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第四章 某国の姫君
第29話 シャル・ウィ・ダンス?
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「ところで、パティさんが戦ってたようだったのでつい攻撃しましたけど、彼は敵、でいいんですよね?」
「え? え、ええ! あいつがパラスの王、カオスよ!」
「あいつが!? そうですか、ならためらわずにもっと大技を出しとけばよかったですね……」
「オイ! 何だテメエは? 人の戦いに横槍入れやがって! ただの一般兵って感じでもなさそうだが、その黒ガキの仲間か?」
「誰が黒ガキよ!? 人を岩ガキみたいに言うんじゃないわよ!」
「ええそうです! 僕はメルク・トーレ! ユーキさんを守る為に、そしてパティさんの手助けをする為に来ました! ああ、因みに入れたのは槍ではなくて弓矢ですけどね!」
「いやどっちでもいーわ!! まあいい、テメエも中々良さげじゃねーか!? いいぜ! なら2人まとめてかかって来な!!」
「良さげ……パティさん!? あの人、そっちの気があるんですか?」
「分かんないけど、気を付けなさいメル君! あなた男なのにかわいい顔してるから、そっち方面の人に人気ありそうじゃない!?」
「や、やめてくださいよパティさん……」
「一応言っとくけど違うからなっ!!」
「分かりました! 相手が敵の親玉となれば、遠慮無く2人で行かせてもらいますよ!」
「ち、ちょっと待ってよメル君!! いくらラスボスが相手とはいえ、2人がかりってのは……」
「漆黒の悪魔と呼ばれる方がどうしたんですか!?」
「別に呼ばれてないわよっ!! い、一部の人にしか……」
「僕は前回自分の甘さ故に、絶対に負けられない戦いに負けてしまったんです……もう2度と負けられない! いや、負けてはいけないんです! 今回だってユーキさんの命がかかってるんですから!!」
メルクの言葉にハッとなるパティ。
「……そうね……そうだわ! ユーキの命がかかってるんですもの、どんな手を使ってでも勝たなきゃいけないのよね! なら行くわよ! メル君!!」
「ハイッ!!」
「メル君!!」
自分の耳を指差すパティと、それを見てコクリと頷いたメルクが、空に向かって水の矢を放つ。
「ファントムミスト!!」
「ああん!? どこに向かって……」
程なくして辺りに霧が立ち込めて、カオスの視界を遮って行く。
「ちっ! また小細工かよ!?」
(ん!? 何か変だ……)
目をつぶり耳をすますカオス。
(音が聞こえない!? いや、俺自身から発する音は聞こえるから、正確には俺の周りの音が完全に消えた訳か……弓使いのガキの技か? いや、水属性の魔法に音を消す能力なんて無い筈……ならば、あのパティとか言う女の仕業か!? そうか、あの女確か風属性だったな……空気の振動を操作して、音が伝わらないようにしたという事か……)
「メル君の霧で視界を封じて、あたしのエアバイブレートでカオスに音が伝わらないようにした……しかもこの霧は、魔力を探知するのを困難にさせる特性がある。これでカオスはあたし達の位置を知る事が出来ないわ! 犬並の嗅覚でも持っていない限りはね!」
(うーん……どうするかなー!? 一気に吹き飛ばしてもいいが、それでは面白くないしなー!? まあ、ここから何を仕掛けて来るか、じっくり味わってみるか!」
パティが攻撃を仕掛けようとした時、いきなり目の前に人影が現れる。
「キャアア!!」
「うおっ!! ビックリしたあ!!」
うずくまり胸を押さえて深呼吸するパティ。
(ふうっ! この技って敵に探知されないのはいいんだけど、霧の中に居る限り味方同士も位置が分からなくなるのが欠点なのよね~! ん!? 味方?)
呼吸を整えて、人影を確認するパティ。
「え!? マルスさん、とレナさん? な、何でこんなとこに!?」
「ああ、パティちゃんか!? 良かった! 無事なようで安心したぞ! いやあ、パティちゃんがカオスと戦っていると聞いてな! マナに代わり救援に来たんだ!」
「そんな!? 王族のお二人が自ら?」
「強力な魔力を感じたので来てみたら、いきなり霧に巻かれてしまってね、彷徨っていたらバッタリパティちゃんに会ったという訳だ!」
「なるほど! 今この霧でカオスの視界と聴覚を封じてるんです! 唯一、あの方向に魔力を感じるでしょう!? あそこにカオスが居ます!」
前方を指差すパティ。
「うむ、確かにあの方向にだけ魔力を感じるな!」
「これから攻撃を仕掛けますので、協力願えますか?」
「勿論!! その為に来たんだ! もうじきアイバーン君も来る筈だ!」
「そうですか! これだけ居れば何とかなるかも!? それじゃあ、あたしから先に仕掛けますね!」
「了解した!! 我々もその後に続くとしよう!!」
「では行きます!! ウインドスピアー!!」
右手に風を集めて槍の形にして、槍投げのように投げようとした時またしても前方に人影が現れるが、勢いが付いていた為に止まる事が出来ずに、そのまま人影と衝突してしまう。
「キャアア!!」
「うおっ!!」
「……いったあああ! もう!! 今度は誰!?」
「わ、私だ! パティ君!」
「アイ君!? いつ戻って……てかあんたはこの戦法知ってるでしょ!? 何でこんなとこウロウロしてるのよ!!」
アイバーンの胸ぐらを掴み、怒るパティ。
「いや、パティ君がカオスと戦っていると聞いてね! 魔力を辿って来たのだが、ちょうどメルクのファントムミストが発動していたので攻撃を仕掛けようとした所だったのだよ!」
「んもうっ! タイミング悪いわねー!!」
そして、放ったらかしのカオス。
(全然仕掛けて来ねぇな……あいつら何やってんだ!? 早く来ねえと、せっかくの霧が消えちまうぞ!? ……まさか、霧が消えたら誰も居ないなんて事はねぇだろうな!?)
そのパティ達。
「あたしが始めに仕掛けるから、アイ君はマルスさん達の後に続いて!」
「ふむ……了解した!」
しかし、時間がかかり過ぎた為に、徐々に霧が晴れて来てしまう。
「パティさん!! もう霧が持ちません!!」
「ええっ!? ちょ、ちょっと待ってよ!! まだ何もやってないのよ!?」
「消えます!!」
パティの願いも空しく、とうとう霧が完全に晴れてしまう。
そして、何もされないまま出て来たカオスが、パティ達の姿を確認する。
「てめえら、一体何がしたかった……いやめちゃくちゃ人数増えてんじゃねぇか!! それにリーゼルの国王と王妃まで居やがる!? ……オイ、何でテメエまで居やがるんだ!? 猫!」
「久しぶりだニャ、カオス!」
いつの間にか来ていた猫師匠がカオスと対面する。
「猫って……ええ!? 何で猫師匠がここに居るのよ!!」
「パティが心配で、すっ飛んで来たニャ」
「え!?」
「って言ったら喜ぶかニャ?」
「こ、このバカ猫……」
「ああー! 師匠をバカ呼ばわりするとは、なんていうバカ弟子ニャ!」
「バカにバカって言っただけでしょ!」
「バカって言った方がバカニャ!」
「じゃあやっぱり師匠もバカって事じゃないの!」
「ムキー!! 屁理屈が過ぎるニャー!!」
「師匠の教育の賜物よ!!」
パティと猫師匠のやり取りを、呆れた様子で見ているアイバーン達。
「何ていうか……似た者同士ですね……」
「ふむ……ところで、あなたがパティ君の師匠、でよろしいですか?」
アイバーンが、始めて見る猫師匠にたずねる。
「うん? そうニャ! あたしがパティの師匠、シャル・ウィードだニャ!」
「……あのー、パティ君の師匠というぐらいですからお強いのは分かりますが、戦闘中にいきなり踊りましょうと言うのはいかがなものかと……」
「? 何の事ニャ? あたしはただ自己紹介しただけニャ!?」
「シャル・ウィ・ダンスって仰ったではないですか!?」
「フニャアア!! シャル・ウィ・ダンスなんて言ってないニャ!! あたしはシャル・ウィード・ダンスって言ったニャ!! ……ニャアア!! つられてついダンスって言ってしまったニャ! ダンスは踊らないニャアア!!」
「え? え、ええ! あいつがパラスの王、カオスよ!」
「あいつが!? そうですか、ならためらわずにもっと大技を出しとけばよかったですね……」
「オイ! 何だテメエは? 人の戦いに横槍入れやがって! ただの一般兵って感じでもなさそうだが、その黒ガキの仲間か?」
「誰が黒ガキよ!? 人を岩ガキみたいに言うんじゃないわよ!」
「ええそうです! 僕はメルク・トーレ! ユーキさんを守る為に、そしてパティさんの手助けをする為に来ました! ああ、因みに入れたのは槍ではなくて弓矢ですけどね!」
「いやどっちでもいーわ!! まあいい、テメエも中々良さげじゃねーか!? いいぜ! なら2人まとめてかかって来な!!」
「良さげ……パティさん!? あの人、そっちの気があるんですか?」
「分かんないけど、気を付けなさいメル君! あなた男なのにかわいい顔してるから、そっち方面の人に人気ありそうじゃない!?」
「や、やめてくださいよパティさん……」
「一応言っとくけど違うからなっ!!」
「分かりました! 相手が敵の親玉となれば、遠慮無く2人で行かせてもらいますよ!」
「ち、ちょっと待ってよメル君!! いくらラスボスが相手とはいえ、2人がかりってのは……」
「漆黒の悪魔と呼ばれる方がどうしたんですか!?」
「別に呼ばれてないわよっ!! い、一部の人にしか……」
「僕は前回自分の甘さ故に、絶対に負けられない戦いに負けてしまったんです……もう2度と負けられない! いや、負けてはいけないんです! 今回だってユーキさんの命がかかってるんですから!!」
メルクの言葉にハッとなるパティ。
「……そうね……そうだわ! ユーキの命がかかってるんですもの、どんな手を使ってでも勝たなきゃいけないのよね! なら行くわよ! メル君!!」
「ハイッ!!」
「メル君!!」
自分の耳を指差すパティと、それを見てコクリと頷いたメルクが、空に向かって水の矢を放つ。
「ファントムミスト!!」
「ああん!? どこに向かって……」
程なくして辺りに霧が立ち込めて、カオスの視界を遮って行く。
「ちっ! また小細工かよ!?」
(ん!? 何か変だ……)
目をつぶり耳をすますカオス。
(音が聞こえない!? いや、俺自身から発する音は聞こえるから、正確には俺の周りの音が完全に消えた訳か……弓使いのガキの技か? いや、水属性の魔法に音を消す能力なんて無い筈……ならば、あのパティとか言う女の仕業か!? そうか、あの女確か風属性だったな……空気の振動を操作して、音が伝わらないようにしたという事か……)
「メル君の霧で視界を封じて、あたしのエアバイブレートでカオスに音が伝わらないようにした……しかもこの霧は、魔力を探知するのを困難にさせる特性がある。これでカオスはあたし達の位置を知る事が出来ないわ! 犬並の嗅覚でも持っていない限りはね!」
(うーん……どうするかなー!? 一気に吹き飛ばしてもいいが、それでは面白くないしなー!? まあ、ここから何を仕掛けて来るか、じっくり味わってみるか!」
パティが攻撃を仕掛けようとした時、いきなり目の前に人影が現れる。
「キャアア!!」
「うおっ!! ビックリしたあ!!」
うずくまり胸を押さえて深呼吸するパティ。
(ふうっ! この技って敵に探知されないのはいいんだけど、霧の中に居る限り味方同士も位置が分からなくなるのが欠点なのよね~! ん!? 味方?)
呼吸を整えて、人影を確認するパティ。
「え!? マルスさん、とレナさん? な、何でこんなとこに!?」
「ああ、パティちゃんか!? 良かった! 無事なようで安心したぞ! いやあ、パティちゃんがカオスと戦っていると聞いてな! マナに代わり救援に来たんだ!」
「そんな!? 王族のお二人が自ら?」
「強力な魔力を感じたので来てみたら、いきなり霧に巻かれてしまってね、彷徨っていたらバッタリパティちゃんに会ったという訳だ!」
「なるほど! 今この霧でカオスの視界と聴覚を封じてるんです! 唯一、あの方向に魔力を感じるでしょう!? あそこにカオスが居ます!」
前方を指差すパティ。
「うむ、確かにあの方向にだけ魔力を感じるな!」
「これから攻撃を仕掛けますので、協力願えますか?」
「勿論!! その為に来たんだ! もうじきアイバーン君も来る筈だ!」
「そうですか! これだけ居れば何とかなるかも!? それじゃあ、あたしから先に仕掛けますね!」
「了解した!! 我々もその後に続くとしよう!!」
「では行きます!! ウインドスピアー!!」
右手に風を集めて槍の形にして、槍投げのように投げようとした時またしても前方に人影が現れるが、勢いが付いていた為に止まる事が出来ずに、そのまま人影と衝突してしまう。
「キャアア!!」
「うおっ!!」
「……いったあああ! もう!! 今度は誰!?」
「わ、私だ! パティ君!」
「アイ君!? いつ戻って……てかあんたはこの戦法知ってるでしょ!? 何でこんなとこウロウロしてるのよ!!」
アイバーンの胸ぐらを掴み、怒るパティ。
「いや、パティ君がカオスと戦っていると聞いてね! 魔力を辿って来たのだが、ちょうどメルクのファントムミストが発動していたので攻撃を仕掛けようとした所だったのだよ!」
「んもうっ! タイミング悪いわねー!!」
そして、放ったらかしのカオス。
(全然仕掛けて来ねぇな……あいつら何やってんだ!? 早く来ねえと、せっかくの霧が消えちまうぞ!? ……まさか、霧が消えたら誰も居ないなんて事はねぇだろうな!?)
そのパティ達。
「あたしが始めに仕掛けるから、アイ君はマルスさん達の後に続いて!」
「ふむ……了解した!」
しかし、時間がかかり過ぎた為に、徐々に霧が晴れて来てしまう。
「パティさん!! もう霧が持ちません!!」
「ええっ!? ちょ、ちょっと待ってよ!! まだ何もやってないのよ!?」
「消えます!!」
パティの願いも空しく、とうとう霧が完全に晴れてしまう。
そして、何もされないまま出て来たカオスが、パティ達の姿を確認する。
「てめえら、一体何がしたかった……いやめちゃくちゃ人数増えてんじゃねぇか!! それにリーゼルの国王と王妃まで居やがる!? ……オイ、何でテメエまで居やがるんだ!? 猫!」
「久しぶりだニャ、カオス!」
いつの間にか来ていた猫師匠がカオスと対面する。
「猫って……ええ!? 何で猫師匠がここに居るのよ!!」
「パティが心配で、すっ飛んで来たニャ」
「え!?」
「って言ったら喜ぶかニャ?」
「こ、このバカ猫……」
「ああー! 師匠をバカ呼ばわりするとは、なんていうバカ弟子ニャ!」
「バカにバカって言っただけでしょ!」
「バカって言った方がバカニャ!」
「じゃあやっぱり師匠もバカって事じゃないの!」
「ムキー!! 屁理屈が過ぎるニャー!!」
「師匠の教育の賜物よ!!」
パティと猫師匠のやり取りを、呆れた様子で見ているアイバーン達。
「何ていうか……似た者同士ですね……」
「ふむ……ところで、あなたがパティ君の師匠、でよろしいですか?」
アイバーンが、始めて見る猫師匠にたずねる。
「うん? そうニャ! あたしがパティの師匠、シャル・ウィードだニャ!」
「……あのー、パティ君の師匠というぐらいですからお強いのは分かりますが、戦闘中にいきなり踊りましょうと言うのはいかがなものかと……」
「? 何の事ニャ? あたしはただ自己紹介しただけニャ!?」
「シャル・ウィ・ダンスって仰ったではないですか!?」
「フニャアア!! シャル・ウィ・ダンスなんて言ってないニャ!! あたしはシャル・ウィード・ダンスって言ったニャ!! ……ニャアア!! つられてついダンスって言ってしまったニャ! ダンスは踊らないニャアア!!」
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