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第7話:トキメキ文化祭(その9)
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すると西森も「ハッ」としたのか、
「あっ!?
違います、違います!
深い意味は無くて、ただ単に、本当に片付いているのかどうか気になっただけで、先生の家に行きたい、とかそんなんじゃないですから!」
とあわてて否定する。
そうだよな・・・。
おれと西森が『教師×生徒』という関係で無ければ、彼氏の部屋に彼女が遊びに来ることは何の問題も無いけれど、今の立場では、そうもいかないからな・・・。
でも・・・
おれは、真っ赤になってうつむいている西森に、
「いいよ、いつでもおいで。
待ってるから」
と言った。
「え?」
西森が驚いて顔を上げる。
おれが愛おしそうにその顔を見つめ、西森もおれの顔を見つめていた時、
「あ~、疲れた」
と声がした瞬間、山根先生がドアを開け中に入って来た。
「!?」
別に西森と抱き合っていたわけでもないのに、めちゃくちゃビックリして振り返ってしまったので、山根先生は目をパチクリしながらこちらを見ている。
思わず、
「お、お、お帰りなさい・・・」
と言ってしまった。
オロオロしているおれの様子を見た山根先生は、ソッとドアを閉めながら、
「失礼しました・・・」
と言って出ていこうとしたので、
「ちょっ、ちょっと!!
山根先生、待ってくださいよ!!」
と、あわてて追いかけた。
「あっ!?
違います、違います!
深い意味は無くて、ただ単に、本当に片付いているのかどうか気になっただけで、先生の家に行きたい、とかそんなんじゃないですから!」
とあわてて否定する。
そうだよな・・・。
おれと西森が『教師×生徒』という関係で無ければ、彼氏の部屋に彼女が遊びに来ることは何の問題も無いけれど、今の立場では、そうもいかないからな・・・。
でも・・・
おれは、真っ赤になってうつむいている西森に、
「いいよ、いつでもおいで。
待ってるから」
と言った。
「え?」
西森が驚いて顔を上げる。
おれが愛おしそうにその顔を見つめ、西森もおれの顔を見つめていた時、
「あ~、疲れた」
と声がした瞬間、山根先生がドアを開け中に入って来た。
「!?」
別に西森と抱き合っていたわけでもないのに、めちゃくちゃビックリして振り返ってしまったので、山根先生は目をパチクリしながらこちらを見ている。
思わず、
「お、お、お帰りなさい・・・」
と言ってしまった。
オロオロしているおれの様子を見た山根先生は、ソッとドアを閉めながら、
「失礼しました・・・」
と言って出ていこうとしたので、
「ちょっ、ちょっと!!
山根先生、待ってくださいよ!!」
と、あわてて追いかけた。
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