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本当にお前の尻…叩いていいのか?②

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≡≡ haruki side ≡≡

明智でも結果は同じだった。やっぱり目の前に来ると体が勝手に反応して土下座しちまう。シャワーを浴びている間は大丈夫だったので距離は関係してると思う。俺が平伏してると明智が近づいてきて、なぜかアイツも土下座した。

「オイ。何してんだよ、おちょくってんのか?」
「いや……なんか、ほら、今からよろしくお願いします、的な……一方的にされるの気分悪ィし……」

明智の一礼は流石に武道を嗜んでいるだけあって綺麗だった。ただ、そんなことをしたって今からするのは俺の尻を叩くということなんだが。
明智が俺のソファーに腰掛けると膝を叩きながら俺を呼ぶ。
「えーと……命令すりゃいいんだよな?日当瀬、こっちきてここに跨って……て、あれ違うって横!横だって!その横じゃなくて、場所は膝の上……!……て、はぁ……」
「もうちょっと具体的に命令するとか、きっちり頭で考えるとかあるだろうがっ!」
兎に角明智が慣れなさすぎて事が運ばない。神功が慣れすぎてるとも言えるが。一言目では俺は明智の膝の上に向かい合わせで乗り上げる形となった。そして、次の横では横にちょこんと座ってしまう。そして、カップルが良くしそうな膝枕の形に落ち着いた。明智の太腿はかなり硬かった。そして頭を抱えて顔を真っ赤にしている明智を非難しながら下から覗き見ると結構参ってそうだったので更に俺の顔が顰めっ面になったが、もう頼めるやつが居ないので仕方ない。

「あ~~~ッッ!もー、尻叩きやすい形になれ!」
「はぁっ!?……なんだよ、……て、あ、ちょ……」

雑過ぎる命令に文句を言ったがちゃんと俺の体は動いて、しかもズボンと下着までずらして尻を丸出しにした後、机に手を付いて、あろう事か明智の顔の近くに尻を向けた。

「………日当瀬はこの体勢で叩いて欲しいってことか?」
「……死ね!もう何でもいいから、早く叩け!」

明智は渋々返事をしてから立ち上がるとペチッと軽く俺の尻を叩いた。勿論そんな強さじゃ能力のブレは起こる事は無く、俺は視線だけで睨み付けた。

「んなんじゃ、無理だッ!」
「わかってるって、ちょっと試しただけだ……行くぞ?」
「ッ…………早くしろ」

〝パァァァんッッッ!!〟

小気味良い音が俺の部屋に響き渡る。それと同時に能力のブレを感じた。だがそれよりもだ、やっぱり、もう一つ違う感覚が宿る。

「おー……、尻の模様が変わんのな…、続けるからな」
「………お、おう……」

〝バン、パンッ、パァァァんッ〟

明智は俺の様子を見ながら強弱をつけて尻を叩いてくれていた。角度や力や音の出方も違うので、コイツなりに気を使って叩いてくれてるんだろうけど、ダメだ……余計に、刺激的で。
俺の呼吸が弾む、肩が尖って、額から滲んだ汗が滴っていく。テーブルに爪を立てて耐えていたが、50発を過ぎたあたりで〝バシンっ〟とクリーンヒットした打ち付けに俺の背が綺麗に撓った。

「~~~~~~~~ッぅぅぅっ!!♡」
「ん?日当瀬?…………っ!?……あ、その、……なんだ」
「い、いいから続けろッ!なっちまうもんは仕方ねぇだろ!」
「ゔ……だ、だよな」

明智はそれだけ言うと俺の尻をまた叩き始めた。既に他のメンバーにも叩かれた尻は真っ赤に充血して熱を持っていたけど、痛いよりも気持ちよさがどんどん勝ってきてそれのほうが辛かった。後はなんと言っても明智は体力があるので尻叩きで疲れる事はなく、俺の尻を叩き続けていた筈なんだが……。急に、ギュウッっと、既に先走りダラダラで勃起しているペニスを掴まれた。

「ッ………ぁああ♡……な、にすんだ……よッ」
「いや、どうせならって……普通に叩くのと変わんねぇし、変わるかもしれねぇし……?」
「はっ、余計なこと………っんん♡♡はぁっ♡♡ッ…っぁ!!」

シュッ、シュッ、シュッと先走りを絡めながら明智はテンポよく俺のペニスを扱きあげる。自慰をする時のように緩急も強弱も絶妙で、俺の背が丸まっていく。そして、気持ちよさが高まってきたところでパシンっ!!とけたたましい音を響かせた。
「ぁあああああっん♡♡♡♡♡♡♡」
「………っ、エロッ……あー、でも、いい感じでブレてる気がする……」
「あけちっ、も、……出ちまうって!……ぅ、ぁあっ!♡♡」
「イってもいいけど……んー……、こっちに変えるか……」
明智はペニスの手を緩めた、そしてそれと同時に、ふにっとした柔らかいモノが尻の穴に触れた。舌だ…。明智の大きな舌が双丘の谷間を上から下までなぞるように舐ってから、ぐちゅぐちゅと卑猥に音を立てて愛撫を始める。慌てて止めさせようと体を捻ろうとした瞬間、バァァァんッと尻から割れるような衝撃が来た。
「っ゙ぁああああッッッッ゙!!ぁ、……はっ、……ぅ、うっうゔ、だめ、だめ♡♡♡」
「まだ解けてねぇって……、でも多分あってる気がする」
なにがだ!と、言ってやりたかったがもう思った事を口にする余力は無かった。明智の舌が括約筋を割って中に入ってきて、ベチャベチャに中を汚し、ペニスを扱く手もまた速くなり、一番気持ちいいタイミングを逃さず尻を叩かれる。叩かれる度に、ビュクッ、ビュックッ、と、先走りをペニスから滴らせて、はっきり言ってかなり気持ちよかった。痛いのと気持ちいいのが同時に起こって頭の中が麻痺していく。そんなときに明智が指の先で尻を撫で回して、ゾワゾワゾワゾワ────ッと、肌が粟立った。

「ぅふぁっ♡あっ、あ゙!?……ぁ、ぁ、……ちょ、どっちかに、ッ痛ぇ……し、きもちいいっ!♡♡♡」
「どっちかはムズいかも……ッ」
「ああっ、あ゙!!……はぁ、舌……した、…」
「ん、おふまで、いれふ……はぁ、……」
「んなとこで、しゃべん、……なぁああああ゙っ!」

ビクビクビクビクッと大きく体が震えたが、射精までは至らなかった。しかし、体勢を維持出来ずに机に突っ伏す形になり、尻だけ持ち上げた。明智は唾液を引きながら舌を外したようで、中の刺激が消えたが、次はペニスを扱いていた指が入ってきた。

「ひっ!ぁ♡♡♡あ、あ゙?ああ゙!?あ?……あっ!んー!!あっ!!ふぁっっ♡♡あああっ、イく、い゙……!!あっ♡」

明智は二本の指を奥まで捩じ込むと唾液の滑りを借りてバラバラに動かし始める。中を馴染ませるような動きに尻を揺らしていると、掌を下に向けられ、グッと前立腺を潰すように押しながら尻を叩かれた。
もう、そこから地獄だった。いや、天国だったかもしれない。明智が尻を叩くスピードを速めたので、ぐちゅ、ぐりっと、前立腺を押し上げながら、パンッ!パンッ!パシンっ!と、何度も尻を叩かれた。こんな事で感じる筈無いのにもう体は完全に痛みの虜で、床が先走りでどんどんぬるついていった。ガラステーブルも俺の熱で曇り冷たかった筈なのにもうすでに人肌だった。段々と射精したい、に頭の中が切り替わってきて、俺も腰をくねらせてしまうと、明智の動きが全て止まった。不思議に思って後ろに視線を向けるとそこには明智が欲情しきっていて、ズボンからペニスを引きずり出して濡れた指で軽く扱いていた。

「っつっっつん!!♡♡♡あけ、あけっ、あ゙あ!い゙、あ!ぬあっ!…ッふっ、い゙、あん♡♡♡あ?……あけ?……ッ」
「あ゙~……これは、ぜってぇー!日当瀬が悪い!……多分、あってる気がすっし、……も、我慢ならねぇって!」
「はぁ?…………ッッッッッッ!?お、い、誰が挿、レろ……ッひぁああああああああっ♡♡♡♡」

ずちゅんっ、と、スムーズに奥までペニスをアナルがのみこんでしまって背が撓った。前立腺ごと下腹部がガラステーブルに押さえつけられるほど深く角度を付けられて体が前後に揺れるくらい激しく奥まで穿たれた。

「んなっ!やあっ♡゙♡゙ッ!あ゙!あ♡♡♡♡あ、く、んっ!……ぎぃっ!??!………か、は、ッちょ、チンコ挟まってく、ぅぅうあう♡♡♡♡」
「はぁ…………、きもちぃ、………ッ」

尻を鷲掴みにされて思いっきり引き寄せられたので体が撓って、逃げるように前に倒れ込んだら、ペニスまで机の上に乗ってしまった。その体を上から明智が押さえ付けるように深く抜き差しを繰り返すので、ペニスがベチャッとガラステーブルにくっつき引き摺られる。先走りで汚れた為痛くはないが、ツルツルした面により摩擦で擦られる刺激に俺は悶えるしかできなかった。服もめくり上がり、乳首も机に擦れて段々と性感が高まり、ビクビクと体を震えさせると、絶頂が近づいて来た。

「ッ、明智ッ………これ、無理ッだ、ッ、ハァ、俺、イ…?ッぁ゙?ぁあああああああああ゙ッ゙ッ゙ッ゙!!!」

もう少しでイくと思った瞬間に明智が〝パァァァァァァァンッッ♡〟と今まで一番いい音を響かせて俺は絶頂した。精液が体とガラステーブルに挟まれたまま飛び出してガクガクと膝を震わせていたら、ふと体が軽くなった。どうやら華尻唯奈《けじり ゆな》の能力が解けたようだ。もう限界に近かったので、くったりとそのまま机に突っ伏すが、再び俺の体が揺さぶられる。

「っはっあああん♡♡あけっ!俺、イったばっか、……だっ!」
「悪ぃ、俺、もうちょっと……」

テーブルにぶちまけた精液が胸まで全体に塗り広がっていく、痛みがない分擦れるところ全部が気持ちよく、射精したばかりの先端だけビリビリと痺れるような快楽が沸き起こった。耐えきれず体を揺すったがびくともせず、もう印は消えた筈なのにパシンっと尻を叩かれて次は前立腺だけでイった。

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