精悍な囚人騎士を護送したら溺愛されました

吉桜美貴

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本編

39. おもむろに

 おもむろに、指はずるりと引き抜かれる。
「……? アラン?」
 どうしたの? と聞こうとして、アランのほうを見る。
 アランは上体を起こし、蜜に塗れた自らの指を舐っている。ひとしきり舐め終わると、こちらを見た。
 あっ……
 鋭く、飢えたような眼差し。
 欲情を露わにした表情に、心惹かれた。
 アランにこんな顔をさせる魅力が、私にあるんだ……
 信じられないことだけど、自己肯定感が上がる。
「もっといやらしいこと、していいか?」
 アランの声は掠れた。
 いやらしいこと? なら、もうされてる。けど、「もっと」ってどういう意味?
「あの、嫌じゃない……です。して欲しい。あなたになら、なんでも……」
 正直に答えると、アランは体を下にずらしていく。彼の鼻先が股間に近づいてくる。
 なにをされるのか、緊張しながら待つ。
 温かい息が叢にかかったと思ったら、ぴちゃっと秘裂に舌が押し当てられた。
「……っ!」
 グッと両腿を押さえつけられ、股を大きく開かされる。動けない状態で秘裂を舐められ、腰が跳ねた。
「やぁっ……ん! やっ……やめてっ……」
 懇願しているのに、やめてくれない。
 敏感なところを舌が這う。ぬめぬめして、くすぐったい。
 嫌……だ……。やらし……
 しばらく耐えていると、恥ずかしいし、嫌なはずなのに、だんだん悦くなっていく。
「や……め……。そ、そんなところ、汚い……のに……」
 どうにか声を絞り出す。
 彼は動きをとめ、小さくつぶやいた。
「いや、とても綺麗だ。君の味がして……すごく興奮する」
 言われたほうも興奮を煽られた。
 アランは舌を突き出し、再開する。尖った舌先が花びらを揺らし、付け根をくすぐり、会陰を行きつ戻りつ、蜜口をぬるりとなぞる。そして、とうとう花芽に触れた。
「ひゃぁぅっ……!」
 痛みにも似た刺激に襲われ、背筋がぐっと反る。けど、強い力で抑え込まれ、逃れられない。
 敏感な花芽にぬるぬると舌が擦れ、刺激が快感に変わっていく。
「あぁん……あ……。はぁ……」
 蜜は絶え間なく溢れ出し、下肢の震えがとまらない。
 ちゅぅ、と花芽を優しく吸われ、愛情を感じた。
 んぁっ……。気持ちいい……
 花芽をいじられるほど、切羽詰まったもどかしさが募っていく……
「可愛いな。キャンディス……」
 ささやきとともに、花芽を甘噛みされ、息を呑む。
 硬い歯の感触に、痛みよりも快感が勝って……
「んんんぅっ……!」
 張りつめたものが弾け、腰がガクンッと慄いた。
 意識が遠のき、両脚が弛緩に転ずる。
 あぁ……。すっごい……なにこれ……
 甘美な波紋がゆるゆると全身に渡っていく。
 ぼんやりした頭の片隅で、これが達するという現象なのかも、と考えていた。
 うっとりしている間に、今度は指が加わる。花芽をきゅっと摘ままれ、一気に目が醒めた。
「きゃっ! ま、待っ……待って……」
 制止も虚しく、別の指が蜜口から挿入ってくる。
 花芽をこねられながら、グチュグチュと掻き回され、もどかしさが限界に達した。
「も、もう、無理ぃっ! は、早く……はやくっ……!」
 早くどうしたいのか、自分でもわからない。
 ようやく彼は指を引き抜き、体を起こす。そして、挿入しやすいように膝立ちになった。
 恐る恐る見ると、たくましい太腿の間から、それは屹立していた。太く、巨大で、充血して猛々しくみなぎっている。立派な血管が浮き出て、透明な液が滴っていた。
 矢じりのように先端が膨らんでいるのが、いやらしい。
 明るいところで見ると、すごい……。さすがに無理かも。デカすぎて……
 そこから目を離せないでいると、アランが安心させてくれた。
「怖いかもしれないが、大丈夫だ。よく解したし、ちゃんと挿入るから」
 もちろんアランを信じている。うん、とうなずく。
「最初は痛いと思う。すまない」
 心配そうなアランの眼差しに、胸がキュンとなった。
 アラン、好き……
 もうなんでもいいから、この優しい人と一つになりたい。
「私は大丈夫だから。早く来て」
 せがむと、アランは覚悟したようにうなずいた。
「もっと脚を開いて、力を抜いて……。そう、いい子だ」
 ひたり、と先端が蜜口に当たる。意外と柔らかいし、いい感触だった。
「挿れるぞ」
 声とともに、ぬるんと潜り込んできた。
 ひどくゆっくり進んでくる。未知なる感触に対し、不安よりも期待のほうが大きい。
「あ……あぁ……」
 だんだんキツくなってきて、もうこれ以上進めないところで止まる。
 アランと目が合った。赦しを乞われた気がして、大丈夫、と小さくうなずく。
 すると、彼はさらに腰を押し出した。ぐっと強い力が加わり、膣内がはちきれそうになる。
「あぁ……。アラン……!」
 突き破られるとき、少し痛かったけど、喜びのほうが勝った。
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