8 / 448
1-2.旅に出たい
1
今日はルークとシャノンと3人で迷宮攻略してる
中級の20階層にあるボス部屋の扉を開けて目に飛び込んできたのは、全長3m弱のデカい熊2頭
火熊(ファイアベア)と氷熊(フローズンベア)
どちらもCランクの魔物だ
「お前たちは火熊を頼む」
「分かった」
「うん」
魔法の属性から考えて俺と火熊は同属性
倒せなくはないけど面倒だ
その点シャノンは氷属性を持ってるから氷熊とは同属性だ
押し足りない分はルークが補助するだろう
そう考えながら俺は氷熊と対峙する
一般的なパーティーは4~5人で組まれる
そのメンバーの平均ランクがパーティーランクで、ランクの1つ上のランクの依頼まで受けることが出来る
迷宮の踏破推奨パーティーランクは初級がCランク、中級がBランク、上級がAランクだ
俺は今Bランクで2人はCランク、通常より少ない人数で、さらに踏破推奨のパーティーランクも満たしてない
でもここは中級とはいえ20層、俺達なら問題ないはず
「おっと…」
そんなことを考えていたら氷熊が俺の足元を凍らせようと魔法を放ってきた
それを避けて氷熊の周囲に炎の壁を作る
母さんに教えてもらったファイアウォールだ
火熊の方を見るとシャノンが足元を凍らせていた
「まぁ、当然だな」
再び氷熊に視線を戻す
「グォ…」
恨めしそうな、怒りの籠った目で俺を見ていた
次の瞬間ファイアウォールを突き破って複数の氷の刃が飛んで来た
「!」
咄嗟に風魔法で軌道をかえたもののちょっとヤバかった…
「このヤロ…」
氷熊は今のうちにとファイアウォールを消滅させるべく消火しようとしていた
「させるか」
ファイアウォールの火力を高めて強化する
普通なら赤い炎だけど俺も母さんも青い炎を操る
これは前世の知識のおかげだ
『反射(生活に必要最低限の無害な力を除いた全ての物質を反射する)』
身を守る結界のようなものを発動して氷熊に飛び掛かる
ミスリルの剣に炎を乗せてその首に振り下ろした
“ザッ…”
鈍い音がした
「かてーな…」
首が半分ほど切れたところで剣が止まった
骨、丈夫過ぎんだろ?俺の腕の方がしびれてるし…
この剣、切れ味はいいはずなんだけどなぁ
氷熊はうめき声を上げながら両手を振り回す
首が半分もげてんのにここまで動くか?
「げ…」
振り回す指の先から魔法が放たれるのがわかった
『相殺(攻撃を反対属性の物質で相殺する)』
空気中の水分を圧縮して反射を属性強化する
氷熊が放った魔法は半分は相殺され、残りは反射して氷熊を襲った
『身体強化(細胞レベルで強化)』
腕を強化してから再び剣に炎をまとわせる
「終わりだ!」
途中で止まっていた剣を無理やり振り切ると氷熊の頭が地面に転がった
「あっちは?」
ドロップに変わったのを確認して2人の方を見る
「手伝うか?」
2人とも傷を負っているのが分かる
まぁ、致命傷ではないけど
「休んでて」
ルークはそれだけ言って振り回される手の片方を切り落とした
双子だけあって連携はお手の物だ
言葉に出さずとも互いにどう動くのかわかってるようにも見える
俺はそれが昔から羨ましかった
「シャノン、ルークの剣に水魔法を纏わせろ」
「!分かった」
動きの連携はとっても技の連携は考えたことも無かったらしい
まぁ、普通は他人の魔力と連携させるなんて考えないか
でも2人とも同種の魔力を持ってるから出来るはずなんだけどな
なんなら俺でも2人の武器や装備に魔力を乗せることは出来るはず
それが出来なくても念動力なら確実に可能だし
「シャノン、ルークに身体強化。ルークはスキル使って首を狙え」
言われたまま動く二人の前にはその直後、ドロップ品が転がっていた
中級の20階層にあるボス部屋の扉を開けて目に飛び込んできたのは、全長3m弱のデカい熊2頭
火熊(ファイアベア)と氷熊(フローズンベア)
どちらもCランクの魔物だ
「お前たちは火熊を頼む」
「分かった」
「うん」
魔法の属性から考えて俺と火熊は同属性
倒せなくはないけど面倒だ
その点シャノンは氷属性を持ってるから氷熊とは同属性だ
押し足りない分はルークが補助するだろう
そう考えながら俺は氷熊と対峙する
一般的なパーティーは4~5人で組まれる
そのメンバーの平均ランクがパーティーランクで、ランクの1つ上のランクの依頼まで受けることが出来る
迷宮の踏破推奨パーティーランクは初級がCランク、中級がBランク、上級がAランクだ
俺は今Bランクで2人はCランク、通常より少ない人数で、さらに踏破推奨のパーティーランクも満たしてない
でもここは中級とはいえ20層、俺達なら問題ないはず
「おっと…」
そんなことを考えていたら氷熊が俺の足元を凍らせようと魔法を放ってきた
それを避けて氷熊の周囲に炎の壁を作る
母さんに教えてもらったファイアウォールだ
火熊の方を見るとシャノンが足元を凍らせていた
「まぁ、当然だな」
再び氷熊に視線を戻す
「グォ…」
恨めしそうな、怒りの籠った目で俺を見ていた
次の瞬間ファイアウォールを突き破って複数の氷の刃が飛んで来た
「!」
咄嗟に風魔法で軌道をかえたもののちょっとヤバかった…
「このヤロ…」
氷熊は今のうちにとファイアウォールを消滅させるべく消火しようとしていた
「させるか」
ファイアウォールの火力を高めて強化する
普通なら赤い炎だけど俺も母さんも青い炎を操る
これは前世の知識のおかげだ
『反射(生活に必要最低限の無害な力を除いた全ての物質を反射する)』
身を守る結界のようなものを発動して氷熊に飛び掛かる
ミスリルの剣に炎を乗せてその首に振り下ろした
“ザッ…”
鈍い音がした
「かてーな…」
首が半分ほど切れたところで剣が止まった
骨、丈夫過ぎんだろ?俺の腕の方がしびれてるし…
この剣、切れ味はいいはずなんだけどなぁ
氷熊はうめき声を上げながら両手を振り回す
首が半分もげてんのにここまで動くか?
「げ…」
振り回す指の先から魔法が放たれるのがわかった
『相殺(攻撃を反対属性の物質で相殺する)』
空気中の水分を圧縮して反射を属性強化する
氷熊が放った魔法は半分は相殺され、残りは反射して氷熊を襲った
『身体強化(細胞レベルで強化)』
腕を強化してから再び剣に炎をまとわせる
「終わりだ!」
途中で止まっていた剣を無理やり振り切ると氷熊の頭が地面に転がった
「あっちは?」
ドロップに変わったのを確認して2人の方を見る
「手伝うか?」
2人とも傷を負っているのが分かる
まぁ、致命傷ではないけど
「休んでて」
ルークはそれだけ言って振り回される手の片方を切り落とした
双子だけあって連携はお手の物だ
言葉に出さずとも互いにどう動くのかわかってるようにも見える
俺はそれが昔から羨ましかった
「シャノン、ルークの剣に水魔法を纏わせろ」
「!分かった」
動きの連携はとっても技の連携は考えたことも無かったらしい
まぁ、普通は他人の魔力と連携させるなんて考えないか
でも2人とも同種の魔力を持ってるから出来るはずなんだけどな
なんなら俺でも2人の武器や装備に魔力を乗せることは出来るはず
それが出来なくても念動力なら確実に可能だし
「シャノン、ルークに身体強化。ルークはスキル使って首を狙え」
言われたまま動く二人の前にはその直後、ドロップ品が転がっていた
あなたにおすすめの小説
本の虫な転生赤ちゃんは血塗りの宰相の義愛娘~本の世界に入れる『ひみちゅのちから』でピンチの帝国を救ったら、冷酷パパに溺愛されてます
青空あかな
ファンタジー
ブラック企業に勤める本の虫でアラサーOLの星花は、突然水に突き落とされた衝撃を感じる。
藻掻くうちに、自分はなぜか赤ちゃんになっていることを理解する。
溺死寸前の彼女を助けたのは、冷徹な手腕により周囲から「血塗りの宰相」と恐れられるアイザック・リヴィエール公爵だった。
その後、熱に浮かされながら見た夢で前世を思い出し、星花は異世界の赤ちゃんに転生したことを自覚する。
目覚めた彼女は周囲の会話から、赤ちゃんの自分を川に落としたのは実の両親だと知って、強いショックを受けた。
前世の両親もいわゆる毒親であり、今世では「親」に愛されたかったと……。
リヴィエール公爵家の屋敷に連れて行かれると、星花にはとても貴重な聖属性の魔力があるとわかった。
アイザックに星花は「ステラ」と名付けられ彼の屋敷で暮らすようになる。
当のアイザックとはほとんど会わない塩対応だが、屋敷の善良な人たちに温かく育てられる。
そんなある日、精霊と冒険する絵本を読んだステラはその世界に入り込み、実際に精霊と冒険した。
ステラには「本の世界に入り込み、その本の知識や内容を実際に体験したように習得できる特別な力」があったのだ。
彼女はその力を使って、隣国との条約締結に関する通訳不在問題や皇帝陛下の病気を治す薬草探索など、様々な問題を解決する。
やがて、アイザックは最初は煩わしかったはずのステラの活躍と愛らしさを目の当たりにし、彼女を「娘として」大切に思うようになる。
これは赤ちゃんに転生した本好きアラサーの社畜OLが、前世の知識と本好きの力を活かして活躍した結果、冷徹な義父から溺愛される話である。
家族に忘れられていた第五王子は愛され生活を送る
りーさん
ファンタジー
アズール王国の王宮には、多くの王子や王女が住んでいる蒼星宮という宮がある。
その宮にはとある噂が広まっていた。併設されている図書館に子どもの幽霊が現れると。
そんなある日、図書館に出入りしていた第一王子は子どものような人影を見かける。
その時、父である国王にすら忘れられ、存在を知られていなかった第五王子の才覚が露になっていく。
虐げられた前王の子に転生しましたが、マイペースに規格外でいきます!
竜鳴躍
ファンタジー
気が付いたら転生していました。
でも王族なのに、離宮に閉じ込められたまま。学校も行けず、家庭教師もつけてもらえず、世話もされず。社交にも出られず。
何故なら、今の王様は急逝した先代の陛下……僕の父の弟だから。
王様夫婦には王子様がいて、その子が次期王太子として学校も行って、社交もしている。
僕は邪魔なんだよね。分かってる。
先代の王の子を大切に育てたけど、体が弱い出来損ないだからそのまま自分の子が跡を継ぎますってしたいんだよね。
そんなに頑張らなくても僕、王位なんていらないのに~。
だって、いつも誰かに見られていて、自分の好きなことできないんでしょ。
僕は僕の好きなことをやって生きていきたい。
従兄弟の王太子襲名の式典の日に、殺されちゃうことになったから、国を出ることにした僕。
だけど、みんな知らなかったんだ。
僕がいなくなったら困るってこと…。
帰ってきてくれって言われても、今更無理です。
2026.03.30 内容紹介一部修正
「通訳など辞書で足りる」と追放された令嬢——三国会談で、婚約者は一言も話せなくなった
歩人
ファンタジー
宮廷通訳官エレノーラは五つの言語を操り、婚約者クラウスの外交を陰で支えてきた。
だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」
追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。
一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。
誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。
「その言葉は、もう翻訳できません」
「お前がいると息が詰まる」と追放された令嬢——翌週から公爵家の予定が全て狂った
歩人
ファンタジー
クラリッサは公爵家の日程管理を一手に担う令嬢。前世の社畜経験を活かし、行事計画、来客対応、予算管理まで完璧にこなしていた。
だが婚約者ヴィクトルは言った。「お前がいると息が詰まる。もっと華やかな女がいい」
追放されたクラリッサが去った翌週、公爵家の予定が全て狂い始める。
舞踏会の招待状は届かず、外交晩餐会の料理は手配されず、決算書類は行方不明。
一方クラリッサは、若き領主の元で「定時退社」という夢を叶えていた。
「もう、残業はしません」
銀髪幼女のスローライフ旅 ~お料理バンバン魔法バンバン~
滝川 海老郎
ファンタジー
銀髪で生まれた主人公レナは辺境の村で育った。そこで出会ったのがボーパル・バニーのレクスだった。
レクスは村でなかなか受け入れられず、レナは二人で村を出ることに。
レナの料理が好きなレクス。二人はご飯を食べながら進んでいく。
近くの町について冒険者を始めたレナに、フィオが加わった。
レナとフィオは色々あってレッサー・ワイバーン退治に参加、見事討伐する。
カレーもどきを振舞って、仲間内では有名になっていく。
でも、目標はのんびり生活できるスローライフを目指すこと。旅をして安住の地を探すのだ。
転生少年は、魔道具で貧乏領地を発展させたい~アイボウと『ジョウカ魔法』で恩返し
gari@七柚カリン
ファンタジー
男(30歳)は、仕事中に命を落とし異世界へ転生する。
捨て子となった男は男爵親子に拾われ、養子として迎えられることになった。
前世で可愛がっていた甥のような兄と、命を救ってくれた父のため、幼い弟は立ち上がる。
魔道具で、僕が領地を発展させる!
これは、家族と領地のために頑張る男(児)の物語。
一般人に生まれ変わったはずなのに・・・!
モンド
ファンタジー
第一章「学園編」が終了し第二章「成人貴族編」に突入しました。
突然の事故で命を落とした主人公。
すると異世界の神から転生のチャンスをもらえることに。
それならばとチートな能力をもらって無双・・・いやいや程々の生活がしたいので。
「チートはいりません健康な体と少しばかりの幸運を頂きたい」と、希望し転生した。
転生して成長するほどに人と何か違うことに不信を抱くが気にすることなく異世界に馴染んでいく。
しかしちょっと不便を改善、危険は排除としているうちに何故かえらいことに。
そんな平々凡々を求める男の勘違い英雄譚。
※誤字脱字に乱丁など読みづらいと思いますが、申し訳ありませんがこう言うスタイルなので。