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殺人ゲーム1日目

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長い長い校長の話を聞いた後、私たちはそれぞれの教室へ行った。

指定された席に座り、周りを確認する
窓側の一番後ろ とてもいい席でほっとした
隣は真面目そうな男子
ふーん。さすが進学校ね
前は金髪の男
この学園にこんなやついるのね。侵害だわ。まぁそれほど頭の良い奴なのかしら
斜め前は黒髪ロングの大人しそうな女子
知的そうで落ち着いた人ね。

私の席の周りはまぁまぁだった。

キーンコーンカーンコーン
予鈴がなり 担任らしき人が入ってきた
若そうな先生でびっくりした。こういう学校っておじいちゃんしかいないと思ってた。
担任?「えーと。今日からこのクラスの担任になる渋谷です。よろしくお願いします。」

そして急に渋谷先生は白い小さな紙を配り始めた
渋谷先生「いいか、この紙は殺したい人、もしくは嫌いな人を書いてくれ。」
?! 教室中にザワザワした空気が漂った

「どう言うことなんですか?!」と、桜谷さんが言った。
当たり前だ。入学当日でこんなことをする学校なんて聞いたことない。
ってか入学当日以外でも聞いたことない。

渋谷先生「はーい落ち着け。詳しいことはまた明日話す。1週間以内に絶対に書いとけよ。集めるからなー 以上。さようなら。」
無理やりかのようにホームルームが終わった。
なにこれ。本当にこの学校大丈夫なの…?

廊下に出るとどのクラスの人も同じ紙の話をしていた。
…うちのクラスだけじゃないの?!

それにしても…殺したい人も嫌いな人も居ないわよ。
いるとしたら…織田信長かしら。
これって現実にいる人じゃなきゃダメなのかしらね?

そして、入学初日は終わった。
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