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第一の世界
槍男と海の世界
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目が覚めると知らない天井だった。
ゆらゆらと揺れる水面の様な綺麗な模様の天井。
「目が覚めたのか」
声が聞こえた方に首を動かすと白い学ランの様なものを着ている青年がいた。
上までぴしっとボタンを締め姿勢良く立っているが物騒な槍の様なものを持っている。
でも驚いたのはそこではない。
ーーーアルビノだ。
青年の髪は銀とも白とも言えない綺麗な色だった。瞳は私よりは少し濃いシルバーカラー。
肩口で揃えられセンターで分けられたサラサラの髪。少しつり目で何だか漫画の生徒会長とかにこういったキャラがいそうだ。
ーーアルビノは結構珍しいと思っていたけど、思わぬ所で会ったわね
ぼーっとしたまま起き上がりもせずにそんな事を考えていると青年が口を開いた
「まだ意識がはっきりしないのか。医者の話では驚いたことによる気絶だと聞いていたのだが・・・」
無表情で淡々と話すイケメンにただただ
ーーゲームのキャラとしては悪くないけど推しにはならないわね
などと考えていた。
ふと、視線をずらすとなんだか保健室の様な所だった。ちょっと薬品臭いし多分そうだろう。
「あの、助けて頂いてありがとうございます。それとここはどこなのでしょうか」
流石にこのままではわからないことだらけなのでノロノロと起き上がり、ベッドの上で正座をして深々と頭を下げる。
「お前は何故あんな場所にいた」
ーーーあれ?私今ここどこか聞いたわよね?聞こえなかったのかしら?
そう思って首を傾げているとビュッという音と共に首に槍を突きつけられた
「っ!!!」
驚いて青年の顔を見ると相変わらずの無表情で淡々と「答えろ」と言った。
まてまてまてまて
物騒すぎるでしょこの人!
いくらイケメンでも槍はだめだって!
ていうかあんな場所にいた理由は私が1番知りたいわ!
思わず青年を睨むと青年は少し目を細め
「ほう・・・私に歯向かうのか」
と呟いた。
だめだ
こいつの好感度がだだ下がりだ。
でも鮫に食べられそうな所を助けてくれたのは多分こいつだ。
一応日本人としてお礼の気持ちはしっかり持たねば。
「あの、気がついたらあそこにいて・・そしたら鮫が来て逃げようと思ったんです。本当にありがとうございました。」
そう伝えると青年は眉間に皺を作りながらとても面倒そうな顔をした。
「さめ・・?サルファの事か?そもそも自分の槍はどうした。それがあればサルファなどどうという事もないだろう。私はそんな事を聞いているのではない。
お前はどこの者だ。目的はなんだ。正直に答えろ。でないとここで今ここで貴様の喉を貫く」
ーーあ、だめだ。本当にだめだ。
私が不審者っぽいのは自分でも自覚があるから仕方ない。仕方ないから怪しまれるのはいいけど何というか平行線。疲れる。
この人私と絶対に合わない。でもこのまま黙ってたら多分本当に殺されそうだ。
「ほ、本当にわからないんです!私今日が二十歳の誕生日で、家でパーティして、最後にドレス見とこうかなと思ったら頭が痛くなってここにいたんです!本当なんです!」
必死に訴えると青年は小さく「フン」と馬鹿にしたように笑った。
これ絶対に信じてないやつだ・・せめて誰か話が通じる人が欲しい。
槍を突きつけられたまま青年を真っ直ぐに見つめると青年が小さく「ふぅん」と言っていた。だからなんなんだ。本当に失礼だ。
「ディードレーヤ様。それでは怯えて話をするどころではないのではないですか?」
声がした方を向くとこれまた色素の薄い少しグレーがかった猫っ毛な白い髪を短く切っているグレーの瞳のイケメンがいた。そしてまた白学ラン。
保健室と言い学ランといいここは学校なのだろうか。
そして槍の青年はディードレーヤと言う名前らしい。名前を考えると日本人ではなさそうだ。
「ラクナザスか。何故こんな所にいる。この者の処遇は私に一任されているので余計な口出しをするのではない。」
「いえいえ、わざわざ学園長の息子である貴方様がその様な事をなさる必要はありません。それにその者は例の者達との繋がりは無い事が判明致しましたので」
にっこりと微笑むラクナザスをディードレーヤが無表情で見つめた。
「貴様には言われたくないが・・・それが父上の御意志か」
そう言うと小さく舌打ちをして槍を引きラクナザスが入ってきたドアに向かい、出て行く直前にチラリとこちらを見てから出て行った。
「やあ、大丈夫だったかな素敵な髪色のお嬢さん。私はラクナザス。あなたのお名前を聞かせていただいても?」
ラクナザスが優し気に微笑みながらベッドの横に右足を立てて跪き、右手の平を上に向けながら左肩の辺りに置いた。
ディードレーヤとは違った勢いに押され気味になりながらも「凛花です・・・」と答えると「よろしく。りんか。私の事はラクナザスと。」と微笑みながら私の手の甲に軽くキスをした。
「?!?!」
驚いて手を引っ込めるとクスクスと笑いながら「見た目は立派な女性なのに恥じらう姿はまるで少女の様ですね」と言った。
何というかやめてほしい。心臓に悪い。日本で過ごした時はこんな事された事がないので本当に心臓に悪い。
「りんかも色々と不安があるとは思いますが、まずは状況を整理しましょう」
ラクナザスはそう言って近くにあった椅子に座り説明を始めた。
まず、ここは『海の世界』だと言う。
ここではいくつもの『世界』が存在し、様々な種族が住む世界があるがお互いの世界を行き来する事はまずない。
方法が無いわけではないがこれはこの世界の秘密なので方法がある事だけでもかなりの軍事機密だと言う事。元の世界で言うと天国、現世、地獄の関係性みたいなものだろうか。
そして海の世界では学園都市がいくつもあり、基本的に学生が多い。
日本の学ランと似ていると思ったものはやはりここの制服だったらしい。しかし日本の学校と違い入学や卒業の年齢がさほど決まっておらず年齢もバラバラだ。家庭を持つ人がいる事も珍しくなく、これはどの学園でもそうらしい。
それから海の世界の特徴。
まずは人の色彩。姿は私が知っている人と同じ様に見えるが皆色彩が薄いのだと言う。
髪や瞳の色は基本的に白系統で色彩が薄ければ薄いほど男女問わず美しいとされる。
そしてもちろん海の中でも話せるし息もできている。
ちなみに先程の槍男ディードレーヤはかなりの美丈夫らしい。
確かにイケメンだったが私ならあんな人の話を聞かない人とは関わりたくない。
そして海の世界の住人は偉大なる龍神族の末裔で皆その事を誇りに思っているらしい。
何でもはるか昔に龍神達が世界の均衡を揺るがす『破滅の乙女』を倒し、いつかまた復活するであろう破滅の乙女に対抗する力を備える為海底に学園都市を沢山作る事によって様々な方面からこの世界を守る事にしたらしい。そして私が今いるこの学園都市は1番古く、そして巨大らしい。
なのでこの世界の住人は男女問わず皆自分の槍を持っており、かなり戦闘能力は高いそうだ。
ちなみに龍神族と言うのは自由に様々な世界を行き来する事が出来、この世界だけでなく他の世界も合わせて全ての神なのだそうだ。
龍神族以外が他の世界に自由に渡る方法は一般的に無いとされ、世界を渡るなんていうのはお伽話のレベルでありえないらしい。
先程の『渡る方法』と言うのがどんなものかはわからないが、そんな重要な事を聞いてまたディードレーヤに槍を突きつけられるのは御免なのでできれば知らずに終わらせたい。
他にも、偉大な龍神族は3人いてこの世界をいつも見守ってくれている・・・など。
「言い伝えでは、破滅の乙女に対抗する『聖なる巫女』の力が世界を守ると言われていてね。
石版などに残っている古い伝承では聖なる巫女が純白の髪。破滅の乙女が漆黒の髪らしい。まあ生まれてから1度も漆黒の髪なんて見た事は無いけれどね。」
そう言うとラクナザスは立ち上がり「少し休憩しよう」と行ってどこかへ行ってしまった。
「うーん。とりあえず私も息ができている所を見ると海の世界に合わせた機能が備わったのかしら。なんてご都合主義な・・
助かったからいいけど、やっぱり夢ではないのよね」
そっと窓の外を見てみる。
全く見覚えのない白い建物が並んだ街並が見えた。ここは少し高い位置にあるらしい。
「地中海みたいね」
そう呟くと一気に不安が押し寄せてきた。
このまま帰れなかったらどうしよう
知らないどころか恐らく種族も違う人達に囲まれてやっていけるのだろうか
涙が出そうになるのをシーツをギュッと掴む事で何とか耐えた。
「りんか、お待たせ。」
そう言ってラクナザスは湯気の立つマグカップを2つとお皿に乗ったクッキーをトレイに乗せて帰ってきた。
「これは?」
聞いてみると温めたミルクにクッキーだと言う。どうやって海の中で牛が育つのかなど色々つっこみたい所ではあるが、
どうやら食べ物は問題なさそうだ。
ちなみにクッキーの方はあまり美味しくなかった。
ゆらゆらと揺れる水面の様な綺麗な模様の天井。
「目が覚めたのか」
声が聞こえた方に首を動かすと白い学ランの様なものを着ている青年がいた。
上までぴしっとボタンを締め姿勢良く立っているが物騒な槍の様なものを持っている。
でも驚いたのはそこではない。
ーーーアルビノだ。
青年の髪は銀とも白とも言えない綺麗な色だった。瞳は私よりは少し濃いシルバーカラー。
肩口で揃えられセンターで分けられたサラサラの髪。少しつり目で何だか漫画の生徒会長とかにこういったキャラがいそうだ。
ーーアルビノは結構珍しいと思っていたけど、思わぬ所で会ったわね
ぼーっとしたまま起き上がりもせずにそんな事を考えていると青年が口を開いた
「まだ意識がはっきりしないのか。医者の話では驚いたことによる気絶だと聞いていたのだが・・・」
無表情で淡々と話すイケメンにただただ
ーーゲームのキャラとしては悪くないけど推しにはならないわね
などと考えていた。
ふと、視線をずらすとなんだか保健室の様な所だった。ちょっと薬品臭いし多分そうだろう。
「あの、助けて頂いてありがとうございます。それとここはどこなのでしょうか」
流石にこのままではわからないことだらけなのでノロノロと起き上がり、ベッドの上で正座をして深々と頭を下げる。
「お前は何故あんな場所にいた」
ーーーあれ?私今ここどこか聞いたわよね?聞こえなかったのかしら?
そう思って首を傾げているとビュッという音と共に首に槍を突きつけられた
「っ!!!」
驚いて青年の顔を見ると相変わらずの無表情で淡々と「答えろ」と言った。
まてまてまてまて
物騒すぎるでしょこの人!
いくらイケメンでも槍はだめだって!
ていうかあんな場所にいた理由は私が1番知りたいわ!
思わず青年を睨むと青年は少し目を細め
「ほう・・・私に歯向かうのか」
と呟いた。
だめだ
こいつの好感度がだだ下がりだ。
でも鮫に食べられそうな所を助けてくれたのは多分こいつだ。
一応日本人としてお礼の気持ちはしっかり持たねば。
「あの、気がついたらあそこにいて・・そしたら鮫が来て逃げようと思ったんです。本当にありがとうございました。」
そう伝えると青年は眉間に皺を作りながらとても面倒そうな顔をした。
「さめ・・?サルファの事か?そもそも自分の槍はどうした。それがあればサルファなどどうという事もないだろう。私はそんな事を聞いているのではない。
お前はどこの者だ。目的はなんだ。正直に答えろ。でないとここで今ここで貴様の喉を貫く」
ーーあ、だめだ。本当にだめだ。
私が不審者っぽいのは自分でも自覚があるから仕方ない。仕方ないから怪しまれるのはいいけど何というか平行線。疲れる。
この人私と絶対に合わない。でもこのまま黙ってたら多分本当に殺されそうだ。
「ほ、本当にわからないんです!私今日が二十歳の誕生日で、家でパーティして、最後にドレス見とこうかなと思ったら頭が痛くなってここにいたんです!本当なんです!」
必死に訴えると青年は小さく「フン」と馬鹿にしたように笑った。
これ絶対に信じてないやつだ・・せめて誰か話が通じる人が欲しい。
槍を突きつけられたまま青年を真っ直ぐに見つめると青年が小さく「ふぅん」と言っていた。だからなんなんだ。本当に失礼だ。
「ディードレーヤ様。それでは怯えて話をするどころではないのではないですか?」
声がした方を向くとこれまた色素の薄い少しグレーがかった猫っ毛な白い髪を短く切っているグレーの瞳のイケメンがいた。そしてまた白学ラン。
保健室と言い学ランといいここは学校なのだろうか。
そして槍の青年はディードレーヤと言う名前らしい。名前を考えると日本人ではなさそうだ。
「ラクナザスか。何故こんな所にいる。この者の処遇は私に一任されているので余計な口出しをするのではない。」
「いえいえ、わざわざ学園長の息子である貴方様がその様な事をなさる必要はありません。それにその者は例の者達との繋がりは無い事が判明致しましたので」
にっこりと微笑むラクナザスをディードレーヤが無表情で見つめた。
「貴様には言われたくないが・・・それが父上の御意志か」
そう言うと小さく舌打ちをして槍を引きラクナザスが入ってきたドアに向かい、出て行く直前にチラリとこちらを見てから出て行った。
「やあ、大丈夫だったかな素敵な髪色のお嬢さん。私はラクナザス。あなたのお名前を聞かせていただいても?」
ラクナザスが優し気に微笑みながらベッドの横に右足を立てて跪き、右手の平を上に向けながら左肩の辺りに置いた。
ディードレーヤとは違った勢いに押され気味になりながらも「凛花です・・・」と答えると「よろしく。りんか。私の事はラクナザスと。」と微笑みながら私の手の甲に軽くキスをした。
「?!?!」
驚いて手を引っ込めるとクスクスと笑いながら「見た目は立派な女性なのに恥じらう姿はまるで少女の様ですね」と言った。
何というかやめてほしい。心臓に悪い。日本で過ごした時はこんな事された事がないので本当に心臓に悪い。
「りんかも色々と不安があるとは思いますが、まずは状況を整理しましょう」
ラクナザスはそう言って近くにあった椅子に座り説明を始めた。
まず、ここは『海の世界』だと言う。
ここではいくつもの『世界』が存在し、様々な種族が住む世界があるがお互いの世界を行き来する事はまずない。
方法が無いわけではないがこれはこの世界の秘密なので方法がある事だけでもかなりの軍事機密だと言う事。元の世界で言うと天国、現世、地獄の関係性みたいなものだろうか。
そして海の世界では学園都市がいくつもあり、基本的に学生が多い。
日本の学ランと似ていると思ったものはやはりここの制服だったらしい。しかし日本の学校と違い入学や卒業の年齢がさほど決まっておらず年齢もバラバラだ。家庭を持つ人がいる事も珍しくなく、これはどの学園でもそうらしい。
それから海の世界の特徴。
まずは人の色彩。姿は私が知っている人と同じ様に見えるが皆色彩が薄いのだと言う。
髪や瞳の色は基本的に白系統で色彩が薄ければ薄いほど男女問わず美しいとされる。
そしてもちろん海の中でも話せるし息もできている。
ちなみに先程の槍男ディードレーヤはかなりの美丈夫らしい。
確かにイケメンだったが私ならあんな人の話を聞かない人とは関わりたくない。
そして海の世界の住人は偉大なる龍神族の末裔で皆その事を誇りに思っているらしい。
何でもはるか昔に龍神達が世界の均衡を揺るがす『破滅の乙女』を倒し、いつかまた復活するであろう破滅の乙女に対抗する力を備える為海底に学園都市を沢山作る事によって様々な方面からこの世界を守る事にしたらしい。そして私が今いるこの学園都市は1番古く、そして巨大らしい。
なのでこの世界の住人は男女問わず皆自分の槍を持っており、かなり戦闘能力は高いそうだ。
ちなみに龍神族と言うのは自由に様々な世界を行き来する事が出来、この世界だけでなく他の世界も合わせて全ての神なのだそうだ。
龍神族以外が他の世界に自由に渡る方法は一般的に無いとされ、世界を渡るなんていうのはお伽話のレベルでありえないらしい。
先程の『渡る方法』と言うのがどんなものかはわからないが、そんな重要な事を聞いてまたディードレーヤに槍を突きつけられるのは御免なのでできれば知らずに終わらせたい。
他にも、偉大な龍神族は3人いてこの世界をいつも見守ってくれている・・・など。
「言い伝えでは、破滅の乙女に対抗する『聖なる巫女』の力が世界を守ると言われていてね。
石版などに残っている古い伝承では聖なる巫女が純白の髪。破滅の乙女が漆黒の髪らしい。まあ生まれてから1度も漆黒の髪なんて見た事は無いけれどね。」
そう言うとラクナザスは立ち上がり「少し休憩しよう」と行ってどこかへ行ってしまった。
「うーん。とりあえず私も息ができている所を見ると海の世界に合わせた機能が備わったのかしら。なんてご都合主義な・・
助かったからいいけど、やっぱり夢ではないのよね」
そっと窓の外を見てみる。
全く見覚えのない白い建物が並んだ街並が見えた。ここは少し高い位置にあるらしい。
「地中海みたいね」
そう呟くと一気に不安が押し寄せてきた。
このまま帰れなかったらどうしよう
知らないどころか恐らく種族も違う人達に囲まれてやっていけるのだろうか
涙が出そうになるのをシーツをギュッと掴む事で何とか耐えた。
「りんか、お待たせ。」
そう言ってラクナザスは湯気の立つマグカップを2つとお皿に乗ったクッキーをトレイに乗せて帰ってきた。
「これは?」
聞いてみると温めたミルクにクッキーだと言う。どうやって海の中で牛が育つのかなど色々つっこみたい所ではあるが、
どうやら食べ物は問題なさそうだ。
ちなみにクッキーの方はあまり美味しくなかった。
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