには謎の絆を発生させやがるからな」

「何の話してるの?」ユイも入ってくる

「新が大森原に狙われてるって話。みんな知ってんだろ?」

「みんな知ってるよ、大森原さんも裏で色々と言ってるらしいし。でもまぁ、みんな信じてないけどね♪」

「なんで俺なんだよ…。」

「たまに話すけどあの子、だいぶ自分を過大評価してるから…。男から相手にされない事に不満を抱えていた所に君がやってきてしまった。そういう所じゃないかな」

さすが、男女誰とでも仲良くなれる男。説得力があるな。

「でも、みんな信じてないんだろ?」

「まぁ、今回は大森原さんだからね。共通認識は女子も同じだよ」

(ブスってことか)

「新くんの転校初日、あの子が君に話しかけた時からみんな大体予想できてたよ」

(ご愁傷様ですってか!)

「優しさにつけこまれたな」

「そりゃあ転校初日は無理だろ~(泣)でも、みんなが大丈夫なら直接無理だって言うのもありかもしれないけど」

「新くんにそれができるなら手っ取り早いけど?」

「ぐっ・・・」

「目の前で泣かれでもしてみろ。めんどくさいぞー」

「やっぱ無理だ!」

「誰かに協力してもらって付き合ってることにしたらどうだ? ユイとかでもいいだろ」

「ちょ、バカにしないで! 僕はまだ男だし。あと数年待って♪」

「そういう問題じゃないだろ…。」

「どっちにしろ、僕はあの子に男だってバレてるから、あまり意味ないと思う。それに、別の意味でめんどくさくなっちゃうし」

(ほもぉ…)

「うーん、今すぐどうにかするのはちょっと厳しいな」

「わかった、ありがとう。また相談に乗ってくれ」

「おう、いつでも言えよ!」

「僕は新くんの味方だよ♪」

--------------------------------------------------------------------------------------

翌日、いったんその話はせず普通に過ごした。

ホームルームにて

「夏休み中に受けた模試の結果が帰ってきてるぞー。じゃあ相沢から…」

先生から模試の結果が返却される

「あ、そうだった。小山は別日に受けたから一番最後だったな」

「あ、はい」

そう言われ、女子の最後の生徒の後に結果を受け取ろうとすると、先生が呟く。

「へぇ、すごいねぇ。がんばってよ」

「は、はい…」

先生の意味深な発言のせいで、俺の成績に注目が集められた。

「あらた!早く見せろ!」昇が叫ぶ

「うっせ!」

とりあえず結果を確認すると、まさかのクラス1位だった。

「もったいぶるなって」昇が横から覗き込む

「お! あらたクラス1位じゃねぇか!」

「お前、大声で言うな!!」

ざわざわ…

クラス中から視線が集まる

久方ぶりに顔を真っ赤になるのを感じる。そそくさと席に戻り、結果を鞄にしまった。

前にいた学校は県で有名な進学校だった。そこでは大体クラスで15番、学年で60~90番を行き来していた。

別に難関大に行きたいわけではない。ただ自分のやりたい事が見つかった時にそれができればいいなという思いで普通に勉強していただけなんだけど、まさかクラスで1番になるとは思わなかった。

そして、また放課後がやってくる
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