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第1章
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「小鳥遊様、着きました」
「……はぃ」
寝ぼけ眼で車の外に出ると目の前には大きな門が聳えたっていた。
「……あの、間違えてません?」
「いえ、ここが小鳥遊様がご入学する虹ノ森学園でございます」
「そうですか」
何でもない顔で言うのでそう返すしかない。
運転手さんは「それでは楽しい学校生活をお楽しみください」といって去っていってしまった。
ずっとここにいる訳にも行かないので門のそばにあったインターホンを押した。
『どちら様でしょうか?』
インターホンのマイクから聞こえてきたのはまだ若い男性の声だった。
「えっと……今日、入寮予定の……小鳥遊です」
「小鳥遊……小鳥遊……ああ!特待生の小鳥遊君ですね。今、門を開けるのでお待ちください」
男性の声が聞こえなくなると門が音を立てて開いた。門をくぐって中に入ると目の前にはどこの国だよという建物があちらこちらに立っていた。
こんな広いのは想像していなかったのでどこが寮でどこが校舎なのか検討もつかない。困り果てていると遠くから1人の男性が歩いてきた。
「こんにちは。小鳥遊君で合ってるかな?俺はこの学校で生徒会長をしている虹ノ咲です。分からないことがあったら聞いてね」
「はあ……えっと、小鳥遊です」
「……それだけ?」
それだけって他に何を言えと?もしかして詳しい自己紹介でもしなければいけないのだろうか?
「誕生日は……いいや。血液型も……検査してないから分からないし、好きなこと……勉強?あとは……何だ?」
「ごめんね!そうじゃなくて……俺の名前聞いて何も思わないのかなって……」
「名前?ああ、似たような名前だから関係者かなとは思ったけど……で?」
「……ぷっ、あははははははは!」
なんか突然笑い出してしまった虹ノ咲先輩?はしばらくすると笑いすぎて出た涙を拭って「ごめんね?」と謝ってきた。
「……はぃ」
寝ぼけ眼で車の外に出ると目の前には大きな門が聳えたっていた。
「……あの、間違えてません?」
「いえ、ここが小鳥遊様がご入学する虹ノ森学園でございます」
「そうですか」
何でもない顔で言うのでそう返すしかない。
運転手さんは「それでは楽しい学校生活をお楽しみください」といって去っていってしまった。
ずっとここにいる訳にも行かないので門のそばにあったインターホンを押した。
『どちら様でしょうか?』
インターホンのマイクから聞こえてきたのはまだ若い男性の声だった。
「えっと……今日、入寮予定の……小鳥遊です」
「小鳥遊……小鳥遊……ああ!特待生の小鳥遊君ですね。今、門を開けるのでお待ちください」
男性の声が聞こえなくなると門が音を立てて開いた。門をくぐって中に入ると目の前にはどこの国だよという建物があちらこちらに立っていた。
こんな広いのは想像していなかったのでどこが寮でどこが校舎なのか検討もつかない。困り果てていると遠くから1人の男性が歩いてきた。
「こんにちは。小鳥遊君で合ってるかな?俺はこの学校で生徒会長をしている虹ノ咲です。分からないことがあったら聞いてね」
「はあ……えっと、小鳥遊です」
「……それだけ?」
それだけって他に何を言えと?もしかして詳しい自己紹介でもしなければいけないのだろうか?
「誕生日は……いいや。血液型も……検査してないから分からないし、好きなこと……勉強?あとは……何だ?」
「ごめんね!そうじゃなくて……俺の名前聞いて何も思わないのかなって……」
「名前?ああ、似たような名前だから関係者かなとは思ったけど……で?」
「……ぷっ、あははははははは!」
なんか突然笑い出してしまった虹ノ咲先輩?はしばらくすると笑いすぎて出た涙を拭って「ごめんね?」と謝ってきた。
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