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??×アイリス(貧しい少年)
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アイリスは貧しい家の一人息子。14歳の少年だった。父は仕事はしているが、そのお金を酒と遊びばかりに使い。母はとうに他界していた。
アイリスがいつも着ている服は、大人用のワイシャツに太ももまである靴下…。それだけだ。
もし、それ以外で身につけているものがあるとしたら、ブランケットぐらいだ。
それ程までに彼の家は貧しかった。
だから、よく街中でものを売っていた。
春は花束、夏は果物、秋は押し花、冬はマッチ…。
そして今日は、大晦日…冬真っ只中。
アイリスは、マッチを売りに行った。
「マッチはいりませんか?」
しかし、電気があるこの世の中、マッチなどが売れるはずもない。
それでもアイリスは、道行く人々に声をかけ続けた。なぜなら、マッチを全て売らないと家に入れてもらえないからだ。
「寒い…」
アイリスはその場にしゃがみこんだ。
息はどんどん冷たくなり、白く曇ることもなくなった。
「…だ…れか…」
アイリスはその場で横になった。
地面はとても冷たく、体温をどんどん奪っていった。
「さむい…だ…れか…」
さっきより、人通りは少なくなっていた。いや…誰もいない…。
いつの間にかアイリス以外、誰もいなくなっていた…
……To be continued
____
今日は、マッチの日でしたー!
アイリスがいつも着ている服は、大人用のワイシャツに太ももまである靴下…。それだけだ。
もし、それ以外で身につけているものがあるとしたら、ブランケットぐらいだ。
それ程までに彼の家は貧しかった。
だから、よく街中でものを売っていた。
春は花束、夏は果物、秋は押し花、冬はマッチ…。
そして今日は、大晦日…冬真っ只中。
アイリスは、マッチを売りに行った。
「マッチはいりませんか?」
しかし、電気があるこの世の中、マッチなどが売れるはずもない。
それでもアイリスは、道行く人々に声をかけ続けた。なぜなら、マッチを全て売らないと家に入れてもらえないからだ。
「寒い…」
アイリスはその場にしゃがみこんだ。
息はどんどん冷たくなり、白く曇ることもなくなった。
「…だ…れか…」
アイリスはその場で横になった。
地面はとても冷たく、体温をどんどん奪っていった。
「さむい…だ…れか…」
さっきより、人通りは少なくなっていた。いや…誰もいない…。
いつの間にかアイリス以外、誰もいなくなっていた…
……To be continued
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今日は、マッチの日でしたー!
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