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第1章
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しおりを挟むさて、どうするかと悩んでいると、司祭の1人が俺の腕を掴み歩き出した。
「おい、どこに行くんだよ?」
言葉はわからなくても俺がどんなことを言ってるのかぐらいはわかるはずだがそれも無視してひたすらに歩き続けた。
その態度にイラッとはしたが分からない土地で残されるわけにもいかないので、結局は黙ってついて行くしかなかったのだ。
しばらく歩いていくと先程まで居た神殿とは違い立派な建物についた。まるで王族が住むようなどデカい城……
司祭、鎧集団が門前で止まり、そこにいた門番らしき奴と少し話した後に再び歩き出し、城の中へと入って行った。
格好からしてこういうところに勤めている奴だとは予想が着いていたのであまり驚きはしなかったが、こんなに大きな場所だとは思わなくて俺は辺りをキョロキョロ見回した。
ジャンプをしても絶対届くことはない高い天井にふかふかの赤い絨毯、壁にかけられたよく分からない絵画やその前の小綺麗な台座に置かれた壺やらなんやら……
そんな物があるのには慣れっこなのか気にせず進む司祭、鎧集団と慣れていない俺。
傍から見たらアンバランスな組み合わせだが、そんなことは気にしていないのか未だに俺の腕を離さずに引きながらどんどん進んでいく。
歩くスピードが早いし、ふかふかの絨毯にも慣れず何度も転びそうになったがそんな俺にはお構いなしというように歩き続ける。
どこに向かっているのか聞きたくても通じないから意味がない。
この時に俺は初めてここが知らない場所で知らない人間に囲まれていて、この先の行く末も分からないということに怖さを覚えた。
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