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28 御前会議
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「ということは今も市中にその賊がいるということではないのか!?」
「警備隊は何をしておる!!」
「対策は!対策はあるのか!?」
場は荒れた。
いくら撃退できていて被害は教会の敷地内だけにすんでいるとしても仕方がないだろう。
街を守る壁の中に組織的な敵が侵入しているのだから。
そしてそれは北の街で起きた悲劇の種が皇都の中にあるということなのである。
冷静でいられない者がいても不思議なことではない。
しかしここで行われているのは御前会議なのである、それで紛糾する事が許されるようなことはない。
「静まれい!」
覇気のある声が部屋を揺らす、決して大きな声ではない、しかしその声は確実に届き、人の心だけではないく、壁や備え付けられている調度品をも揺らす。
当然慌てていた貴族達を心身共に揺らし、一瞬呆気に取られて静まり返る。
「皆の者落ち着いて最後まで聞け!宰相、続きを」
「はっ!」
その一言で紛糾しかけた会議は静まりかえり、再開の場は整う。
「対策はこれから議論する事となっておりますが、現在襲撃者の遺骸を回収し、調査を行っております。また、その状態から回復したという例があり、それがどういう状態であるかというという推測は立っております。大司教どの、あの子達の状態の説明をよろしいですか?」
「あいわかった、ローランド大司教のサインツじゃ、昨夜の襲撃ではの、その後があってな、わが教会の聖女と孤児が狙われておる」
「なんと!?」
「聖女が!?」
「子供まで狙うとは!?」
再び紛糾しかける会議であるが。
「静かに、幸いにもそこにおる聖女の兄君とその友のお陰で事なきを得ておる、しかしじゃな、その襲撃方法が問題でな」
一旦止まったその言葉に静まり息を呑む面々。
「襲撃に使われたのは年端も行かぬ孤児じゃ、しかも本人達が自覚せぬままに呪いをかけられ魔物して隷属させるという非道な手段じゃ!!」
引きつったような悲鳴があがり、顔を青くするものや頭を抱える者、祈りを捧げるもの、様々な反応で彼らはそのおぞましさに拒否反応を示す。
「幸いにもその子達の呪いはまだ浅く、聖女の手によって解呪された。」
その言葉に胸をなでおろし、安堵の息が聞こえる。
「その2人は今皇宮で保護されておるが、恐らく普通の人には戻れぬ、いかに呪いを解いても肉体の変質は戻せぬのじゃ……これでいいかの?」
悲しげに話す司教に首肯する宰相、それを見て司教は着席する。
「大司教殿、感謝する。さて今話してもらった通り、本人には自覚がない状態で呪いを掛けられて肉体の変質が認められるところまで分かっている、恐らくこれは北の異変にも共通して来ることである為.潜在的な被害者の判別に使えないかと思っている。」
そう言ってその後こちらに視線をやり。
「聖女殿、実際に見てどう感じられたか、話してもらえるか?」
「はい」
ルイスが立ち上がり話し出す。
「先に言っておきますが、私一人ではあれを解呪する事は難しかった思います。兄がいなければ私はあの子達を救えませんでした」
その言葉にざわめきが広がる。
その理由は教会の聖職のは大別すると祈りを捧げる者、戦う者、に別れる。
そしてその中でルイスは祈りを捧げる者の中で神からの加護がトップクラスに強く、その分戦闘力も強い。
そのルイスが一人では解決できないという事は9割以上の者は解決する事が出来ないという事を示す。
「動きを止めてもらい、魔方陣の補助をもらってようやく解呪出来ました、私一人では今頃どうなっていたか……」
「それにあれは禍々しすぎます、兄に言われるまで呪いだという事すら気がつかない程に……それが今回の敵の力の一端を現していると思います」
その言葉に再び空気が沈む。
「では仮に、聖女殿以外がロイド殿の補助を受けて解呪を行うとしたらどうなる?」
「それは、正直分かりません。ですが」
首を振り否定した後に続ける。
「司祭クラスの加護がない場合はまず間違いなく失敗に終わります。」
それがどういう事かといえば、司祭以上の階位の者は通常皇都クラスの都市でも15人いれば多いほうであり、小さい都市では10人未満、村によっては一人もいない事がある。
皇都は例外的にルイスや大司教様がいるので関係で20人を越えるが、人口2万人を越える都市で20人である。
それだけの者が補助を受けて漸く初期の状態の呪いを解除できる。
それはそこから進んだものはまず諦めなければならない、初期の者でも通常ではかなり厳しいという事実を表していた。
「それは確かか?」
「私の見立てではありますが、恐らく」
「分かった、聖女殿、感謝する」
「はい、失礼します」
そういってルイスが着席した後に宰相が口を開く。
「ではロイド殿、聖女殿の話を聞いて疑問に思ったことがあるのだがよろしいか?」
こちらを見て放たれた言葉に席から立ち上がり返答する。
「はい、何についてでしょうか?」
「まずは敵の強さについて、そして聖女殿が呪いと分からなかったのに何故見分けがついたのか、次にどう補助したのか、他のものには可能なのか、そして聖女殿の見解についての意見と今回の敵の黒幕についてこれについて聞かせて欲しい」
また一気に色々聞いてきたな。
「まず敵の強さについて、これの能力はB級のハーフヴァンパイアの少し上程といったところでしょう、それをしっかりと統制し、武器を持たせて役割も分担してありました。ギルドランクで言えばS以上でないと不覚を取りかねません。」
その言葉に再び場がざわめく。
ギルドランクS、言うは簡単であるが、これは超一流と言っていいレベルである。
国の戦力でも単騎でそこにいたるのは各隊の隊長の上位一握り。
両手に足りる程度の人数しかいない人材になる。
それが街の中に潜伏している。
これが意味すること、それは
「警備が普段の3倍必要か」
宰相が苦々しげに呟いた。
「警備隊は何をしておる!!」
「対策は!対策はあるのか!?」
場は荒れた。
いくら撃退できていて被害は教会の敷地内だけにすんでいるとしても仕方がないだろう。
街を守る壁の中に組織的な敵が侵入しているのだから。
そしてそれは北の街で起きた悲劇の種が皇都の中にあるということなのである。
冷静でいられない者がいても不思議なことではない。
しかしここで行われているのは御前会議なのである、それで紛糾する事が許されるようなことはない。
「静まれい!」
覇気のある声が部屋を揺らす、決して大きな声ではない、しかしその声は確実に届き、人の心だけではないく、壁や備え付けられている調度品をも揺らす。
当然慌てていた貴族達を心身共に揺らし、一瞬呆気に取られて静まり返る。
「皆の者落ち着いて最後まで聞け!宰相、続きを」
「はっ!」
その一言で紛糾しかけた会議は静まりかえり、再開の場は整う。
「対策はこれから議論する事となっておりますが、現在襲撃者の遺骸を回収し、調査を行っております。また、その状態から回復したという例があり、それがどういう状態であるかというという推測は立っております。大司教どの、あの子達の状態の説明をよろしいですか?」
「あいわかった、ローランド大司教のサインツじゃ、昨夜の襲撃ではの、その後があってな、わが教会の聖女と孤児が狙われておる」
「なんと!?」
「聖女が!?」
「子供まで狙うとは!?」
再び紛糾しかける会議であるが。
「静かに、幸いにもそこにおる聖女の兄君とその友のお陰で事なきを得ておる、しかしじゃな、その襲撃方法が問題でな」
一旦止まったその言葉に静まり息を呑む面々。
「襲撃に使われたのは年端も行かぬ孤児じゃ、しかも本人達が自覚せぬままに呪いをかけられ魔物して隷属させるという非道な手段じゃ!!」
引きつったような悲鳴があがり、顔を青くするものや頭を抱える者、祈りを捧げるもの、様々な反応で彼らはそのおぞましさに拒否反応を示す。
「幸いにもその子達の呪いはまだ浅く、聖女の手によって解呪された。」
その言葉に胸をなでおろし、安堵の息が聞こえる。
「その2人は今皇宮で保護されておるが、恐らく普通の人には戻れぬ、いかに呪いを解いても肉体の変質は戻せぬのじゃ……これでいいかの?」
悲しげに話す司教に首肯する宰相、それを見て司教は着席する。
「大司教殿、感謝する。さて今話してもらった通り、本人には自覚がない状態で呪いを掛けられて肉体の変質が認められるところまで分かっている、恐らくこれは北の異変にも共通して来ることである為.潜在的な被害者の判別に使えないかと思っている。」
そう言ってその後こちらに視線をやり。
「聖女殿、実際に見てどう感じられたか、話してもらえるか?」
「はい」
ルイスが立ち上がり話し出す。
「先に言っておきますが、私一人ではあれを解呪する事は難しかった思います。兄がいなければ私はあの子達を救えませんでした」
その言葉にざわめきが広がる。
その理由は教会の聖職のは大別すると祈りを捧げる者、戦う者、に別れる。
そしてその中でルイスは祈りを捧げる者の中で神からの加護がトップクラスに強く、その分戦闘力も強い。
そのルイスが一人では解決できないという事は9割以上の者は解決する事が出来ないという事を示す。
「動きを止めてもらい、魔方陣の補助をもらってようやく解呪出来ました、私一人では今頃どうなっていたか……」
「それにあれは禍々しすぎます、兄に言われるまで呪いだという事すら気がつかない程に……それが今回の敵の力の一端を現していると思います」
その言葉に再び空気が沈む。
「では仮に、聖女殿以外がロイド殿の補助を受けて解呪を行うとしたらどうなる?」
「それは、正直分かりません。ですが」
首を振り否定した後に続ける。
「司祭クラスの加護がない場合はまず間違いなく失敗に終わります。」
それがどういう事かといえば、司祭以上の階位の者は通常皇都クラスの都市でも15人いれば多いほうであり、小さい都市では10人未満、村によっては一人もいない事がある。
皇都は例外的にルイスや大司教様がいるので関係で20人を越えるが、人口2万人を越える都市で20人である。
それだけの者が補助を受けて漸く初期の状態の呪いを解除できる。
それはそこから進んだものはまず諦めなければならない、初期の者でも通常ではかなり厳しいという事実を表していた。
「それは確かか?」
「私の見立てではありますが、恐らく」
「分かった、聖女殿、感謝する」
「はい、失礼します」
そういってルイスが着席した後に宰相が口を開く。
「ではロイド殿、聖女殿の話を聞いて疑問に思ったことがあるのだがよろしいか?」
こちらを見て放たれた言葉に席から立ち上がり返答する。
「はい、何についてでしょうか?」
「まずは敵の強さについて、そして聖女殿が呪いと分からなかったのに何故見分けがついたのか、次にどう補助したのか、他のものには可能なのか、そして聖女殿の見解についての意見と今回の敵の黒幕についてこれについて聞かせて欲しい」
また一気に色々聞いてきたな。
「まず敵の強さについて、これの能力はB級のハーフヴァンパイアの少し上程といったところでしょう、それをしっかりと統制し、武器を持たせて役割も分担してありました。ギルドランクで言えばS以上でないと不覚を取りかねません。」
その言葉に再び場がざわめく。
ギルドランクS、言うは簡単であるが、これは超一流と言っていいレベルである。
国の戦力でも単騎でそこにいたるのは各隊の隊長の上位一握り。
両手に足りる程度の人数しかいない人材になる。
それが街の中に潜伏している。
これが意味すること、それは
「警備が普段の3倍必要か」
宰相が苦々しげに呟いた。
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