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4-3★
「ダメ……これ以上、こっちに来ないで。どうせ……君も僕を置き去りにするんだから、これ以上はダメだ」
怖い。こんな自分、知らない。他人に触れられて、気持ちいいと思ってしまう自分なんか知らない。
「怖がらなくていいよ。もっと俺のこと知って、俺の近くに来てよ、センセイ。絶対大丈夫だから。俺、絶対、センセイのこと泣かさないから」
真っ直ぐな双眸がこちらを見つめ、絶対、と繰り返す。絶対、なんてあるわけないのに――そう思いながらも、深琴はその言葉に魅了されていた。
「深琴センセイは素敵な人だよ。それだけはちゃんと覚えて」
混乱で視線の定まらない深琴を、銀次は優しくベッドに押し倒すように抱きしめる。強く抱きしめられ、深琴は不安気に銀次を見上げた。穏やかな表情で更に、大丈夫、と言った銀次は深琴を包み込んだ。
再びキスをされ、今度は深く入り込んできた舌を受け入れる。嫌悪感はなくて、ただ心地よかった。
「このまま抵抗しないなら、抱いちゃうよ? いいの? 深琴さん」
抵抗するべきなのか――こんなに心地いいのに。ふわふわとする頭の中は、そんなことしか考えられない。深琴は、銀次の最後通告に首を振ることなく、ゆっくりと目を閉じた。
それは、銀次にとって合意の合図だったのだろう。銀次はすぐに、深琴の首筋にかじりつくようなキスをした。
「うわ、え……ちょっ、待って」
銀次はそのまま深琴の服を剥ぎ取るように脱がせていく。それに驚いた深琴が腕を伸ばすが、銀次はそれをあっさりと捉え、押さえ込んだ。
「乱暴になるかもしれないけど、絶対怖がらせないから」
銀次は深琴を見下ろして真剣な顔で言う。その顔は今まで見てきたどんな銀次よりもずっと精悍で、深琴の心臓は大きく高鳴る。何かを期待しているような自分が恥ずかしくて銀次から視線を逸らすと、耳元で小さく笑う声が聞こえた。
「可愛いよ、深琴さん」
そう言った唇が、深琴の胸にいたずらに吸い付く。
「あっ…ん――」
銀次にそうされた瞬間、深琴の口から出たのは、自分でも今まで聞いたことのない甘い声だった。驚いて自分の手で口を塞ぐと、銀次にすぐにそれを剥がされた。
「だめ。もっと聞かせて」
そう言うと銀次は、今度は深琴の中心に指を伸ばした。ゆっくりと扱かれその刺激はダイレクトに頭の中に響いて、理性をものすごい速さで壊していく。
「ん、あっ、あんっ……」
他人の指に包まれるその感覚は心地よすぎて、逆に逃げたくなる。
思い切りシーツを蹴り飛ばすが、もう指先に力はなく、銀次の下から逃れることはできなかった。そんな様子の深琴を見て、銀次が優しく微笑む。
「大丈夫。どんなふうになっても深琴さんのこと、好きだよ」
どんなふうにって、自分はどうなってしまうのか――経験はあっても、こんなふうになったことはなくて、深琴は銀次を見上げ、子供のように首を振った。
「い、やだ……」
「ホントに? 俺にはそう見えないよ」
胸の尖りを指先で弄ばれれば、深琴の体は素直に反応してしまう。銀次の手の中で重量を増した深琴の中心は喜ぶように蜜を零し始めている。
「やっ、も……」
解放してほしい。今ならまだこのまま布団を被って丸くなってしまえば醜態を晒さずに済む。
そう思った深琴は銀次の手から逃れようと体を起こそうとするが、それはタイミングよく来る刺激の波に飲み込まれ叶うことはなかった。
それどころか、深琴の体はその温度を上げ、快楽を求め始めている。
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