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春疾風がおさまって、春爛漫
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千歳の母がドタキャンしてから一ヶ月。千歳と僕は千歳の母と会えることになったが、今、僕が目の当たりにしているのは、千歳とその母親との口論で。
「あんた、会社を辞めたってどういうことよ!お母さんますます親戚の人たちにと顔合わすの辛くなるじゃないの!そんなにお母さん苛めて楽しいの?この、親不孝娘!!」
「お母さんが、親戚の人に言わなければバレないことでしょ。自分から言って回るほうがどうかしてる。」
「まぁぁぁ!どうかしてるですって?!親になんて口の聞き方っ。そんな風に育てた覚えはありませんっ」
「残念ながらそう育てられて、こんな口の聞き方をしていますが。」
よくもまぁ、ぽんぽんとお互いに出るものだと喧嘩をする二人を見ていた僕だが、そろそろ母親の金切り声に頭痛がしてきたため口をだした。
「お母さん。もうそろそろそのくらいにしたらどうですか?クビになった訳ではありませんし、それにお母さんも会社をやめて再就職して貰いたかったのでしょう?良いじゃないですか。」
「よくありませんよ!この娘は小さい頃から色んな習い事をさせても長続きしなかったんです!すぐ途中で放り出す娘なんです。それに、再就職先で噂になるじゃないですか。あの娘、前の会社を辞めてうちにきたって。会社を辞めて次にいくだなんて、どうせ長続きしないっていう目で見られるんです!」
一つ返すと三つぐらいで返ってくる。そして、今関係のないことを持ち出して引き合いにだしてくる。"今"を話す千歳に"昔"を持ち出して怒るのは、娘である千歳が話しにならないと母親を称するのが僕はわかった。
「昔を持ち出して千歳さんを怒るのは良くないことですよ。昔のことばかり回顧して今が変わるんですか?そんなことないでしょう?
辞める原因があったと思わなかったんですか?また、会社ですが、短いスパンで渡り歩くのは確かに心象は良くありません。でも、千歳さんはまだ一回です。一回ぐらいじゃ今の会社はどうも思いませんよ。昔の千歳さんより今の千歳さんを見てあげてください。母親なら娘の幸せを願ってるんですよね?」
僕が優しく母親を諌めると母親の目から涙が溢れてきて泣き出してしまった。
僕の隣で見ている千歳に、泣かしちゃった。どうしようっって助けるを求めるが千歳はほっとけというアクション。
五分後、泣き止んだ母親は、僕に頭を下げて詫びた。が、この母親そう簡単に変わる人ではなかった。
「国重さん...でしたよね?本当にこんな不出来な娘で宜しいんですか?あなたのような人でしたらうちのこんなのよりもっといいお嬢さんと結婚できると思いますよ。それに、頂いた名刺、こんなに立派な会社にお勤めになっているんですもの、やっぱりいい大学でないと入れないのでしょう?それならやっぱりうちの千歳にはもったいないですもの。今ならまだ遅くないので、千歳と別れていいお嬢さんと結婚なさったら?」
母親が僕に頭を下げたのは客をほったらかしにし、客の前で娘と口論をしたことについてであった。そして、その矛先が、娘から客に代わっただけであった。
「失礼ですけど、テレビ局というのは、どのくらい、月のいただけるんですか?」
僕がにこにこしているのをいいことに母親は下種な質問をしてきた。これにはさすがに千歳は腹に据えかねて、身を乗り出すと、僕はぐっと千歳の服をひっぱった。
「残念ながら僕は無学ですよ。会社系列の専門学校を出ただけですから。就職先もどこも落ちましてね、行き先に困っていたら担任が、今の会社を受けるよう言ってきたんです。そのときの僕はテレビ局なんて勤める気さらさらなかったんですけど、今は感謝しています。こうして千歳さんとも出会えましたし。
お母さんが気にしているお給料ですけど、千歳さんが働かなくてもいいくらいは頂いています。もちろん将来子供が出来たら、今の環境を壊さないで維持出きるくらいのものですが。」
僕の無学について母親の目が光ったが、会社系列の..という言葉にまたいい顔をしていた。その母親は何度も千歳で良いのか繰り返し、とうとう僕は我慢出来なくなり声を低めた。
「お母さん、何度も千歳さんを貶していますが、僕は千歳さんを結婚相手に選びました。まだ籍を入れていないとはいえ、千歳さんの肉親でも大事な人を何度も貶されるほど僕は出来た男ではありませんよ。昔のことを持ち出しても、過去は変わらないし、今も変わりません。お母さんが答えるのはひとつです。結婚を許してくださいますね?」
僕の雰囲気に気圧されるように母親は頷くのをみると僕は表情を緩め、婚姻届を出してきて、証人欄に署名を促す。
母親の署名をもらい、僕はこれ以上の長居は失礼だからと言って千歳を伴って実家をあとにした。
家に帰りつき、お茶を飲むまで2人は無言だった。
「千歳、今日の僕、とても頑張ったと思うんだ。」
リビングに置いてあるソファにぐったりと横になる国重さんが自分の分のお茶を淹れている千歳に訴える。
「うちの母親が本当にごめんなさい。」
「千歳は悪くないし。そんなことより、ご褒美欲しいんだけど。」
千歳は疲れきった国重さんを癒すためならと腕まくりをしたら、とんでもないことを要求された。
「ブライダルインナーだけを身につけて、ここにきて。」
なぜ国重さんにブライダルインナーの存在がバレたのかわからない。けど、着ていかないと何をされるかわからない。千歳はウォークインクローゼットの中で悩んだ挙句、身につけて国重さんの待つリビングに戻った。
ソファに横になる国重さんに千歳はおずおずと近付く。横になって目を閉じている様子に母親との対峙で疲れて寝ているのかと覗き込んだら、ソファの腕置きに置いていた千歳の手を引っ張られ、横になっている国重さんの上に倒れこんだ。
「へー。これがドレスの下に着る下着なんだね。僕に内緒にするなんて駄目じゃない。僕も調べれば分かるんだからね。検索したときはシンプルなものばかりだったけど、レースに飾られて可愛いね。」
ビスチェの手触りを確かめるようにするりするりと撫でていく。
「なんか、谷間が凄い盛り上がってるんだけど。」
普通の下着よりホールド力と持ち上げがあるため豊かな千歳の乳房がさらに強調されて国重さんの目を楽しませている。
「補正下着だから、そういうもので、あっ..!」
盛り上がった谷間に国重さんは指を一本埋めてみた。がっちりと両脇からホールドされているそこは暑く汗ばみ指を柔らかく締め付ける。まるで千歳の膣内のように。ずりずりと指を出し入れする国重さんの行為に千歳が声を漏らした。
「俺の指をおっぱいに挟んで出し入れするだけで感じちゃったの?」
「んっ、あ、ちが...っ」
「それとも、ここで俺のをパイズリしたことを思い出した?」
国重さんの上にいる千歳の顔を見上げると気まずそうに目を背ける千歳がいる。
「えっち。」
そういうとビスチェのぶ厚いカップにがぶりと噛み付いた。遠慮なく歯を立てると千歳の身体がびくりと動く。
「あっ、や、...汚れちゃうから直接...」
こりこりと歯にあたるソレを噛み続ける。
「直接?舐めて欲しいの?随分大胆になったねぇ。じゃあ、自分で脱いで、俺の舌が当たるところに持っておいで。」
国重さんは、ほら、と言うようにしたを突き出す。千歳は国重さんの身体の上で背中にあるビスチェのホックを外していき、身体をしめつけ、胸をおしあげていたビスチェをソファの下へ落とした。そして、舌を出して待つ国重さんの上にゆっくりと覆いかぶさり舌に乳房の先があたるようにする。千歳の乳房が舌にあたるまで国重さんは動かずにいた。
「ああっ!ふ、あっ、あっ!」
つんと尖った乳首が舌に触れると、己の口の中に向かい入れ、優しく吸い付く。
千歳は乳房から伝わる快感に背中が反り、ちゅぱっという音を立てて国重さんの咥内から乳首が出てしまった。
「千歳は乳首をこりこりしてもらうのが好きだったね。」
啓は千歳の乳房に手を添えて乳輪を舌でなぞったり、舌先にあたる乳首の硬さをこりこりと舌先で楽しむ。
「やぁ、っあぁ!」
千歳は自分から舐めさせているかのようなやらしい体勢にとろりと零れるものを感じ腰をあげた。そこに国重さんが、膝を立てぐりっと入り口にあててきた。ちゅくちゅくと乳首を弄びながら、程よい力加減で入り口を膝で押してくる。
「あっ、あ、あぁっ」
「ここも触って欲しいなら...わかるよね?」
みなまで言わず国重さんは千歳が動くのを待つ。
千歳はパンティーも脱ぐとガーターベルトとそこに繋がるストッキング姿になり、寝そべる国重さんの顔の横に膝をついて跨いだ。
自分の顔を跨いで恥部を舐めさせる千歳を見上げる国重さんと、恥部を舐めさせている国重さんを見下ろし、喘ぐ千歳。まっすぐに見つめてくる視線に恥ずかしくなった千歳は、腰をあげると国重さんは、蕩けてばっくりと開く膣穴に舌を入れてぐぽぐぽと出し入れをさせた。これだと千歳の気持ちいいところに届かないので、千歳に言った。
「こら、腰をあげたら千歳のイイトコロに届かないよ。もっと腰を下ろしてごらん。奥に届くから。」
促されるように千歳が腰を下ろすと、千歳のイイトコロに舌をあてて、舐めこすった。
「あっ!奥っ!あっ、ああッ、あっ!」
国重さんの顔に恥部を押し付けて、びくびくと震え軽く達した千歳の身体は力が抜けて国重さんの顔に尻を向けたまま身体の上に落ちた。
しばらく国重さんの身体の上で息を整えていた千歳は国重さんの足元へと移動して、身につけているカーゴパンツとボクサーパンツをずりさげた。ぼろんと転び出てきた肉棒を両手で乳房を寄せて挟み込むと、ぐにゅぐにゅと乳房を左右に揺すって刺激を与える。
「はっあ...っ、はっはっ、はぁ」
にゅるにゅると乳房で弄る肉棒に千歳が蕩けた表情で国重さんを見上げる。
「ひーちゃん...。欲しい..挿れたい..。挿れて..?」
国重さんはソファの隙間からスキンを出しとパッケージから取り出すと、肉棒にくるくると被せた。そしてそのまま動きをとめた国重さんに千歳は動く気配はない。
「千歳が挿れるんだよ。これは俺へのご褒美なんだから。」
動かないことを知ると、千歳は腰を跨ぎスキンを被った肉棒に手を添えて、ゆっくりと腰をおとしたが最初は、スキンについていた粘りか、それとも千歳が滴らせている蜜液かが滑って上手く膣穴に入らず擦るだけだった千歳は困って、その様子をずっと愉しく見遣っている国重さんが自分の肉棒に手を添えて膣穴へ導いたので腰を落とし、少しずつ膣穴へ肉棒を飲み込んでいく。
「あぁぁぁぁっあ、あっ」
ちゅぷっ、と音を立てて千歳の膣内に埋め込まれていく肉棒に千歳は身体を震わせて軽く達した。
国重さんは千歳のしめつけに途中までしか入っていない肉棒を下から突き上げて奥まで叩き込んだ。
「あぁぁ!」
国重さんそれまでだらりと下げていた手を千歳の太ももに置き、下から激しく突き上げる。ごつり、ごつり、と肉棒の先にあたる子宮口を抉る。
「奥っふ、ぁ...あ!あっ、あ、ン、あん!」
突き上げては落ちてくる千歳の揺れに豊かな乳房がゆっさゆっさと揺れる、国重さんは下から手を伸ばし乳首を人差し指で弄った。
「はっ、あっ、それ、だめっ、だめぇ、あっ、ん、んっあぁぁンっ」
断続的に送り込まれる刺激に千歳は腰を押し付けて仰け反り達するが、一拍遅れて何度か腰を突き上げスキン越しに白濁を千歳の膣内に吐き出した。
「は、...あっ、あっ、あ、でて、る..」
膣内でどく、どくと肉棒が動くのがわかる。千歳は自分の膣内で脈動しながらスキン越しに白濁を出す国重さんの肉棒を感じながら国重さんの上に倒れこんだ。
「はぁ、...はっ、..はぁ、ひーちゃんのご褒美になった?」
まだおさまらない荒い息のなか、千歳が上から見てくるので、国重さんは口づけでその答えに答えた。
それから四ヵ月後。鏡にうつる自分の姿を見て色んなことがあったなぁと思い出し笑いをしていると、鏡にうつる自分の姿に国重さんがうつり込んでいた。
「式の前に会ったらだめなんだよ。」
「何があっても千歳のことを離せそうにないから大丈夫。ね、鏡見ながら何で笑ってたの?」
「ひーちゃんに会ってからのことを思い出してた。ひーちゃんのお陰で好きっていう気持ちを知れたし。あの日から私の人生が良い方に変わったと思うの。ゲレンデの魔法みたい。」
そう笑う千歳に国重さんも自分が変わったことを伝える。
「僕も大事なものが出来て、色んなものに向き合い姿勢が変わったよ。思いやりと優しさを他者に向けることもね。」
千歳の唇にキスを落とそうとしたら、咳払いが入った。二人で音のするほうを見るとスタッフがじろり、と国重さんのことを睨んでいた。
「スタッフを騙して花嫁の控え室に入るだなんてやめてください。あと、花嫁が綺麗で可愛いのは分かりますが、口紅がとれる行為は本番までとっておいてください。もう、お時間ですから、もう少し我慢してください。」
ここのスタッフにはエステでもお世話になっていて、エステの日のたびに国重さんがつけた紅いアトを見られていたので、千歳が溺愛されているのは丸分かりなのだ。
スタッフに連れられていく国重さんを見送り千歳も準備をする。
教会の扉の前には何年かぶりに見る父がいた。千歳の姿を見るなり目を潤ませて小さな声で"おめでとう"と言ってくれた。小さいときに繋いだっきりの父の手。今は腕を組んで父の手から中でまつ国重さんの手に渡されると思うと、過ごした時間が短い父親でも寂しくなる。
スタッフの合図で目の前の扉が大きく開かれた。太陽の光がバージンロードを作り、国重さんの待つところまで光りが伸びている。千歳は、未来に光る道に一歩を踏み出した。国重さんと作る太陽みたいな明るい未来に。
「あんた、会社を辞めたってどういうことよ!お母さんますます親戚の人たちにと顔合わすの辛くなるじゃないの!そんなにお母さん苛めて楽しいの?この、親不孝娘!!」
「お母さんが、親戚の人に言わなければバレないことでしょ。自分から言って回るほうがどうかしてる。」
「まぁぁぁ!どうかしてるですって?!親になんて口の聞き方っ。そんな風に育てた覚えはありませんっ」
「残念ながらそう育てられて、こんな口の聞き方をしていますが。」
よくもまぁ、ぽんぽんとお互いに出るものだと喧嘩をする二人を見ていた僕だが、そろそろ母親の金切り声に頭痛がしてきたため口をだした。
「お母さん。もうそろそろそのくらいにしたらどうですか?クビになった訳ではありませんし、それにお母さんも会社をやめて再就職して貰いたかったのでしょう?良いじゃないですか。」
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一つ返すと三つぐらいで返ってくる。そして、今関係のないことを持ち出して引き合いにだしてくる。"今"を話す千歳に"昔"を持ち出して怒るのは、娘である千歳が話しにならないと母親を称するのが僕はわかった。
「昔を持ち出して千歳さんを怒るのは良くないことですよ。昔のことばかり回顧して今が変わるんですか?そんなことないでしょう?
辞める原因があったと思わなかったんですか?また、会社ですが、短いスパンで渡り歩くのは確かに心象は良くありません。でも、千歳さんはまだ一回です。一回ぐらいじゃ今の会社はどうも思いませんよ。昔の千歳さんより今の千歳さんを見てあげてください。母親なら娘の幸せを願ってるんですよね?」
僕が優しく母親を諌めると母親の目から涙が溢れてきて泣き出してしまった。
僕の隣で見ている千歳に、泣かしちゃった。どうしようっって助けるを求めるが千歳はほっとけというアクション。
五分後、泣き止んだ母親は、僕に頭を下げて詫びた。が、この母親そう簡単に変わる人ではなかった。
「国重さん...でしたよね?本当にこんな不出来な娘で宜しいんですか?あなたのような人でしたらうちのこんなのよりもっといいお嬢さんと結婚できると思いますよ。それに、頂いた名刺、こんなに立派な会社にお勤めになっているんですもの、やっぱりいい大学でないと入れないのでしょう?それならやっぱりうちの千歳にはもったいないですもの。今ならまだ遅くないので、千歳と別れていいお嬢さんと結婚なさったら?」
母親が僕に頭を下げたのは客をほったらかしにし、客の前で娘と口論をしたことについてであった。そして、その矛先が、娘から客に代わっただけであった。
「失礼ですけど、テレビ局というのは、どのくらい、月のいただけるんですか?」
僕がにこにこしているのをいいことに母親は下種な質問をしてきた。これにはさすがに千歳は腹に据えかねて、身を乗り出すと、僕はぐっと千歳の服をひっぱった。
「残念ながら僕は無学ですよ。会社系列の専門学校を出ただけですから。就職先もどこも落ちましてね、行き先に困っていたら担任が、今の会社を受けるよう言ってきたんです。そのときの僕はテレビ局なんて勤める気さらさらなかったんですけど、今は感謝しています。こうして千歳さんとも出会えましたし。
お母さんが気にしているお給料ですけど、千歳さんが働かなくてもいいくらいは頂いています。もちろん将来子供が出来たら、今の環境を壊さないで維持出きるくらいのものですが。」
僕の無学について母親の目が光ったが、会社系列の..という言葉にまたいい顔をしていた。その母親は何度も千歳で良いのか繰り返し、とうとう僕は我慢出来なくなり声を低めた。
「お母さん、何度も千歳さんを貶していますが、僕は千歳さんを結婚相手に選びました。まだ籍を入れていないとはいえ、千歳さんの肉親でも大事な人を何度も貶されるほど僕は出来た男ではありませんよ。昔のことを持ち出しても、過去は変わらないし、今も変わりません。お母さんが答えるのはひとつです。結婚を許してくださいますね?」
僕の雰囲気に気圧されるように母親は頷くのをみると僕は表情を緩め、婚姻届を出してきて、証人欄に署名を促す。
母親の署名をもらい、僕はこれ以上の長居は失礼だからと言って千歳を伴って実家をあとにした。
家に帰りつき、お茶を飲むまで2人は無言だった。
「千歳、今日の僕、とても頑張ったと思うんだ。」
リビングに置いてあるソファにぐったりと横になる国重さんが自分の分のお茶を淹れている千歳に訴える。
「うちの母親が本当にごめんなさい。」
「千歳は悪くないし。そんなことより、ご褒美欲しいんだけど。」
千歳は疲れきった国重さんを癒すためならと腕まくりをしたら、とんでもないことを要求された。
「ブライダルインナーだけを身につけて、ここにきて。」
なぜ国重さんにブライダルインナーの存在がバレたのかわからない。けど、着ていかないと何をされるかわからない。千歳はウォークインクローゼットの中で悩んだ挙句、身につけて国重さんの待つリビングに戻った。
ソファに横になる国重さんに千歳はおずおずと近付く。横になって目を閉じている様子に母親との対峙で疲れて寝ているのかと覗き込んだら、ソファの腕置きに置いていた千歳の手を引っ張られ、横になっている国重さんの上に倒れこんだ。
「へー。これがドレスの下に着る下着なんだね。僕に内緒にするなんて駄目じゃない。僕も調べれば分かるんだからね。検索したときはシンプルなものばかりだったけど、レースに飾られて可愛いね。」
ビスチェの手触りを確かめるようにするりするりと撫でていく。
「なんか、谷間が凄い盛り上がってるんだけど。」
普通の下着よりホールド力と持ち上げがあるため豊かな千歳の乳房がさらに強調されて国重さんの目を楽しませている。
「補正下着だから、そういうもので、あっ..!」
盛り上がった谷間に国重さんは指を一本埋めてみた。がっちりと両脇からホールドされているそこは暑く汗ばみ指を柔らかく締め付ける。まるで千歳の膣内のように。ずりずりと指を出し入れする国重さんの行為に千歳が声を漏らした。
「俺の指をおっぱいに挟んで出し入れするだけで感じちゃったの?」
「んっ、あ、ちが...っ」
「それとも、ここで俺のをパイズリしたことを思い出した?」
国重さんの上にいる千歳の顔を見上げると気まずそうに目を背ける千歳がいる。
「えっち。」
そういうとビスチェのぶ厚いカップにがぶりと噛み付いた。遠慮なく歯を立てると千歳の身体がびくりと動く。
「あっ、や、...汚れちゃうから直接...」
こりこりと歯にあたるソレを噛み続ける。
「直接?舐めて欲しいの?随分大胆になったねぇ。じゃあ、自分で脱いで、俺の舌が当たるところに持っておいで。」
国重さんは、ほら、と言うようにしたを突き出す。千歳は国重さんの身体の上で背中にあるビスチェのホックを外していき、身体をしめつけ、胸をおしあげていたビスチェをソファの下へ落とした。そして、舌を出して待つ国重さんの上にゆっくりと覆いかぶさり舌に乳房の先があたるようにする。千歳の乳房が舌にあたるまで国重さんは動かずにいた。
「ああっ!ふ、あっ、あっ!」
つんと尖った乳首が舌に触れると、己の口の中に向かい入れ、優しく吸い付く。
千歳は乳房から伝わる快感に背中が反り、ちゅぱっという音を立てて国重さんの咥内から乳首が出てしまった。
「千歳は乳首をこりこりしてもらうのが好きだったね。」
啓は千歳の乳房に手を添えて乳輪を舌でなぞったり、舌先にあたる乳首の硬さをこりこりと舌先で楽しむ。
「やぁ、っあぁ!」
千歳は自分から舐めさせているかのようなやらしい体勢にとろりと零れるものを感じ腰をあげた。そこに国重さんが、膝を立てぐりっと入り口にあててきた。ちゅくちゅくと乳首を弄びながら、程よい力加減で入り口を膝で押してくる。
「あっ、あ、あぁっ」
「ここも触って欲しいなら...わかるよね?」
みなまで言わず国重さんは千歳が動くのを待つ。
千歳はパンティーも脱ぐとガーターベルトとそこに繋がるストッキング姿になり、寝そべる国重さんの顔の横に膝をついて跨いだ。
自分の顔を跨いで恥部を舐めさせる千歳を見上げる国重さんと、恥部を舐めさせている国重さんを見下ろし、喘ぐ千歳。まっすぐに見つめてくる視線に恥ずかしくなった千歳は、腰をあげると国重さんは、蕩けてばっくりと開く膣穴に舌を入れてぐぽぐぽと出し入れをさせた。これだと千歳の気持ちいいところに届かないので、千歳に言った。
「こら、腰をあげたら千歳のイイトコロに届かないよ。もっと腰を下ろしてごらん。奥に届くから。」
促されるように千歳が腰を下ろすと、千歳のイイトコロに舌をあてて、舐めこすった。
「あっ!奥っ!あっ、ああッ、あっ!」
国重さんの顔に恥部を押し付けて、びくびくと震え軽く達した千歳の身体は力が抜けて国重さんの顔に尻を向けたまま身体の上に落ちた。
しばらく国重さんの身体の上で息を整えていた千歳は国重さんの足元へと移動して、身につけているカーゴパンツとボクサーパンツをずりさげた。ぼろんと転び出てきた肉棒を両手で乳房を寄せて挟み込むと、ぐにゅぐにゅと乳房を左右に揺すって刺激を与える。
「はっあ...っ、はっはっ、はぁ」
にゅるにゅると乳房で弄る肉棒に千歳が蕩けた表情で国重さんを見上げる。
「ひーちゃん...。欲しい..挿れたい..。挿れて..?」
国重さんはソファの隙間からスキンを出しとパッケージから取り出すと、肉棒にくるくると被せた。そしてそのまま動きをとめた国重さんに千歳は動く気配はない。
「千歳が挿れるんだよ。これは俺へのご褒美なんだから。」
動かないことを知ると、千歳は腰を跨ぎスキンを被った肉棒に手を添えて、ゆっくりと腰をおとしたが最初は、スキンについていた粘りか、それとも千歳が滴らせている蜜液かが滑って上手く膣穴に入らず擦るだけだった千歳は困って、その様子をずっと愉しく見遣っている国重さんが自分の肉棒に手を添えて膣穴へ導いたので腰を落とし、少しずつ膣穴へ肉棒を飲み込んでいく。
「あぁぁぁぁっあ、あっ」
ちゅぷっ、と音を立てて千歳の膣内に埋め込まれていく肉棒に千歳は身体を震わせて軽く達した。
国重さんは千歳のしめつけに途中までしか入っていない肉棒を下から突き上げて奥まで叩き込んだ。
「あぁぁ!」
国重さんそれまでだらりと下げていた手を千歳の太ももに置き、下から激しく突き上げる。ごつり、ごつり、と肉棒の先にあたる子宮口を抉る。
「奥っふ、ぁ...あ!あっ、あ、ン、あん!」
突き上げては落ちてくる千歳の揺れに豊かな乳房がゆっさゆっさと揺れる、国重さんは下から手を伸ばし乳首を人差し指で弄った。
「はっ、あっ、それ、だめっ、だめぇ、あっ、ん、んっあぁぁンっ」
断続的に送り込まれる刺激に千歳は腰を押し付けて仰け反り達するが、一拍遅れて何度か腰を突き上げスキン越しに白濁を千歳の膣内に吐き出した。
「は、...あっ、あっ、あ、でて、る..」
膣内でどく、どくと肉棒が動くのがわかる。千歳は自分の膣内で脈動しながらスキン越しに白濁を出す国重さんの肉棒を感じながら国重さんの上に倒れこんだ。
「はぁ、...はっ、..はぁ、ひーちゃんのご褒美になった?」
まだおさまらない荒い息のなか、千歳が上から見てくるので、国重さんは口づけでその答えに答えた。
それから四ヵ月後。鏡にうつる自分の姿を見て色んなことがあったなぁと思い出し笑いをしていると、鏡にうつる自分の姿に国重さんがうつり込んでいた。
「式の前に会ったらだめなんだよ。」
「何があっても千歳のことを離せそうにないから大丈夫。ね、鏡見ながら何で笑ってたの?」
「ひーちゃんに会ってからのことを思い出してた。ひーちゃんのお陰で好きっていう気持ちを知れたし。あの日から私の人生が良い方に変わったと思うの。ゲレンデの魔法みたい。」
そう笑う千歳に国重さんも自分が変わったことを伝える。
「僕も大事なものが出来て、色んなものに向き合い姿勢が変わったよ。思いやりと優しさを他者に向けることもね。」
千歳の唇にキスを落とそうとしたら、咳払いが入った。二人で音のするほうを見るとスタッフがじろり、と国重さんのことを睨んでいた。
「スタッフを騙して花嫁の控え室に入るだなんてやめてください。あと、花嫁が綺麗で可愛いのは分かりますが、口紅がとれる行為は本番までとっておいてください。もう、お時間ですから、もう少し我慢してください。」
ここのスタッフにはエステでもお世話になっていて、エステの日のたびに国重さんがつけた紅いアトを見られていたので、千歳が溺愛されているのは丸分かりなのだ。
スタッフに連れられていく国重さんを見送り千歳も準備をする。
教会の扉の前には何年かぶりに見る父がいた。千歳の姿を見るなり目を潤ませて小さな声で"おめでとう"と言ってくれた。小さいときに繋いだっきりの父の手。今は腕を組んで父の手から中でまつ国重さんの手に渡されると思うと、過ごした時間が短い父親でも寂しくなる。
スタッフの合図で目の前の扉が大きく開かれた。太陽の光がバージンロードを作り、国重さんの待つところまで光りが伸びている。千歳は、未来に光る道に一歩を踏み出した。国重さんと作る太陽みたいな明るい未来に。
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