38 / 70
本編
38. わ……すご……
わ……すご……。こんな素敵な経験、したことないかも……
深く口づけをされ、キャンディスは恍惚となっていた。
最初こそ乱暴だったキスも、今は穏やかで優しい。強面のアランからは到底想像できないぐらいに。
男の人ってこんなに優しくなれるものなんだ……
感動に近いものがキャンディスの胸に湧き上がる。普段、粗野で横柄な男しかいない隊にいるから、感慨もひとしおだ。
舌の表面を舌先でくすぐられ、骨の髄までジィーンと痺れた。
あ……甘い……
やがて、口内は彼の舌でいっぱいになる。
同時に、両方の乳房をいやらしく揉まれ、先端の蕾は石みたいに硬くなった。
んぅ……。キスされながら、触られるの、すっごく気持ちいい……かも……
蕾をキュッと摘ままれ、ゾクッと鳥肌が立つ。
アランに触れられたところは、どこもかしこもうっとりするような快感が弾ける。まるで魔法みたいだ。
アランの唇が離れ、じっと覗き込まれた。
あ……綺麗……
銀の月みたいな瞳に、キャンディスの顔が映っている。
私、アランに恋してる……
今まで異性を好きになった経験はない。異性どころか人類に興味がなく、動植物だけが興味の対象だった。一応うら若き乙女なので、恋愛にまったく興味がないと言えば嘘になるけど、優先順位は低い。切羽詰まった家計のことや、これからなにを生業とし、どう生きていくかで頭がいっぱいだったから。
けど、憧れはあった。
本の虫と揶揄されてきたのは伊達じゃない。聖典から大衆娯楽まで、ジャンル問わず熱心に読みまくってきた。宮廷ロマンやドラマティックな恋愛ものも好きだ。
愛し愛される殿方と結婚して幸せになれるなんて、もちろん信じていない。
たぶん、好きでもない老人と生活のために結婚し、これでいいんだと思い込みながら生きていくんだろう。
いつだって「なにがマシか」の選択肢しかなかった。現実なんてそんなものだし、別にいい。こんな世の中だし、とっくにあきらめている。
けど、憧れるだけなら自由だ。
生涯に一度ぐらい、詩人に語り継がれるような恋をしてみたい。別に成就しなくていい。バッドエンドで構わない。せめて身も心も焦がすような、一世一代の本気の恋を……
きっと恋しないよりは、したほうが人生は豊かだろうから。
ただ不安はあった。
こんな自分に恋なんてできるだろうか?
そもそも「恋する」という感情がわからない。いったいどういう状態なのか。物語で語られるように盲目的にのめり込めるんだろうか?
万が一チャンスが到来したとき、これが恋だと気づけるの? 恋って、私にもちゃんとできるかな……?
今ひとつ自信がなかった。
けど、今ならはっきりわかる。大丈夫、ちゃんと気づける。こういうのはゴチャゴチャ理屈で考えるものじゃないんだ。
「キャンディス……」
アランに名を呼ばれただけで、胸がいっぱいになり、体も熱くなった。
私がアランを好きなのと同じように、アランも私のことを……?
そうなのかもしれない。直接的な言葉はないけど。
アランの唇が下りてきて、チュッと頬にキスされる。彼を好きな気持ちが小さな泡みたく弾けた。
「キャンディス、綺麗だ……」
アランからの称賛は素直にうれしい。
れろり、と首筋を舐められ、背筋が震える。彼になら、どこを舐められても感じてしまう。
鎖骨にキスされ、乳房の柔らかいところを甘噛みされた。
肌に食い込む歯の硬さが好ましい。もっと中心に触れてほしい。
もどかしさが募り、乳房の蕾がツンと尖る。
「あぁ……。キャンディス……」
興奮で上ずる声も素敵だ。
湿った息が蕾にかかり、よく濡れた舌が、ぬるりと蕾に巻きついた。
「あぅっ……」
くすぐったいっ……!
あったかくて、ぬるぬるして、いやらしい。
そのまま甘く吸い上げられ、思わず吐息が漏れた。
「ああ……」
すっごく気持ちよくて、夢の中にいるみたい……
二つの蕾を交互に優しく吸われ、下腹部の奥がもやもやと疼く。
アランが動くたびに、硬い怒張が太腿を掠め、堪らなくドキドキした。彼の中で抑え込まれた興奮が伝わってくる。
アラン。好き……
やにわにアランは腕を下へ伸ばし、秘裂に触れた。
そっと花びらをめくられ、割れ目をなぞられる。
「もうびしょびしょだ。感じやすいんだな……」
感心したように言われ、無性に恥ずかしい。なにも答えられない。
指先で優しくクチュクチュされ、恍惚となった。
「あっ……。あぁ……あ……」
蜜口から、ぬるっと指が挿入ってくる感触。浅いところを掻き回され、どんどん蜜が溢れ出す。
「んぅ……。んぁっ……」
ここを触られるの、こんなに気持ちいいなんて……
うっとりしていると、もう一本指が増やされた。
より深く挿れられ、二本の指で奥を探られ、快感がより強くなる。
「はぁ……。んんぅ……」
伸ばした二本指がグッと開かれ、膣道を拡げられる。パクパクと繰り返され、ぐちゅぐちゅ、と微かな水音が響く。
ゆっくりと優しく解され、心地よさに腰が痺れた。
アランの指……硬くて、長くて、ゴツゴツしてて、好き……
指だけじゃない。唇も舌も眼差しも、アランのなにもかもが好ましい。
深く口づけをされ、キャンディスは恍惚となっていた。
最初こそ乱暴だったキスも、今は穏やかで優しい。強面のアランからは到底想像できないぐらいに。
男の人ってこんなに優しくなれるものなんだ……
感動に近いものがキャンディスの胸に湧き上がる。普段、粗野で横柄な男しかいない隊にいるから、感慨もひとしおだ。
舌の表面を舌先でくすぐられ、骨の髄までジィーンと痺れた。
あ……甘い……
やがて、口内は彼の舌でいっぱいになる。
同時に、両方の乳房をいやらしく揉まれ、先端の蕾は石みたいに硬くなった。
んぅ……。キスされながら、触られるの、すっごく気持ちいい……かも……
蕾をキュッと摘ままれ、ゾクッと鳥肌が立つ。
アランに触れられたところは、どこもかしこもうっとりするような快感が弾ける。まるで魔法みたいだ。
アランの唇が離れ、じっと覗き込まれた。
あ……綺麗……
銀の月みたいな瞳に、キャンディスの顔が映っている。
私、アランに恋してる……
今まで異性を好きになった経験はない。異性どころか人類に興味がなく、動植物だけが興味の対象だった。一応うら若き乙女なので、恋愛にまったく興味がないと言えば嘘になるけど、優先順位は低い。切羽詰まった家計のことや、これからなにを生業とし、どう生きていくかで頭がいっぱいだったから。
けど、憧れはあった。
本の虫と揶揄されてきたのは伊達じゃない。聖典から大衆娯楽まで、ジャンル問わず熱心に読みまくってきた。宮廷ロマンやドラマティックな恋愛ものも好きだ。
愛し愛される殿方と結婚して幸せになれるなんて、もちろん信じていない。
たぶん、好きでもない老人と生活のために結婚し、これでいいんだと思い込みながら生きていくんだろう。
いつだって「なにがマシか」の選択肢しかなかった。現実なんてそんなものだし、別にいい。こんな世の中だし、とっくにあきらめている。
けど、憧れるだけなら自由だ。
生涯に一度ぐらい、詩人に語り継がれるような恋をしてみたい。別に成就しなくていい。バッドエンドで構わない。せめて身も心も焦がすような、一世一代の本気の恋を……
きっと恋しないよりは、したほうが人生は豊かだろうから。
ただ不安はあった。
こんな自分に恋なんてできるだろうか?
そもそも「恋する」という感情がわからない。いったいどういう状態なのか。物語で語られるように盲目的にのめり込めるんだろうか?
万が一チャンスが到来したとき、これが恋だと気づけるの? 恋って、私にもちゃんとできるかな……?
今ひとつ自信がなかった。
けど、今ならはっきりわかる。大丈夫、ちゃんと気づける。こういうのはゴチャゴチャ理屈で考えるものじゃないんだ。
「キャンディス……」
アランに名を呼ばれただけで、胸がいっぱいになり、体も熱くなった。
私がアランを好きなのと同じように、アランも私のことを……?
そうなのかもしれない。直接的な言葉はないけど。
アランの唇が下りてきて、チュッと頬にキスされる。彼を好きな気持ちが小さな泡みたく弾けた。
「キャンディス、綺麗だ……」
アランからの称賛は素直にうれしい。
れろり、と首筋を舐められ、背筋が震える。彼になら、どこを舐められても感じてしまう。
鎖骨にキスされ、乳房の柔らかいところを甘噛みされた。
肌に食い込む歯の硬さが好ましい。もっと中心に触れてほしい。
もどかしさが募り、乳房の蕾がツンと尖る。
「あぁ……。キャンディス……」
興奮で上ずる声も素敵だ。
湿った息が蕾にかかり、よく濡れた舌が、ぬるりと蕾に巻きついた。
「あぅっ……」
くすぐったいっ……!
あったかくて、ぬるぬるして、いやらしい。
そのまま甘く吸い上げられ、思わず吐息が漏れた。
「ああ……」
すっごく気持ちよくて、夢の中にいるみたい……
二つの蕾を交互に優しく吸われ、下腹部の奥がもやもやと疼く。
アランが動くたびに、硬い怒張が太腿を掠め、堪らなくドキドキした。彼の中で抑え込まれた興奮が伝わってくる。
アラン。好き……
やにわにアランは腕を下へ伸ばし、秘裂に触れた。
そっと花びらをめくられ、割れ目をなぞられる。
「もうびしょびしょだ。感じやすいんだな……」
感心したように言われ、無性に恥ずかしい。なにも答えられない。
指先で優しくクチュクチュされ、恍惚となった。
「あっ……。あぁ……あ……」
蜜口から、ぬるっと指が挿入ってくる感触。浅いところを掻き回され、どんどん蜜が溢れ出す。
「んぅ……。んぁっ……」
ここを触られるの、こんなに気持ちいいなんて……
うっとりしていると、もう一本指が増やされた。
より深く挿れられ、二本の指で奥を探られ、快感がより強くなる。
「はぁ……。んんぅ……」
伸ばした二本指がグッと開かれ、膣道を拡げられる。パクパクと繰り返され、ぐちゅぐちゅ、と微かな水音が響く。
ゆっくりと優しく解され、心地よさに腰が痺れた。
アランの指……硬くて、長くて、ゴツゴツしてて、好き……
指だけじゃない。唇も舌も眼差しも、アランのなにもかもが好ましい。
あなたにおすすめの小説
王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする
葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。
そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった!
ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――?
意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。