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第五章 五国統一
第78話 そしておっさんへ……
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「誰が石像よっ!!」
石化の解けたパティがセラにツッコミを入れる。
「じゃあ、馬鹿弟子が復活した所で、話の続きはあたしが話すニャ」
「馬鹿弟子ゆ~な! 馬鹿師匠!」
「フニャ!? パティ! お前だって師匠に向かって馬鹿って言ってるニャ!」
「あたしはただ事実を述べてるだけよ!」
「あたしはお前の師匠である前に、女神テトニャ! 自分の信仰してる神に向かって、余りに無礼ニャ!」
「あたしだってテト神の正体がこんな馬鹿猫だって知ってたら、初めから信仰なんてしないわよ!」
「ニャにおおお!?」
「大体何よ!? 神様のくせに語尾にニャーニャーニャーニャー付けてさ! みっともない!」
「フニャ!? あ、あたしは元々猫の神様だから、これは至極当然の事ニャ!」
「よく言うわよ! 単に自分でそういうキャラを作ってるだけでしょ!? かわいいとか思ってるの!? ホント馬鹿みたい!!」
「言わせておけばあああ!!」
「いい加減にしたまえパティ君!!」
収まりのつかない2人の仲裁に入るアイバーン。
「確かに自分の師匠や信仰の対象に対してその物言いは無礼だ!」
「うぐっ、だあって~」
「だってじゃない!」
「や~いや~い、怒られた~!」
アイバーンに怒られたパティをからかう猫師匠。
しかし、そんな猫師匠をユーキが叱る。
「テトもいい加減にして!! さっきから全然話が進まないでしょ!?」
「フニュ! ご、ごめんなさいニャ。イース姉様……」
ユーキからイースの気迫を感じた猫師匠が大人しくなる。
「ほら! ヘコんでないで続き話してよ。僕はその後どうなったのさ!?」
「そ、そうだったニャ。瀕死の状態になったマナを助けようとして、自らの肉体と魂をマナと融合させたイース姉様は、その行動を見ていた神々の長、主神ゼスの温情で処刑は免除され、その代わりに33年の異世界送りの刑に処される事になったニャ」
「そう、だったんですね……」
「でも、33年っていう数字はどこから出て来たのよ!?」
「それについてはわしが話そう!」
そこへ現れたのは何と、トゥマール国の現国王ロイだった。
まさかの人物の登場に驚くアイバーン達王国騎士団の面々。
「ロイ国王!?」
「な、何故国王がこちらに!?」
その疑問に猫師匠が答える。
「ああ、そのじいさんが主神ゼスニャ」
「……」
「ええええええええ~っ!!!!」
「マナ王女が女神イースでシャル女王が女神テトでカオスがアビス神でロイ国王が主神ゼス!? か、神様だらけや~!? ここは天国や~!!」
「ババババ、バケモノ!! いや馬鹿者!! オチ付けんか、ブレン!!」
「アイバーン様もお茶ついでくださいよ!!」
すっかりパニック状態の騎士団をスルーして、ユーキの前に立つロイ国王。
「イース、よく戻って来てくれた……そしてマナよ、人間であるお前を神々の争いに巻き込んでしまい済まなかった。あの時はもう既に君の意識は無かったので、改めて詫びさせてくれ」
そう言って、ユーキに向かって深々と頭を下げるロイ国王。
「あ、いや! その事はもういいよ~! 僕が勝手に首突っ込んだんだから! それに、色々僕に配慮してくれたんでしょ?」
「それよ! ユーキ、いやマナは異世界送り33年になったんでしょ? じゃあ何で行方不明になってから2年しか経ってないのよ?」
「主神相手にタメ口か……さすがはアビスの血族じゃな」
ボソッと呟くロイ国王。
「何よ!?」
「いえ、何も……」
睨むパティから目をそらすロイ国王。
「いくらマナと融合したとはいえ、罰の対象はあくまでイースのみ。普通に刑を執行してしまっては、マナの両親や周りの者は33年もの間マナと離れ離れになってしまう。かといって全くの無罪放免にする訳にもいかんので、時間を逆行して33年前の異世界に転生させる事にしたんじゃ。こちらへ戻った時に影響無いよう、マナの意識と肉体を封印してな」
「そうか……実際に刑は執行されたけど、過去の異世界に送られたからこちらの世界にはほとんど影響が無かったんですね? でも、33年っていうのはどこから? それに何故女性ではなくおっさんなんですか?」
「33年というのは……神々の中には異世界へ永久追放しろという意見も多かったんじゃ。しかし、それはマナの事もあったのでわしが断固拒否した。ならばと条件を出して来おった」
「条件?」
「うむ……向こうの世界では、30才まで異性と肉体関係をもたなければ魔法使いになれるという都市伝説があっての。それに因んで、30年間純潔を守る事が出来たなら、魔法世界に戻してもいいという事になったんじゃ」
「あれ? 30年? 33年じゃないんですか?」
「ああ、33の方が見た目に綺麗じゃったから、わしが足しといた」
「あんたね~!」
「で、ではおっさんだった理由は?」
「だあって~! こ~んなかわいいマナちゃんの姿のまま転生なんかさせたら、すぐオオカミ共に食われちゃうじゃない! だからモテないおっさんに成長するよう、ちょちょっと細工したのよ~!」
「何で急にオネエ口調になってんのよ」
「そうだったんですね、それで……あれ? ちょっと待ってください! 確かユーキさんって35才まで向こうの世界に居たって言ってましたよね? じゃあ後の2年は?」
「わしは、刑期が終わればちょうど時間軸が合わさり、マナとその周りの者には何の影響も無いように33年前に飛ばしたんじゃ。刑期が終わると同時にイースの封印も解けるようにしてな。そうすれば、目覚めたイースの力でこちらに戻って来れる筈じゃった。しかし、イースとマナの融合は思いの外深くてな、33年経ってもイースは目覚めなかったんじゃ」
「そこであたしが、それとなくユーキに接触して魔法世界に戻そうとしたニャ。でも中々思うように行かず、結局成功までに2年もかかってしまったニャ」
「しかも、本来ならこちらへ戻ると同時に、向こうでのおっさんとしての記憶は無くなり、同時にマナの封印されていた肉体も復活し、意識と記憶も戻る筈じゃった。しかし深くなった融合の影響か、マナの記憶は目覚めず、おっさんの記憶が残ったままこちらに転移されてしまったんじゃ」
「そう、か……それで35年分のおっさんの記憶を持った美少女ユーキが出来上がった訳ね……」
「その色んなイレギュラーのせいで、結果マナさんが2年間行方不明になってた訳なんですね」
「転移して来る場所と時間はあたしが分かっていたから、急遽パティに迎えに行かせたニャ」
「大体師匠が初めからちゃんと説明してくれてれば、もっと話は簡単だったんでしょ!?」
「き、急な事だったから説明しているヒマが無かったニャ」
「いいえ、その方が面白いからってあえて隠していただけです」
「師匠~!」
猫師匠を睨みつけるパティ。
「ち、違うニャ!! いや、違わないけど……あいや、ユーキが不完全な状態で転移されてしまったから、少しずつ時間をかけてイース姉様とマナの意識を起こす必要があったニャ!! だからゆっくりユーキを鍛えながら連れて来るように言ったニャ!!」
「ふ~ん……」
まだ疑いの目を向けるパティ。
「まあいいわ。でも、何で向こうに居たユーキにちょっと知らせるだけで2年もかかったのよ? 神様なんだから、色々やりようはあったでしょ!?」
「勿論あたしは色々やったニャ! だけど、ユーキが天然オトボケ鈍系キャラだったせいで、中々気付いてくれなかったニャ」
「誰が天然オトボケ鈍系キャラかっ!! 大体、あの怪しげな魔道書以外、覚え無いよ? 僕」
「だから天然オトボケ……」
「それはいいから!!」
「ねえ師匠、他にどんな接触したのよ?」
「え~っとお、他には……怪しげな占い師になったり、怪しげなメールを送ったり、怪しげな道端アンケート員に扮したり、怪しげな訪問販売員に……」
「全部怪しいからねっ!!」
石化の解けたパティがセラにツッコミを入れる。
「じゃあ、馬鹿弟子が復活した所で、話の続きはあたしが話すニャ」
「馬鹿弟子ゆ~な! 馬鹿師匠!」
「フニャ!? パティ! お前だって師匠に向かって馬鹿って言ってるニャ!」
「あたしはただ事実を述べてるだけよ!」
「あたしはお前の師匠である前に、女神テトニャ! 自分の信仰してる神に向かって、余りに無礼ニャ!」
「あたしだってテト神の正体がこんな馬鹿猫だって知ってたら、初めから信仰なんてしないわよ!」
「ニャにおおお!?」
「大体何よ!? 神様のくせに語尾にニャーニャーニャーニャー付けてさ! みっともない!」
「フニャ!? あ、あたしは元々猫の神様だから、これは至極当然の事ニャ!」
「よく言うわよ! 単に自分でそういうキャラを作ってるだけでしょ!? かわいいとか思ってるの!? ホント馬鹿みたい!!」
「言わせておけばあああ!!」
「いい加減にしたまえパティ君!!」
収まりのつかない2人の仲裁に入るアイバーン。
「確かに自分の師匠や信仰の対象に対してその物言いは無礼だ!」
「うぐっ、だあって~」
「だってじゃない!」
「や~いや~い、怒られた~!」
アイバーンに怒られたパティをからかう猫師匠。
しかし、そんな猫師匠をユーキが叱る。
「テトもいい加減にして!! さっきから全然話が進まないでしょ!?」
「フニュ! ご、ごめんなさいニャ。イース姉様……」
ユーキからイースの気迫を感じた猫師匠が大人しくなる。
「ほら! ヘコんでないで続き話してよ。僕はその後どうなったのさ!?」
「そ、そうだったニャ。瀕死の状態になったマナを助けようとして、自らの肉体と魂をマナと融合させたイース姉様は、その行動を見ていた神々の長、主神ゼスの温情で処刑は免除され、その代わりに33年の異世界送りの刑に処される事になったニャ」
「そう、だったんですね……」
「でも、33年っていう数字はどこから出て来たのよ!?」
「それについてはわしが話そう!」
そこへ現れたのは何と、トゥマール国の現国王ロイだった。
まさかの人物の登場に驚くアイバーン達王国騎士団の面々。
「ロイ国王!?」
「な、何故国王がこちらに!?」
その疑問に猫師匠が答える。
「ああ、そのじいさんが主神ゼスニャ」
「……」
「ええええええええ~っ!!!!」
「マナ王女が女神イースでシャル女王が女神テトでカオスがアビス神でロイ国王が主神ゼス!? か、神様だらけや~!? ここは天国や~!!」
「ババババ、バケモノ!! いや馬鹿者!! オチ付けんか、ブレン!!」
「アイバーン様もお茶ついでくださいよ!!」
すっかりパニック状態の騎士団をスルーして、ユーキの前に立つロイ国王。
「イース、よく戻って来てくれた……そしてマナよ、人間であるお前を神々の争いに巻き込んでしまい済まなかった。あの時はもう既に君の意識は無かったので、改めて詫びさせてくれ」
そう言って、ユーキに向かって深々と頭を下げるロイ国王。
「あ、いや! その事はもういいよ~! 僕が勝手に首突っ込んだんだから! それに、色々僕に配慮してくれたんでしょ?」
「それよ! ユーキ、いやマナは異世界送り33年になったんでしょ? じゃあ何で行方不明になってから2年しか経ってないのよ?」
「主神相手にタメ口か……さすがはアビスの血族じゃな」
ボソッと呟くロイ国王。
「何よ!?」
「いえ、何も……」
睨むパティから目をそらすロイ国王。
「いくらマナと融合したとはいえ、罰の対象はあくまでイースのみ。普通に刑を執行してしまっては、マナの両親や周りの者は33年もの間マナと離れ離れになってしまう。かといって全くの無罪放免にする訳にもいかんので、時間を逆行して33年前の異世界に転生させる事にしたんじゃ。こちらへ戻った時に影響無いよう、マナの意識と肉体を封印してな」
「そうか……実際に刑は執行されたけど、過去の異世界に送られたからこちらの世界にはほとんど影響が無かったんですね? でも、33年っていうのはどこから? それに何故女性ではなくおっさんなんですか?」
「33年というのは……神々の中には異世界へ永久追放しろという意見も多かったんじゃ。しかし、それはマナの事もあったのでわしが断固拒否した。ならばと条件を出して来おった」
「条件?」
「うむ……向こうの世界では、30才まで異性と肉体関係をもたなければ魔法使いになれるという都市伝説があっての。それに因んで、30年間純潔を守る事が出来たなら、魔法世界に戻してもいいという事になったんじゃ」
「あれ? 30年? 33年じゃないんですか?」
「ああ、33の方が見た目に綺麗じゃったから、わしが足しといた」
「あんたね~!」
「で、ではおっさんだった理由は?」
「だあって~! こ~んなかわいいマナちゃんの姿のまま転生なんかさせたら、すぐオオカミ共に食われちゃうじゃない! だからモテないおっさんに成長するよう、ちょちょっと細工したのよ~!」
「何で急にオネエ口調になってんのよ」
「そうだったんですね、それで……あれ? ちょっと待ってください! 確かユーキさんって35才まで向こうの世界に居たって言ってましたよね? じゃあ後の2年は?」
「わしは、刑期が終わればちょうど時間軸が合わさり、マナとその周りの者には何の影響も無いように33年前に飛ばしたんじゃ。刑期が終わると同時にイースの封印も解けるようにしてな。そうすれば、目覚めたイースの力でこちらに戻って来れる筈じゃった。しかし、イースとマナの融合は思いの外深くてな、33年経ってもイースは目覚めなかったんじゃ」
「そこであたしが、それとなくユーキに接触して魔法世界に戻そうとしたニャ。でも中々思うように行かず、結局成功までに2年もかかってしまったニャ」
「しかも、本来ならこちらへ戻ると同時に、向こうでのおっさんとしての記憶は無くなり、同時にマナの封印されていた肉体も復活し、意識と記憶も戻る筈じゃった。しかし深くなった融合の影響か、マナの記憶は目覚めず、おっさんの記憶が残ったままこちらに転移されてしまったんじゃ」
「そう、か……それで35年分のおっさんの記憶を持った美少女ユーキが出来上がった訳ね……」
「その色んなイレギュラーのせいで、結果マナさんが2年間行方不明になってた訳なんですね」
「転移して来る場所と時間はあたしが分かっていたから、急遽パティに迎えに行かせたニャ」
「大体師匠が初めからちゃんと説明してくれてれば、もっと話は簡単だったんでしょ!?」
「き、急な事だったから説明しているヒマが無かったニャ」
「いいえ、その方が面白いからってあえて隠していただけです」
「師匠~!」
猫師匠を睨みつけるパティ。
「ち、違うニャ!! いや、違わないけど……あいや、ユーキが不完全な状態で転移されてしまったから、少しずつ時間をかけてイース姉様とマナの意識を起こす必要があったニャ!! だからゆっくりユーキを鍛えながら連れて来るように言ったニャ!!」
「ふ~ん……」
まだ疑いの目を向けるパティ。
「まあいいわ。でも、何で向こうに居たユーキにちょっと知らせるだけで2年もかかったのよ? 神様なんだから、色々やりようはあったでしょ!?」
「勿論あたしは色々やったニャ! だけど、ユーキが天然オトボケ鈍系キャラだったせいで、中々気付いてくれなかったニャ」
「誰が天然オトボケ鈍系キャラかっ!! 大体、あの怪しげな魔道書以外、覚え無いよ? 僕」
「だから天然オトボケ……」
「それはいいから!!」
「ねえ師匠、他にどんな接触したのよ?」
「え~っとお、他には……怪しげな占い師になったり、怪しげなメールを送ったり、怪しげな道端アンケート員に扮したり、怪しげな訪問販売員に……」
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