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25.新しい家
2
みんなが注目する中メリッサさんは一度アランさんと顔を見合わせてから口を開く
「7月の終わりか8月のはじめくらいに子供が生まれます」
「「まぁ…!」」
私とナターシャさんの声がそろった
「これはめでたいな」
トータさんが豪快に笑う
「じゃぁ今日は昼からお祝いという名のパーティーかしら」
「そうですね。ご馳走いっぱい作りましょう」
「このキッチンで最初の料理がお祝いの料理だなんて最高ね」
ナターシャさんは満面の笑みで言う
「さっそく始めましょうか」
「マリク、シア見ててくれる?」
「見てる」
任せてとでもいうように言う姿が頼もしい
ナターシャさんと一緒に食事を作り始めるとメリッサさんも手伝うとキッチンにやってきた
「本当に素敵なおうちですよね。あこがれちゃいます」
「そうね。レイとカルムのおかげかしら」
「2人ともS以上の実力だもんね」
「あとはサラサちゃんのおかげもあるわね。家具なんかは全部サラサちゃんが作ってくれたし」
「そのために家事はナターシャさんにかなり負担かかってたかも」
「料理以外だけどね」
3人でワイワイと話しながら準備するのは楽しい
ストック品もかなり豊富にそろっているためいくつかはそこから出した
途中で母乳をあげるために料理をナターシャさんたちに任せてレイと一緒に2階に移動した
レイはよくシアを抱いた私ごと背後から支えてくれる
「そういえば前の家はどうするの?」
ふと気になり尋ねてみる
「そのまま置いとくよ。俺らだけで過ごしたいときもあるだろうし、チビが増えれば別荘代わりの遊び場にもなるだろ」
「よかった」
「?」
「この世界に来て最初の居場所だったからなくなるのはちょっと寂しいかなって」
それは正直な気持ちだ
「なら絶対手放せないな」
レイはそう言って笑う
私の思い入れのある大切な場所はなくさずに済みそうだ
「そういやシアのステータス見た?」
「まだ見てないよ?」
「笑えるぞ」
そう言われて鑑定してみると
「…これって…」
「笑えるだろ?耐性MAXに神々の加護、回復魔法に時空魔法」
生れてすぐでこれはどうなのか
回復魔法と時空魔法はデフォルトでスキルレベルが50になっている
もちろんインベントリもある
「まさか生まれてくる子供に引き継がれる?」
どうとらえればいいのか…
「次も同じようなステータスだったら確定だけどな」
「…それはそれでどう受け止めたらいいのかな?」
私がそう言うとレイは複雑そうな顔をした
「あーうん。でもある意味安心だよね?」
「けがや病気の心配は少なくて済みそうだからな」
2人顔を見合わせ笑う
耐性MAXはそう言う意味では本当に心強いと言えるだろう
お腹がいっぱいになったのか飲むのをやめたシアをゲップさせる
「ご機嫌ねぇシア。このままパパに甘えようか」
シアを抱きしめたままレイに全体重をかけてもたれかかる
「おまっ…」
不意打ちを食らったレイは反射的に私たちを抱きしめたままベッドに倒れこんだ
そのまま体の向きを変えるとシアをレイの胸の上に仰向けに寝かせた
「あーうー」
シアは声を出しながら手足をバタつかせて笑っている
「だぁー」
レイの顔をペチペチ叩く
「どうしたシア?」
レイは尋ねながらシアを抱きしめる
「本当に機嫌いいな」
少し体を起こして抱きかかえるとさらにバタバタしながら笑っている
「そろそろマリクが待ちきれなくなるころかな?」
「そうだな…」
2階を気にしながらシアが降りてこないかそわそわするマリクを想像する
「あいつ待ちきれなくなったら迎えに来そうだよな?」
「確かに。突撃される前に降りよっか」
「その前に…」
シアを抱き受けて立ち上がろうとした途端抱き寄せられる
「んっ……はぁっ…っ……んっ…」
落ちてきた口づけがすぐに深くなりシアを抱いたまま押し倒されていた
「今はこれで我慢しとく」
そう言ってレイは先にベッドから降りる
「ほら、早く行かないと突撃されるぞ?」
シアを抱き上げ私の手を引き寄せる
誰が押し倒したのかという言葉はとりあえず飲み込んだ
「7月の終わりか8月のはじめくらいに子供が生まれます」
「「まぁ…!」」
私とナターシャさんの声がそろった
「これはめでたいな」
トータさんが豪快に笑う
「じゃぁ今日は昼からお祝いという名のパーティーかしら」
「そうですね。ご馳走いっぱい作りましょう」
「このキッチンで最初の料理がお祝いの料理だなんて最高ね」
ナターシャさんは満面の笑みで言う
「さっそく始めましょうか」
「マリク、シア見ててくれる?」
「見てる」
任せてとでもいうように言う姿が頼もしい
ナターシャさんと一緒に食事を作り始めるとメリッサさんも手伝うとキッチンにやってきた
「本当に素敵なおうちですよね。あこがれちゃいます」
「そうね。レイとカルムのおかげかしら」
「2人ともS以上の実力だもんね」
「あとはサラサちゃんのおかげもあるわね。家具なんかは全部サラサちゃんが作ってくれたし」
「そのために家事はナターシャさんにかなり負担かかってたかも」
「料理以外だけどね」
3人でワイワイと話しながら準備するのは楽しい
ストック品もかなり豊富にそろっているためいくつかはそこから出した
途中で母乳をあげるために料理をナターシャさんたちに任せてレイと一緒に2階に移動した
レイはよくシアを抱いた私ごと背後から支えてくれる
「そういえば前の家はどうするの?」
ふと気になり尋ねてみる
「そのまま置いとくよ。俺らだけで過ごしたいときもあるだろうし、チビが増えれば別荘代わりの遊び場にもなるだろ」
「よかった」
「?」
「この世界に来て最初の居場所だったからなくなるのはちょっと寂しいかなって」
それは正直な気持ちだ
「なら絶対手放せないな」
レイはそう言って笑う
私の思い入れのある大切な場所はなくさずに済みそうだ
「そういやシアのステータス見た?」
「まだ見てないよ?」
「笑えるぞ」
そう言われて鑑定してみると
「…これって…」
「笑えるだろ?耐性MAXに神々の加護、回復魔法に時空魔法」
生れてすぐでこれはどうなのか
回復魔法と時空魔法はデフォルトでスキルレベルが50になっている
もちろんインベントリもある
「まさか生まれてくる子供に引き継がれる?」
どうとらえればいいのか…
「次も同じようなステータスだったら確定だけどな」
「…それはそれでどう受け止めたらいいのかな?」
私がそう言うとレイは複雑そうな顔をした
「あーうん。でもある意味安心だよね?」
「けがや病気の心配は少なくて済みそうだからな」
2人顔を見合わせ笑う
耐性MAXはそう言う意味では本当に心強いと言えるだろう
お腹がいっぱいになったのか飲むのをやめたシアをゲップさせる
「ご機嫌ねぇシア。このままパパに甘えようか」
シアを抱きしめたままレイに全体重をかけてもたれかかる
「おまっ…」
不意打ちを食らったレイは反射的に私たちを抱きしめたままベッドに倒れこんだ
そのまま体の向きを変えるとシアをレイの胸の上に仰向けに寝かせた
「あーうー」
シアは声を出しながら手足をバタつかせて笑っている
「だぁー」
レイの顔をペチペチ叩く
「どうしたシア?」
レイは尋ねながらシアを抱きしめる
「本当に機嫌いいな」
少し体を起こして抱きかかえるとさらにバタバタしながら笑っている
「そろそろマリクが待ちきれなくなるころかな?」
「そうだな…」
2階を気にしながらシアが降りてこないかそわそわするマリクを想像する
「あいつ待ちきれなくなったら迎えに来そうだよな?」
「確かに。突撃される前に降りよっか」
「その前に…」
シアを抱き受けて立ち上がろうとした途端抱き寄せられる
「んっ……はぁっ…っ……んっ…」
落ちてきた口づけがすぐに深くなりシアを抱いたまま押し倒されていた
「今はこれで我慢しとく」
そう言ってレイは先にベッドから降りる
「ほら、早く行かないと突撃されるぞ?」
シアを抱き上げ私の手を引き寄せる
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