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第二章 一つしかない選択肢の決断
第19話 どうしてここまで?
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肩に乗ったユミアは、青年の手で払い落とされた。
「そうだ。もうひとつ。これを持っていけ」
そういうと小さめの袋を投げた。中は、 ぎっしり入っている硬貨だった。
「お、お金?」
ユリーファはきょとんと首を傾げた。
「それだけあれば、数ヶ月は余裕で生活出来るだろう」
「…どうして、ここまでしてくれるの?」
青年は、大きく溜め息を吐いた。
「せっかくここまでしてやったのに、明日にはそこらで飢え死にされたら、たまったもんじゃないからな」
「ご主人様は、素直じゃないにゃ~、にゃ!?」
ユミアはふわふわと浮いていたところ、青年の手によって地面に叩きつけられた。
「あ、うん…私、ちゃんと頑張るね!」
ユリーファは目の前でガッツポーズをつくって見せる。
「そうかそうか、だったらさっさと街に行って今晩の宿でも探したらどうだ?」
「うん!あ、はい!この恩は、一生忘れない。ありがとう…えっと、ございました」
ユリーファはそう言うと、度々振り返り手を振りながら、街まで走っていった。
「そうだ。もうひとつ。これを持っていけ」
そういうと小さめの袋を投げた。中は、 ぎっしり入っている硬貨だった。
「お、お金?」
ユリーファはきょとんと首を傾げた。
「それだけあれば、数ヶ月は余裕で生活出来るだろう」
「…どうして、ここまでしてくれるの?」
青年は、大きく溜め息を吐いた。
「せっかくここまでしてやったのに、明日にはそこらで飢え死にされたら、たまったもんじゃないからな」
「ご主人様は、素直じゃないにゃ~、にゃ!?」
ユミアはふわふわと浮いていたところ、青年の手によって地面に叩きつけられた。
「あ、うん…私、ちゃんと頑張るね!」
ユリーファは目の前でガッツポーズをつくって見せる。
「そうかそうか、だったらさっさと街に行って今晩の宿でも探したらどうだ?」
「うん!あ、はい!この恩は、一生忘れない。ありがとう…えっと、ございました」
ユリーファはそう言うと、度々振り返り手を振りながら、街まで走っていった。
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