チートな親から生まれたのは「規格外」でした

真那月 凜

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「3人共大丈夫ですか?」
「大丈夫」
「勿論」
「問題ない。中に捉えられてる人もいなかった」
それぞれに返すとトランさんは初めて安堵の表情を浮かべた

「シャノンちゃんやルーク君が攻撃を受けた時もですけど、シア君が張り飛ばされた時は心臓が止まるかと思いましたよ…」
「え?シア張り飛ばされたの?」
「最後の悪あがきでな」
「なに?休憩ってそっちが本当の理由?」
ルークは初めて心配そうな目を向けて来た

「疲れたのも事実だ。100kgの斧振り回されてたからな」
「シア君何度も受けてましたからね。あの攻撃」
「オークジェネラルって斧持ってるのと剣持ってるのがいるよね?あれって何の差なの?」
「さぁな。単なる好みの問題の気もするけど」
「好み?オークが?」
「装備も個体差あるだろ。今日のは急所部分完全に金属で保護されてた。脳天には兜、目にはゴーグル、鼻と口を覆うマスクまで完全防備だ」
「うげ…そんなのとは当たりたくないかも」
「あ、だからジェネラルの素材の事言ってた?」
「ああ。ついでにこれやるよ」
2人にかなりデカい鉄の塊を2つずつ取り出した

「これは?」
「左右の腕と足の防具」
「どうりで…めちゃくちゃ重いんだけど…」
シャノンは流石にすぐに地面に落としていた

「その重さならそれなりの額になるだろ」
「鉄の相場ってどんなもん?」
「5万G。キロ単位でしか取引されないが戦利品の買取なら重さは問題ない」
「これ10キロは超えてるから1個当たり50万Gは超えるってこと?」
「使える装備ならインゴットより高いこともあるけど流石にそのサイズは使えないからな…キロ単価にすりゃインゴットよりは安くなるか?」
「そうですね。それでもその大きさなら50万Gは行きそうかな」
トランさんの言葉に2人は嬉しそうに笑う
100万Gが余分に入るなら文句もないということか?

「とりあえず戻るか。報告も必要なんだろ?」
「そうですね。掃討の報酬もお渡ししなければなりませんし」
その言葉に皆で動き出す

ギルドに着くとオークジェネラルとハイオーク、オーク・オーガを10体ほど先に解体に出しに行った
トランさん曰くオークの巣の掃討ということで解体職人を既に待機させてくれてるらしい
これは俺らがマジックバッグやらインベントリを持ってると知ってるからの対応だ
ただ、2人のマジックバッグは全てを入れることは出来なかったから、ハイオーク以外は俺のインベントリに収納されている
「ジェネラルの素材は肉も含めて全部戻して」
「あぁ、いつもの通りだな」
職人も慣れたものである

「ルークとシャノンはどうするんだ?」
「ん~私は全部買い取りでお願い」
「僕はハイオークの皮1頭分と牙全部戻して他は買取で」
珍しく違う意見だった
職人たちは了承してすぐに解体にとりかかった

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