浪人生が元クラスメイトと異世界転移したら悪魔になりました

みっくす俺!!

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5わ「いってらっしゃい」

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「そろそろ時間もないので色々真面目な話をしましょうか」

今まで真面目じゃなかったのかよ!
というのはおいといて俺も聞きたい事多いし質問タイムとかあるかな?

女神様意外とこっちのリアクションを見て楽しんでるわりには全然こっちが言いたいこと言わせてくれないんだよな

ま、かわいいからいいけど


「あなたたちのクラスメイトの話をします
彼らは別々のところに散らばって転移しています」

「あなたたちには彼らを集めて欲しいのです」

「何故ですか」

「それは彼ら全員と『協力』する事があなたたちが元の世界に帰る鍵になっているからです」

「えぇ、帰れるのー!?」

隣の天希がここぞとばかりに大きな声でリアクションをとる

敬語を使えよな

「はい、皆さまで『協力』して『イデアル』の問題を解決すれば…
そして、『イデアル』の皆さまの力も借りれば…
ちゃんと帰れる日がきます」

「やったー
帰れるんだってさ、ワタリ
よかったぁ」

俺としては複雑なんだけどな
異世界逃亡を考えてた訳だしな

「あ、それではそろそろ時間がなくなります」

そう言われた瞬間に何もない真っ白な地面に足が吸い込まれ始めた

「え、おわ、なんだよこれ」

少しづつ地面に身体が吸い込まれていく

「ちょっと、俺色々女神様に質問あるんだけどぉー」

「最後に一つだけどうぞ」

最後の質問?
聞きたいことは山ほどあるが最後って言ったら今一番気になることを聞くしかねえな

「女神様、あなたのお名前は?」

「へ?」

女神様が固まってしまった

「わ、私の名前、ですか」

そうだよ!
スーパー美人に会ったら名前聞くしかねえじゃねえか
早くしてくれ今にも下に『落ち』そうだわ

「私の名前は…
女神、女神ユピアです!」

そう言って最高の笑顔で手を振る女神ユピア様

「いってらっしゃい
頑張ってーーー」

そう言われて俺は全身が地面に吸い込まれ宙を舞うような感覚に襲われながら目を閉じる

意識が遠退く




ヒューーーーーーーーーー




彼らは青空のなかまっ逆さまに落ちる





ヒュゥーーーーーーーーーーストン





彼らが落ちた後を追うようにある物体も落ちる




ヒューーーーーーーーーー





痛っ
何か上から降ってきたものが頭にぶつかって目を覚ました

俺が起きたのは森の中?
ここがイデアルかな?

周りを見るとやっぱり森みたいだな

そして隣にはもちろん俺の親友、桃田天希がいるな
まだ寝てるみたいだけ……

じゃねぇわ
こいつ本当に天希か?

なんか白いし、髪の毛の色とかヤバいな
完全に銀色だわ

ってかもっともヤバいのはあれだな

ふわふわの白い羽と頭の上のわっか

天使だわ

もうもろにあの『天使』だわ
さすが異世界
いきなりヤバいわ

「ん、なんだよこれ」

さっき俺を起こした頭に当たったものを拾い上げて見る

「鉄?の棒?」

は?

この世界って上から鉄とか降ってくるの?
鉄がなる木みたいなのあんの?
どうせなら金がなる木とかがいいんだけど


でも周りを見渡してもそれっぽい木はねえな

その瞬間またあれだ
手にめり込んでくるやつ
さっきの鉄の棒が身体に入ってくる

「ああああああぁぁぁぁーー」

もう何回やっても慣れる気がしないわ、これ
自然と声がでるんだよ!
ってかなんなんだよ今の
俺の叫び声で天希起きちゃったじゃねえか
せっかく天使の寝顔をもう少し見ようかとか思ったのにな

「ん、んん、うーん
なにここ」

上を見上げて伸びをしながら俺に聞いてくる

俺の方見てないのに俺が隣にいることはわかるのか

「イデアル、かな」

「やっぱりそうなのかな……
ってワタリなにその格好ーー」

ん、俺の格好?

あ、そうか俺悪魔になったんだっけ?

背中に手を回すと確かにあれの感覚がある

黒い傘みたいな羽と長いしっぽだな

えええええええええええぇぇぇぇーーーーーーー


完全に悪魔じゃねえか!!


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