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28わ『ギラ』

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よし次はギラだな

黒木先生がうまく抑えてくれてるな

ってか勇哉がめっちゃ苦戦してるわ
黒木先生も勇哉の援助に向かったみたいだし俺は天希の後ろに回り込もうとしてるギラとその他二人だけなんとかするか…

「天希!
後ろにギラたちいるから気をつけろよ」

「ばれないように近づいてたのにうるせぇぞ、ザコ」

…いやもろばれだったわ

「ギラ!
やっぱり俺から逃げてんじゃねえか?」

「なんだと!
お前なんか俺様にかかれば一瞬で葬れるわ、ザコ
なんかムカついたな
じゃあ望み通りお前から殺してやるぞ」

ギラって挑発に乗りやすいチョロいタイプだな

「一人でこいよ、ギラ
決着をつけようぜ」

「なんだと
生意気な小僧め!
身の程を知らせてやるよ
おい!お前ら手を出すなよ」

「「はい、ギラ様!」」

「やっと俺と戦う気になったか」

「うるせぇぞ!
死ねぇ!」

うおっ!
やっぱり速いな

俺の方が速いはずなのにパンチかわすので精一杯だな

「ほお
かわすか
お前の速さはなかなかだがな、意気がった小僧では俺様には勝てんぞ」

「だろうな
おまけに『鉄の拳』だろ?
そろそろ俺も全力で戦うか」

『偽眼』をしまう
これで視界は狭くなるがギラとの戦いに集中できる

…最悪『犠牲』もあるしな

「は?ほら吹いてんじゃねぇよ!
おらぁ!」


『覗き見発動』


 この速さで殴ったら避けれんだろ
 殴って倒れたらのし掛かってラッシュでいつものパターンだな
 避けられたら右足をかけて転ばせてのし掛かる
 どっちにしろ俺様の勝ちだ、ザコ



「ブラックスモーク!」

「うおっ、魔法か
お前も魔法使えるのかよ」

畜生、動きを止めようと思ったがかわされたな
しかも魔法がばれちまったな

「ギラ、今度はこっちの番だな
行くぞ」


『覗き見発動』


 今度はあいつからくるのか
 速さは互角ぐらいか?
 ここは一発くらって油断したとこを『鉄の拳』でカウンターだろ
 魔法を使ってきたらかわして魔力切れを待つか



ギラ冷静だな
ま、『精神力耐性』があるからかな

そのわりに仲間に頼ったりする事考えない辺りこいつの器もその程度ってことだな

とりあえずここで最良の手は…

「ブラックホール」

どっちにかわすか見て…

「ブラックスモーク」

「うおっ!
ち、見えねぇ!」

おもいっきり後ろに回り込んで横腹を蹴る

「うおっっ」

ぶっ飛んだな
でもまだ動けるみたいだな

「俺をここまで追い詰めたのは褒め称えてやるよ
お前はザコじゃねえ、俺様に楯突く目障りなゴミだ」

…それ評価ちゃんと変わってるか?

ただこのまま押せば余裕で勝てそうだな

「体力が半分以下…
ふふふそうかそうか
『狂人化』するのも久しぶりだなぁ!」

うわ、ギラの身体がなんかめっちゃ変化してるな
何かあれって…

「グワアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーー」

魔獣みたいだな…

あれはどう考えても人間じゃねえ!
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