勇者にあこがれていた俺が神様だってぇ

うたかたリュート

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第一章 創造主

三話 本

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 無事復活が済んだようで、何もない草原に戻っていた。
死ぬ前に作り出したはずのコーラの滝はメール通り消去され存在しない。

 俺は考えをめぐらした結果ある一つの結論にたどり着いた。
コーラの滝と、死ぬ間際の液体、そして死に方である圧迫死
……そう俺は、コーラに押しつぶされて死んでしまったのだ。

滝を作るにあたっていろいろな問題点があったと推測できる。
まず、この世界に来た段階から確認できていた数字があった
今思うとこれが座標のXとYを表しているのではないかと思う。
理由としてはベットにいる段階では、縦横0だったことに対し
少し動いた時に数値が変化しているのだから。

つまり滝を作るにあたり必要なものは、座標の設定が必須なのだ。
ということで座標設定。

「X400Y1200の所にコーラの滝を設置」
口に出すとやはりメール画面が、アイコンとして現れる。
俺は迷わず、開きyesと、押す。

そして再び暗闇の世界に誘(いざな)われた。
目の前には、復活 yes noの文字だけだ。
「うん…で、今回は何で死んだんだ?座標のX、Yが違う意味をあらわしていたか…」とぶつぶつ口にしながら頭の中でyesと選択する。

光が折れの周りを包み世界が構成されていく。

「ピロン」手紙が送られる。

俺は、手紙に手を触れる。
≪あなたは、圧迫死しました。その為、X400Y1200に設置された名称コーラの滝は消去されました。これからも世界創造をお楽しみ下さい。なお規定数値は、現在0.00001%≫
そして広がる草原。

「俺は何をしろっていうんだぁぁぁぁ」
叫ぶが声は草原に消えて行く。









「はぁ…何が何だか分らないままこんな場所に連れて来られて…って死んだのは俺が悪いのか…まぁそんなことは、いいとしてこんな世界で世界創造?なんだそれ、確かに草原の名前が俺の思った通りリオン草原になったり
コーラの滝が現れ圧迫死したり………」俺はただただブツブツと呪文の様に文句を垂れていた。
そして思った説明もなしでこんなもん出来ないだろ。と…

「ピロン」手紙が送られる。

何で送られたか分らずさっきまで迷わず触れていた手紙に恐る恐る手紙に触れる。

世界の調べを確認しますか yes no

…俺は少しフリーズしyesと選択する。
すると一冊の本が胸ぐらいの高さに浮いている。
俺は本を手に取る。
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