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14.笑顔
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「卓也来てんじゃん」
駐車場の車を見て彗耶が言った
2人は車を降りるといつも通り裏口から店に入った
「いらっしゃい」
「おはようございます」
流華は笑顔で言った
「いい笑顔だ。問題は解決したみたいだな」
「マスター知ってたのか?」
彗耶がおどろいて尋ねる
「なんとなくだけどな。もう泣かすなよ」
「わーってるよ。モーニング2人分よろしく」
「OK」
マスターの答えを聞いて彗耶と流華は個室に入った
「元気そうじゃん」
「…なんで集合してんのよ?」
部屋には卓也だけでなく亨と真二、純に唯まで皆がそろっていた
「正しくは流れてきたんだよ」
「どういうこと?」
「昨日事務所に亨来てお前のこと聞いたんだけどさ、どうも気になってみんなここにいたってとこ」
「心配してたんだから」
唯が流華に抱きついた
「唯ちゃん…ありがとう」
唯の背中を軽くたたいて言う
「とりあえず座れよ」
「うん」
流華は唯を促して座った
「ごめんな。俺ら何にも気付かんくて」
「なに言って…」
「俺らも彗耶とかわんねぇ。流華に甘えてたんだよな」
「そうそう。実際気を抜けんのってお前とマスターの前くらいだったしな」
「…」
流華は皆を見回した
「ライブのときも今から思えば、流華の事結構意識してたんだよな」
「え?」
「最近あの空いてる席がやたらと目に付くんだよ。で、気付いたんだ」
「俺らはライブ中何度も流華を確認してたってことにさ」
「みんな…」
流華の目から涙がこぼれる
「だからさ、手が届かないなんて言うなよ。俺らは高校の頃から何も変わってない」
「そいういことだ。だいたい俺らがプロになろうとしたきっかけはお前なんだからさ」
「…それ彗耶にもいわれたけど私何も覚えてないよ?」
「だろうな。でもそのうちわかるって」
「だからこれからのライブは来てくれよな。あの席はお前の指定席なんだから」
みんなの笑顔が流華に向けられた
「ありがと皆…」
「泣くなよ」
彗耶が流華の肩を抱き寄せた
「だってぇ…」
「流華いいこと教えてやろうか」
「え?」
「昨日の晩彗耶が眠れなかった理由」
「おい亨?!」
彗耶が慌てる
「一緒に寝たらお前を襲いそうだったからだってさ」
「え?」
流華は思わず彗耶を見た
「付き合ってんだから別にいいじゃんって言ったらこいつさ病院運ばれた後だからおまえが壊れちまうってさ」
亨はケラケラ笑いながら言う
「…」
彗耶がため息をつく
「前にも言ってなかったか?そういうこと」
「言ってたな。確か何で距離おくんだって聞いたときだよな?」
「ああ。踏み出したら止められないからって」
「えー?!彗耶君ってクールそうに見えるのに…」
唯が驚きを隠せない
「実はスケベなんだよこいつ。でもそれを認めたくなかったんだよな」
卓也が言う
「…もう好きに言ってろよ」
反論するだけ無駄だとわかっているだけにそれ以外に何も言えなかった
皆は今までの色んな話で盛り上がった
そんな皆をマスターはほっとした顔で見ていた
駐車場の車を見て彗耶が言った
2人は車を降りるといつも通り裏口から店に入った
「いらっしゃい」
「おはようございます」
流華は笑顔で言った
「いい笑顔だ。問題は解決したみたいだな」
「マスター知ってたのか?」
彗耶がおどろいて尋ねる
「なんとなくだけどな。もう泣かすなよ」
「わーってるよ。モーニング2人分よろしく」
「OK」
マスターの答えを聞いて彗耶と流華は個室に入った
「元気そうじゃん」
「…なんで集合してんのよ?」
部屋には卓也だけでなく亨と真二、純に唯まで皆がそろっていた
「正しくは流れてきたんだよ」
「どういうこと?」
「昨日事務所に亨来てお前のこと聞いたんだけどさ、どうも気になってみんなここにいたってとこ」
「心配してたんだから」
唯が流華に抱きついた
「唯ちゃん…ありがとう」
唯の背中を軽くたたいて言う
「とりあえず座れよ」
「うん」
流華は唯を促して座った
「ごめんな。俺ら何にも気付かんくて」
「なに言って…」
「俺らも彗耶とかわんねぇ。流華に甘えてたんだよな」
「そうそう。実際気を抜けんのってお前とマスターの前くらいだったしな」
「…」
流華は皆を見回した
「ライブのときも今から思えば、流華の事結構意識してたんだよな」
「え?」
「最近あの空いてる席がやたらと目に付くんだよ。で、気付いたんだ」
「俺らはライブ中何度も流華を確認してたってことにさ」
「みんな…」
流華の目から涙がこぼれる
「だからさ、手が届かないなんて言うなよ。俺らは高校の頃から何も変わってない」
「そいういことだ。だいたい俺らがプロになろうとしたきっかけはお前なんだからさ」
「…それ彗耶にもいわれたけど私何も覚えてないよ?」
「だろうな。でもそのうちわかるって」
「だからこれからのライブは来てくれよな。あの席はお前の指定席なんだから」
みんなの笑顔が流華に向けられた
「ありがと皆…」
「泣くなよ」
彗耶が流華の肩を抱き寄せた
「だってぇ…」
「流華いいこと教えてやろうか」
「え?」
「昨日の晩彗耶が眠れなかった理由」
「おい亨?!」
彗耶が慌てる
「一緒に寝たらお前を襲いそうだったからだってさ」
「え?」
流華は思わず彗耶を見た
「付き合ってんだから別にいいじゃんって言ったらこいつさ病院運ばれた後だからおまえが壊れちまうってさ」
亨はケラケラ笑いながら言う
「…」
彗耶がため息をつく
「前にも言ってなかったか?そういうこと」
「言ってたな。確か何で距離おくんだって聞いたときだよな?」
「ああ。踏み出したら止められないからって」
「えー?!彗耶君ってクールそうに見えるのに…」
唯が驚きを隠せない
「実はスケベなんだよこいつ。でもそれを認めたくなかったんだよな」
卓也が言う
「…もう好きに言ってろよ」
反論するだけ無駄だとわかっているだけにそれ以外に何も言えなかった
皆は今までの色んな話で盛り上がった
そんな皆をマスターはほっとした顔で見ていた
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