166 / 444
2-58.シャノンの初恋
2
しおりを挟む
「ケリーは18歳でメンバーの3人は女の人が16歳、男の人2人は17歳だって。ケリーカッコいいでしょ?」
「そうか?」
「そりゃぁ顔はシアとルークのがカッコいいけど、大人な感じがね?」
ケリーの話をするシャノンがその辺の女に見える
端的に言えば、理性的に話の出来ない厄介な女
妹でなければ一切話を聞こうとも思わないかもしれない
「シア、何とか言ってやれよ?」
「何とかって言われてもなぁ…」
今のシャノンに何か言っても無駄だろう?
「シアー?」
ルークの恨めしそうな目にため息を吐く
「…まぁ、冒険者やってる18のヤローが、成人前のシャノンを選ぶこと自体は気持ち悪いとは思うけどな?」
ロリコンだっけ?
そもそも犯罪にはならないのか?
あ~でも貴族なら幼い頃に婚約結んでたり、父親のような男に嫁いだりすることもあったか
元の世界の常識が必ずしもこっちに当てはまるわけじゃない
俺は母さん程そのギャップに苦しむことは無いけど、過去の記憶のせいで戸惑わないわけではない
「だろ?絶対おかしいって」
「そんな言い方しないでよ…」
「事実だろ。逆で考えてみろよ。18の女が僕に言い寄ってるってどう思う?」
「え~それは…嫌かも」
「ほら見ろ。平民でも年の差のあるカップルはそれなりにいるけど、大抵は両方とも成人してるんだからな?」
口ごもるシャノンにルークは得意げな顔をする
「シャノン」
「なに?」
「俺はそのケリーに会ったことも、見たこともないから何とも言えないけどな、そう言う見方をされることもあるってことは覚えとけ」
「…わかった」
「気持ちなんて簡単に切り替えられるものじゃないだろうしな」
そう言うとホッとしたように笑う
「とにかく、何かあった時は助けてやるから一人で抱え込むことだけはするなよ?」
「うん。有難うシア」
満面の笑みでそう言うと今日もこれからデートだと飛び出していった
「…いいの?」
ルークが不貞腐れたように言う
何としても諦めさせたかったって感じだ
「仕方ないだろ?シャノンの性格からして真っ向から反対すれば余計意地になる」
「それはそうだけど…でも絶対怪しいって。この町では弾丸のこと知られてないし…」
それにも関わらず兄妹で旅してて、ここにいる期間も限られてる成人前の小娘を狙うのは普通じゃない
「確かにな。だからこそだ」
「え?」
「何かあった時にシャノンが俺達を頼りやすいようにしとかないと、裏賭博の二の舞いなりかねないだろ」
あの時は誰にも相談できずにかなりヤバイ所まで行ってたからな
「あのまま笑顔でいさせてくれる相手ならいいんだけどな」
「どうかなぁ…何となくきな臭い感じがするけど」
「裏から手を回してもいいけど、それするとシャノンの為にならないだろうし、自分の目でちゃんと見る力を付けるべきだ。今のままじゃどうも危なっかしい」
できれば傷つかずに済んで欲しいけど、無理に引き離しても納得しそうにないのも事実だし…
「まぁお姫様だったからね。僕も一応気にはかけとく。シアより外に出てること多いし」
「あぁ、頼む。結果的にシャノンが傷付くことになっても、無駄な経験にはならないはずだしな」
俺自身も外に出た時は気にするようにしてたけど、行く場所が違うせいか2人を見かけることは無かった
「そうか?」
「そりゃぁ顔はシアとルークのがカッコいいけど、大人な感じがね?」
ケリーの話をするシャノンがその辺の女に見える
端的に言えば、理性的に話の出来ない厄介な女
妹でなければ一切話を聞こうとも思わないかもしれない
「シア、何とか言ってやれよ?」
「何とかって言われてもなぁ…」
今のシャノンに何か言っても無駄だろう?
「シアー?」
ルークの恨めしそうな目にため息を吐く
「…まぁ、冒険者やってる18のヤローが、成人前のシャノンを選ぶこと自体は気持ち悪いとは思うけどな?」
ロリコンだっけ?
そもそも犯罪にはならないのか?
あ~でも貴族なら幼い頃に婚約結んでたり、父親のような男に嫁いだりすることもあったか
元の世界の常識が必ずしもこっちに当てはまるわけじゃない
俺は母さん程そのギャップに苦しむことは無いけど、過去の記憶のせいで戸惑わないわけではない
「だろ?絶対おかしいって」
「そんな言い方しないでよ…」
「事実だろ。逆で考えてみろよ。18の女が僕に言い寄ってるってどう思う?」
「え~それは…嫌かも」
「ほら見ろ。平民でも年の差のあるカップルはそれなりにいるけど、大抵は両方とも成人してるんだからな?」
口ごもるシャノンにルークは得意げな顔をする
「シャノン」
「なに?」
「俺はそのケリーに会ったことも、見たこともないから何とも言えないけどな、そう言う見方をされることもあるってことは覚えとけ」
「…わかった」
「気持ちなんて簡単に切り替えられるものじゃないだろうしな」
そう言うとホッとしたように笑う
「とにかく、何かあった時は助けてやるから一人で抱え込むことだけはするなよ?」
「うん。有難うシア」
満面の笑みでそう言うと今日もこれからデートだと飛び出していった
「…いいの?」
ルークが不貞腐れたように言う
何としても諦めさせたかったって感じだ
「仕方ないだろ?シャノンの性格からして真っ向から反対すれば余計意地になる」
「それはそうだけど…でも絶対怪しいって。この町では弾丸のこと知られてないし…」
それにも関わらず兄妹で旅してて、ここにいる期間も限られてる成人前の小娘を狙うのは普通じゃない
「確かにな。だからこそだ」
「え?」
「何かあった時にシャノンが俺達を頼りやすいようにしとかないと、裏賭博の二の舞いなりかねないだろ」
あの時は誰にも相談できずにかなりヤバイ所まで行ってたからな
「あのまま笑顔でいさせてくれる相手ならいいんだけどな」
「どうかなぁ…何となくきな臭い感じがするけど」
「裏から手を回してもいいけど、それするとシャノンの為にならないだろうし、自分の目でちゃんと見る力を付けるべきだ。今のままじゃどうも危なっかしい」
できれば傷つかずに済んで欲しいけど、無理に引き離しても納得しそうにないのも事実だし…
「まぁお姫様だったからね。僕も一応気にはかけとく。シアより外に出てること多いし」
「あぁ、頼む。結果的にシャノンが傷付くことになっても、無駄な経験にはならないはずだしな」
俺自身も外に出た時は気にするようにしてたけど、行く場所が違うせいか2人を見かけることは無かった
90
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
婚約破棄されて去ったら、私がいなくても世界は回り始めました
鷹 綾
恋愛
「君との婚約は破棄する。聖女フロンこそが、真に王国を導く存在だ」
王太子アントナン・ドームにそう告げられ、
公爵令嬢エミー・マイセンは、王都を去った。
彼女が担ってきたのは、判断、調整、責任――
国が回るために必要なすべて。
だが、それは「有能」ではなく、「依存」だった。
隣国へ渡ったエミーは、
一人で背負わない仕組みを選び、
名前が残らない判断の在り方を築いていく。
一方、彼女を失った王都は混乱し、
やがて気づく――
必要だったのは彼女ではなく、
彼女が手放そうとしていた“仕組み”だったのだと。
偽聖女フロンの化けの皮が剥がれ、
王太子アントナンは、
「決めた後に立ち続ける重さ」と向き合い始める。
だが、もうエミーは戻らない。
これは、
捨てられた令嬢が復讐する物語ではない。
溺愛で救われる物語でもない。
「いなくても回る世界」を完成させた女性と、
彼女を必要としなくなった国の、
静かで誇り高い別れの物語。
英雄が消えても、世界は続いていく――
アルファポリス女子読者向け
〈静かな婚約破棄ざまぁ〉×〈大人の再生譚〉。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
ゴミスキルと追放された【万物鑑定】の俺、実は最強でした。Sランクパーティが崩壊する頃、俺は伝説の仲間と辺境で幸せに暮らしています
黒崎隼人
ファンタジー
Sランク勇者パーティのお荷物扱いされ、「ゴミスキル」と罵られて追放された鑑定士のアッシュ。
失意の彼が覚醒させたのは、森羅万象を見通し未来さえも予知する超チートスキル【万物鑑定】だった!
この力を使い、アッシュはエルフの少女や凄腕の鍛冶師、そして伝説の魔獣フェンリル(もふもふ)といった最強の仲間たちを集め、辺境の町を大発展させていく。
一方、彼を追放した勇者たちは、アッシュのサポートを失い、ダンジョンで全滅の危機に瀕していた――。
「今さら戻ってこい? お断りだ。俺はこっちで幸せにやってるから」
底辺から駆け上がる痛快逆転ファンタジー、ここに開幕!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
追放されたけど実は世界最強でした ~元下僕の俺、気ままに旅していたら神々に愛されてた件~
fuwamofu
ファンタジー
「お前なんか要らない」と勇者パーティから追放された青年リオ。
しかし彼は知らなかった。自分が古代最強の血筋であり、封印級スキル「創世の権能」を無意識に使いこなしていたことを。
気ままな旅の途中で救ったのは、王女、竜族、聖女、そして神。彼女たちは次々とリオに惹かれていく。
裏切った勇者たちは没落し、リオの存在はやがて全大陸を巻き込む伝説となる――。
無自覚にチートでハーレムな最強冒険譚、ここに開幕!
お子ちゃま勇者に「美味しくないから追放!」された薬師、田舎でバフ飯屋を開く
風
ファンタジー
現代日本から転生した味覚オタクの薬師ユージンは、幼い勇者パーティの“保護者枠”として命を守るため口うるさくしていたが、「薬が苦い」「うるさい」と追放される。
田舎ミズナ村で薬膳小料理屋「くすり香」を開いた彼の“バフ飯”は冒険者を覚醒させ、村を救い、王都の薬利権すら揺らす。
一方、追放した子どもたちはユージンの真意を知って大泣きするが、彼は戻らない──自分の人生を取り戻すために。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる