浪人生が元クラスメイトと異世界転移したら悪魔になりました

10～16わまとめ(勇者視点)

起き上がったらそこは森の中だった
超静かじゃん

えー今日は大学の一時間目の授業がないから家で少しゆっくりしてたんだけどー

一人暮らししてるから結構時間とか適当でよくて楽なんだよねー

「どこだろうー
ここ」



ーーーー目覚めよ、勇者ーーーー



えーなんか聞こえた気がするー



ーーーー目覚めよ、勇者ーーーー



「誰に言ってるのー？」



ーーーー勇者　お目覚め　失礼したーーーー



「なにそのしゃべり方ー
というか手にもってるの何ー？」

SDカードじゃんー
ん、なんか手にはいってねー？
うわ、うわ、うわ、どんどん入ってきたー
えー全部手に入ったんだけどー
なんすかこれー

「ねー
頭の中に話しかけて来たひとー
今の何ー？」



ーーーーステータスーーーー


「ステータス？ああ、ゲームとかであるやつー？
ここはゲームの世界？」



ーーーーここ　イデアル　忘れられし森　ーーーー



「よくわからないなー」



ーーーーいわゆる　異世界ーーーー



「あー理解理解ー」



ーーーー4の国　魔界　存在ーーーー



「なるほどー」



ーーーーステータスチェック　推奨ーーーー



「何それー？」



ーーーーステータス　頭　浮かべるーーーー




『ステータスオープン』

名前　高橋勇哉
　年齢　19
　職業　勇者
　種族　人族
　状態　軽混乱
　
　レベル　1
　体力　260/260
　魔力　190/190
　俊敏性　70

　魔法属性　火　水　草　風　闇　光　無
　スキル　自己強化　天啓　状態異常耐性　成長期　剣豪の剣術


「わー
マジ勇者なの？」



勇哉は魔法とスキルの説明を受けるーー



ーーーー元クラスメイト　異世界　集合ーーーー



「えーみんなも来てるんだねー
ところで帰れるのー？」



ーーーーーーーーー



あれ？聞こえなかったかな

「帰れるのー？」



ーーーーーーーーー



「じゃあ元クラスメイトどこにいるのー？」



ーーーーーーーーー


「じゃあ魔界と国の事教えてー」



ーーーーーーーーー



「どうしたのー？
調子悪いー？」



ーーーー普通ーーーー




「じゃあ、答えなかったことは教えられないことってことかなー」


ブモォーーー


「わ、なんか来たー
どうするのー？」



ーーーー魔獣　魔法　練習通りーーーー



「さっき練習したもんねー
あれを魔獣？にやるんだなー」

「いけーウインドスライサー」

ブモォ

「結構簡単だなー」


「もう夜かー
魔獣は焼いて食べたし寝ようかなー
襲われたりしないかなー」



ーーーー起こすーーーー



「ありがとうー
じゃあーおやすみー」





「うーんおはよう『天啓』
そういえばイデアルだったなー」



ーーーー今日　大事　出会うーーーー



「急になにー？
よくわからんなー」



グオオォォォォォォォーーーーーーーー

く、この魔獣強いなー
剣術あるのに剣持ってないから魔法でしか戦えなくて魔力の消費が激しいなー

「オオオオオオオオオーーーーラァァ」

えーありがとう、誰かわからないけどー

「加勢してくれてサンキュー
魔法で仕留めるからさがってー」

「了解」

よーし観客がいるならカッコいいところ見せようかなー

「ファイヤーリングー」

上手に焼けましたー

「おい！勇哉！
なんでいるんだよ！」

あー佐渡じゃんー

佐渡最近どうなってるか噂も全くなかったからまず生きてて安心したなー
佐渡はすごいやつだからなー
最初に会ったのが佐渡でよかったー

おー桃田もいるじゃんー
佐渡あるところに桃田ありってぐらいこの二人仲良しだなー

あー二人は『天啓』ないのかー

じゃあいろいろ教えよー
一緒に今後も行動したいしねー


へー佐渡は悪魔で『覗き見』かー
面白いなー
カッコいい佐渡によく似合うし佐渡はいろいろ誤解してるところがあるから『覗き見』でたくさん人の頭の中見た方がいいと思うなー

桃田は天使…イメージ通りだなー
回復がすごいありがたいなー
魔力切れそうだったんだよなー

一番うらやましいのは…二人とも羽があるとこだよなー
飛ぶって全人類の夢だと思うなー

えー
大量の魔獣に囲まれてる！？

「今回こそ俺一人でやるから手出すなよ」

佐渡、こっちが傷つかないように全部一人で引き受けてくれるのかー
…それは真似できないなーカッコいいなー

でも…
佐渡はもっと人を頼っていいと思う
もっと佐渡に頼ってもらえるように頑張ろう

…高校のときも佐渡のこといろいろ考えてやったのに全然頼ってくれなかったからなー

あー佐渡に石が当たる

「佐渡危ないー
ウインドクラッシュー」

「勇哉、ありがとな」

「全然いいよー
やっぱり一人は危ないよー」

…初めて佐渡に少し認めてもらえたかもー
嬉しい！

佐渡すごいなー
自分も戦いながら戦局をしっかり見て的確な指示をくれるなー

おかげでこんなすごい状況でも負ける気がしないよー

…たとえ10体ぐらいに囲まれてもなー

佐渡を助けるためだからなー
そのためならどれだけでも頑張るよー

えっ
佐渡…ゴングコングキングに殴られ…
あ、あれって…
さすがに死ん…だ？

えっ
マジで？


「佐渡いいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーー」