マッキントッシュ

たかひと

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身も心もマカー

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俺はMacのPC、もっと言えばマッキントッシュのPCが大好きだ。今日もこうして新しく注文した、MacのPCの到着を、いままだかと待っている。

「ピンポーンッ」

お、家のチャイムが鳴った!ついに届いたか!?

急いで玄関の方に駆け出した俺。

真金斗珠まっきんとっしゅ様ですね。お魚の届け物が届いております」

俺は面喰らった。

——Macじゃないんかい———そう、お気づきの方もいると思うが、俺の本名は真金斗珠まっきんとっしゅ——— 

まさにMacの申し子の様な姓名で生まれてきたのだ—

そんな俺が18になるまで、iPhoneをはじめ、iPad、さしてやiMacなんて一度も触れたことが無かった———

そしてついに、

その瞬間がやってきた———

「お届け物で~すっ」

俺は内心、また魚か?と疑い気味でドアを開けた。

「精密機械になっております。サインお願いします」

—やったっ!—

俺はウキウキでサインした。

俺の、俺の存在証明になる初Macがついに届いた。

そして、俺は身も心も正真正銘のマカー(マッキントッシュ支持者)となり、

この小説も、届いたばかりのMacで書いている。
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