ぼくと、君と、その他大勢

Charlotte

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ぼくのセンセイ

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パンケーキとホットケーキは何が違うんだろう。
ふと、そんなことを考える。
粉と牛乳の比率だろうか?それとも、焼いた時の厚み?もしかしたら、国で呼び方が違うのかもしれない。

「気になるよね、まことさん」
「…白川しらかわくん、先生と呼びなさい」
「え~…」

ぼくのセンセイは、相変わらず素っ気ない。
いつもの同じ顔で、いつもの同じ声で、いつもと同じようにはぼくを呼んでくれない。

「センセイ、ぼくのこと名前で呼んでよ」
「君だけ贔屓する訳にはいきません。我慢しなさい」
「え~…」

ぼくのセンセイは、相変わらず生真面目だ。
少しくらい、緩い方がきっと生きやすいのに。
生活指導を任されてるんじゃないか、って思うくらいには口うるさい。

白川しらかわくん、髪染めましたね?」
「あ、バレた?」
「来週までに黒染めしてきなさい!」

でも、その分変化にもよく気が付いてくれる。

「…顔色悪いですよ。平気ですか?」
「…ちょっと、寝不足なだけ」
「辛かったら保健室に行きなさい。倒れてからじゃ遅いんですからね」

…嫌になるくらい、やさしい。

「まこちゃん、ここなんだけどさ~」
「先生と呼びなさい…どこですか?」
「この、和歌の解釈なんだけど……」

他の生徒にも人気な、ぼくのセンセイ。
だけど、

「……ン…しらかわ、くん」

キスした時の、あの表情はぼくしか知らない。

「名前で呼んでよ、センセイ」

かわいいかわいい、ぼくのセンセイ


【 ぼくのセンセイ 】
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