徒然しらふ日記〜飲んでない日は日記でも書こう〜

わいんだーずさかもと

文字の大きさ
19 / 73

徒然しらふ日記19

しおりを挟む
2月にトレイルランニング中に足を痛めてから、早いものでもうすぐ一か月が経とうとしている。しかし、痛めた左膝は一向によくならず、走るどころかまだまともに歩けない。いまだにできそこないのロボットのように歩いている。

これまでも捻挫などで足を痛めることはあったが、これほど長引くのは初めてだ。

一刻も早く人間らしく歩きたいので、週末に評判の良い整骨院へ行ってきた。そこは針治療などの評判がよく、整骨院でありながら美容に関してもいろいろとアドバイスをしてもらえるようで、女性のお客さんも多かった。

診察をしてもらった結果、ただの捻挫ではなく靱帯も損傷しているとのことだった。こういうのは自然治癒しかなく時間がかかるということだが、痛めたところを活性化すると治りが早くなるということで、針治療をしてもらった。

生まれて初めての針治療だったが、まったく痛くないことにびっくりした。刺されている感覚がまったくないが、針は確かにささっている。不思議だ。

そして刺された後、針に電気を流してもらうのだが、これが程よく気持ちよい。なんとなく、早く治りそうな気がしてくる。治療後、先生がいろいろ早く治す方法を教えてくれたのだが、

「猫背を治すべき」

とも言われた。僕は自他ともに認める猫背なのであるが、骨格のバランスが悪いと膝の治りも遅くなるということだった。ただでさえ患部をかばうからバランスが悪くなるのに、猫背だと輪をかけてバランスがわるくなるらしい。

猫背は意識するだけでだいぶ違うとのことなので、簡単なストレッチなどを教えていただいた。また、簡単な瞑想なども効果があるようだ。

深く腰を掛けた状態で背筋を伸ばし、目を閉じる。余計なことを考えずに、自分の呼吸に集中する。

「いま、ここ」

を感じるらしい。

これ、どっかで聞いたことあると思ったのだが、昨今はやっているマインドフルネスだ。マインドフルネスヨガとかすごく良いと聞いたことがあるが、猫背にも効果があるとは驚きだ。

1分程度だが、僕は自分の呼吸にだけ集中し、体が呼吸をしているのを感じていた。不思議だが、すごく落ち着くし、背筋も伸びているように感じた。終了後、

「良い集中ができてましたよ。毎日何回かこの瞑想も取り入れるとよいと思います」

と言われたので、

「わかりました」

と言って勢いよく立ち上がった瞬間、左ひざに激痛が走った。

「痛!!」

思わず声に出してしまうくらい痛かった。そういえば、まともに歩くことができないのだった。勢いよく膝を伸ばすなど、愚の骨頂だ。。。でも、

「膝を痛めているのを忘れるくら集中できていたということです。良いことですよ」

と、なぜか褒められた。自分はどちらかというと注意力が散漫な方で一つのことに集中するのが苦手だと思っていたのだが、そんなことはないのかもしれない。

それどころか、マインドフルネスの才能(そう呼ぶのが適切かどうかは不明だが)があるのかもしれない。

これから毎日マインドフルネスで瞑想をしみようと思う。猫背を治すために。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...