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それからは夜を迎えた部屋に一人で、ベッドの上で本を読んでいたのだが、きっと扉の外にはレーベが控えているだろう。
あるいは交代して、グラナートが控えているかもしれないが。
夜の少し冷えた空気が室内を満たす中、シャステは葛藤していた。
(うぐ……確認したいわ、もしグラナートだったらお話したいのにっ)
けれどそこに居るのがレーベだった場合は最悪だ。
察しの良い彼のことなので、どちらが居るのか確認しに来たことをすぐに理解して、厭味な嘲笑をうかべてくれることだろう。
レーベは剣も魔術の腕前もなかなかのもので、公爵という地位もあってシャステの騎士になった。
一方、グラナートは魔力はあっても魔術の類がまったく使えないが、剣の腕前は王国一で、同じく護衛に任命された。なお、彼の実家は傾きかけていた伯爵家で、家事のようなことも得意としている。
魔術を扱えないのは、単純にそれを学ぶだけの金銭がなかったから、らしい。
一朝一夕に扱えるものでもないために、彼は今も忙殺されてなかなか学ぶ時間を取れないでいる。
物腰柔らかで優しいグラナートと違ってレーベはきついことも平気で言うし、シャステにとってはこの感情がなくても好きにはなれない相手だった。
(そもそもどうしてこんなにレーベのこと嫌いなのかしら、あぁもうっ! 考えるだけで嫌だわっ!)
ぶんぶんと首を横に振り、本を手にしたまま仰向けでベッドに倒れこめば天蓋が視界に映る。
ふかふかとしたベッドの感触を背に感じながら、小さな息を吐く。
「……もう、最悪よ」
これからいったいどうすればいいのだろう。
レーベなんて大嫌いだ。妻になんてなりたくない。そもそも、彼だって他に好きな女性が居るのではないだろうか?
何度か噂話を聞いたことがある、というか自分の目で見たことがある。
アンネマリー・アメルン伯爵令嬢、レーベの幼馴染らしい金色の長い巻き毛に桃色の瞳を持つ可愛らしい少女。
いつだったか、もう数ヶ月前のことだが、二人が仲睦まじそうにして一緒に歩いているのを見たことがある。
シャステには長いあいだ見せたことのないような優しい微笑みで、レーベは楽しそうに彼女と会話をしていた。
レーベはシャステがグラナートを選びたかったのだろうと言ったが、そういうレーベはアンネマリーを選びたかったのではないだろうか。
「ひとのことなんて言えないくせに」
ため息を吐いて、シャステが横になったまま本をベッドに置いたときだった。
とんとんとノックの音が響いて、続いて聞こえたのはグラナートの声。
「姫様? まだ起きていらっしゃいますか?」
「グラナート!」
低く優しい彼の声に飛び起きて、嬉々として名を呼び扉まで駆け寄って開くとそこには――。
「良かった。姫様、ホットミルクを用意したのですが……いかがでしょう?」
微笑んでいる茶色の短い髪に赤い瞳の青年、グラナートと……ちょうど今、たった今、交代するのだろう、冷ややかな嘲笑をうかべたレーベの姿。
(うぐ……っ、レーベ、まだ居たのね……っ!)
シャステもシャステで、ここ数年はずっとレーベに対してグラナートに接するように好意的な態度をとったことはない。
最初の頃は普通に仲が良かったのだが、こと最近に至ってはまったくない。
レーベはどこか苛立たしげに、嘲るように鼻で嗤い言う。
「……それじゃグラナート、姫様と仲良くね。あぁ、そんな心配、二人には必要ないか」
わざとつっかかるような彼の言い方に、グラナートは不思議そうに首を傾げていた。
「レーベ? どうしたのですか?」
「べつに。仲が良くて嫉妬しただけ」
そう言い残して、レーベはその場から離れていく。
(絶対、絶対、絶っ対……嘘よ!)
そんな彼にシャステは内心でそう叫んだ。何が嫉妬か、レーベが嫉妬なんてするわけがない、いっそ薄気味悪い言葉だ。
せいぜい、グラナートに八つ当たりでもしたかったのだろう。
レーベだって、きっとシャステを娶ることになって気分は最悪に違いないのだから。
(だからってグラナートに八つ当たりすることないじゃないっ)
レーベはすでに背を向けて歩きだしているが、シャステは花が咲くようににっこり笑みを作ると、いつもより高い声でグラナートに言う。
「グラナート、もしよければ少し相談につきあってくれないかしら?」
「相談……ですか? ですが姫様、もう夜も遅いですし、さすがにお部屋に入るわけにはまいりません」
真面目なグラナートがそう答えると、シャステは内心でがっくりと肩を落とした。
グラナートはまだ二人の婚約を知らないようだし、話を聞いてほしかったのだが、駄目なようだ。
それはそうかもしれない、時刻はもう夜更けと言っていい。
そんなシャステに、立ち止まって視線だけこちらに向けたレーベから嘲笑と冷ややかな言葉がかけられる。
「……ぼくの前で、こんな夜更けに男を部屋に誘いこもうなんて、あまりにも尻軽すぎるんじゃないの?」
「はぁっ⁉」
尻軽、という言葉に思わずシャステが大声をあげる。それに小さく嗤ったレーベはそのまま立ち去ったが、グラナートはまた首を傾げる。
彼はおずおずと口を開いた。
「あの……お二人とも、何かあったのですか? レーベがあんな言い方をするなんて、めずらしいと……」
それに対してシャステは形のいい小さな唇をとがらせ、頬を膨らませて不満もあらわに呟く。
「……めずらしくないじゃない」
いつも、いつもいつもああだと感じていたのだが、グラナートは首を横に振る。
「いいえ? レーベはいつも姫様と距離をあけていましたから」
「え? そうなの……?」
初耳だし、気がつかなかった。
シャステが首を傾げると、グラナートは口もとに手を当ててしばし考えたあと、何か思いついたように頷いた。
「あぁ……! ついにご婚約をなさったのですか?」
「ついに、って何よ」
じとっと睨みつけたシャステに、彼はなぜか少し慌てた様子で苦笑をうかべた。
腹のあたりで祈るように組まれた手がぎこちなく震えているように見える。
「い、いえ……お似合いだと以前から思っておりましたので」
その言葉を聞いた瞬間、確かに胸に鈍い痛みがあった。正直に言ってしまえば、泣いてしまいそうだ。
それはそうだ、グラナートがシャステのことをどうこう想ってくれているなんて、思っていたわけではない。
彼からすればきっと自分はただの妹のようなもので、つまりたった今シャステは恋破れたわけだ。
(うう……今日は最悪だわっ、レーベと婚約するはめになるし、グラナートにはこんなふうに言われるなんてっ)
うなだれたシャステを見て、グラナートは困ったような顔で首を傾げる。
「姫様……? 私はなにか良くないことを申しましたでしょうか?」
いけない、彼に余計な心配をさせてはいけない。
何よりこんなことを知られるのは恥ずかしい。
小さく咳払いをして顔をあげ、慌てて平静を繕う。
「いいえ。あなたのせいじゃないわ、個人的な問題よ。ホットミルクありがとう、おやすみなさい」
カップを受け取って、シャステは部屋に戻った。
あるいは交代して、グラナートが控えているかもしれないが。
夜の少し冷えた空気が室内を満たす中、シャステは葛藤していた。
(うぐ……確認したいわ、もしグラナートだったらお話したいのにっ)
けれどそこに居るのがレーベだった場合は最悪だ。
察しの良い彼のことなので、どちらが居るのか確認しに来たことをすぐに理解して、厭味な嘲笑をうかべてくれることだろう。
レーベは剣も魔術の腕前もなかなかのもので、公爵という地位もあってシャステの騎士になった。
一方、グラナートは魔力はあっても魔術の類がまったく使えないが、剣の腕前は王国一で、同じく護衛に任命された。なお、彼の実家は傾きかけていた伯爵家で、家事のようなことも得意としている。
魔術を扱えないのは、単純にそれを学ぶだけの金銭がなかったから、らしい。
一朝一夕に扱えるものでもないために、彼は今も忙殺されてなかなか学ぶ時間を取れないでいる。
物腰柔らかで優しいグラナートと違ってレーベはきついことも平気で言うし、シャステにとってはこの感情がなくても好きにはなれない相手だった。
(そもそもどうしてこんなにレーベのこと嫌いなのかしら、あぁもうっ! 考えるだけで嫌だわっ!)
ぶんぶんと首を横に振り、本を手にしたまま仰向けでベッドに倒れこめば天蓋が視界に映る。
ふかふかとしたベッドの感触を背に感じながら、小さな息を吐く。
「……もう、最悪よ」
これからいったいどうすればいいのだろう。
レーベなんて大嫌いだ。妻になんてなりたくない。そもそも、彼だって他に好きな女性が居るのではないだろうか?
何度か噂話を聞いたことがある、というか自分の目で見たことがある。
アンネマリー・アメルン伯爵令嬢、レーベの幼馴染らしい金色の長い巻き毛に桃色の瞳を持つ可愛らしい少女。
いつだったか、もう数ヶ月前のことだが、二人が仲睦まじそうにして一緒に歩いているのを見たことがある。
シャステには長いあいだ見せたことのないような優しい微笑みで、レーベは楽しそうに彼女と会話をしていた。
レーベはシャステがグラナートを選びたかったのだろうと言ったが、そういうレーベはアンネマリーを選びたかったのではないだろうか。
「ひとのことなんて言えないくせに」
ため息を吐いて、シャステが横になったまま本をベッドに置いたときだった。
とんとんとノックの音が響いて、続いて聞こえたのはグラナートの声。
「姫様? まだ起きていらっしゃいますか?」
「グラナート!」
低く優しい彼の声に飛び起きて、嬉々として名を呼び扉まで駆け寄って開くとそこには――。
「良かった。姫様、ホットミルクを用意したのですが……いかがでしょう?」
微笑んでいる茶色の短い髪に赤い瞳の青年、グラナートと……ちょうど今、たった今、交代するのだろう、冷ややかな嘲笑をうかべたレーベの姿。
(うぐ……っ、レーベ、まだ居たのね……っ!)
シャステもシャステで、ここ数年はずっとレーベに対してグラナートに接するように好意的な態度をとったことはない。
最初の頃は普通に仲が良かったのだが、こと最近に至ってはまったくない。
レーベはどこか苛立たしげに、嘲るように鼻で嗤い言う。
「……それじゃグラナート、姫様と仲良くね。あぁ、そんな心配、二人には必要ないか」
わざとつっかかるような彼の言い方に、グラナートは不思議そうに首を傾げていた。
「レーベ? どうしたのですか?」
「べつに。仲が良くて嫉妬しただけ」
そう言い残して、レーベはその場から離れていく。
(絶対、絶対、絶っ対……嘘よ!)
そんな彼にシャステは内心でそう叫んだ。何が嫉妬か、レーベが嫉妬なんてするわけがない、いっそ薄気味悪い言葉だ。
せいぜい、グラナートに八つ当たりでもしたかったのだろう。
レーベだって、きっとシャステを娶ることになって気分は最悪に違いないのだから。
(だからってグラナートに八つ当たりすることないじゃないっ)
レーベはすでに背を向けて歩きだしているが、シャステは花が咲くようににっこり笑みを作ると、いつもより高い声でグラナートに言う。
「グラナート、もしよければ少し相談につきあってくれないかしら?」
「相談……ですか? ですが姫様、もう夜も遅いですし、さすがにお部屋に入るわけにはまいりません」
真面目なグラナートがそう答えると、シャステは内心でがっくりと肩を落とした。
グラナートはまだ二人の婚約を知らないようだし、話を聞いてほしかったのだが、駄目なようだ。
それはそうかもしれない、時刻はもう夜更けと言っていい。
そんなシャステに、立ち止まって視線だけこちらに向けたレーベから嘲笑と冷ややかな言葉がかけられる。
「……ぼくの前で、こんな夜更けに男を部屋に誘いこもうなんて、あまりにも尻軽すぎるんじゃないの?」
「はぁっ⁉」
尻軽、という言葉に思わずシャステが大声をあげる。それに小さく嗤ったレーベはそのまま立ち去ったが、グラナートはまた首を傾げる。
彼はおずおずと口を開いた。
「あの……お二人とも、何かあったのですか? レーベがあんな言い方をするなんて、めずらしいと……」
それに対してシャステは形のいい小さな唇をとがらせ、頬を膨らませて不満もあらわに呟く。
「……めずらしくないじゃない」
いつも、いつもいつもああだと感じていたのだが、グラナートは首を横に振る。
「いいえ? レーベはいつも姫様と距離をあけていましたから」
「え? そうなの……?」
初耳だし、気がつかなかった。
シャステが首を傾げると、グラナートは口もとに手を当ててしばし考えたあと、何か思いついたように頷いた。
「あぁ……! ついにご婚約をなさったのですか?」
「ついに、って何よ」
じとっと睨みつけたシャステに、彼はなぜか少し慌てた様子で苦笑をうかべた。
腹のあたりで祈るように組まれた手がぎこちなく震えているように見える。
「い、いえ……お似合いだと以前から思っておりましたので」
その言葉を聞いた瞬間、確かに胸に鈍い痛みがあった。正直に言ってしまえば、泣いてしまいそうだ。
それはそうだ、グラナートがシャステのことをどうこう想ってくれているなんて、思っていたわけではない。
彼からすればきっと自分はただの妹のようなもので、つまりたった今シャステは恋破れたわけだ。
(うう……今日は最悪だわっ、レーベと婚約するはめになるし、グラナートにはこんなふうに言われるなんてっ)
うなだれたシャステを見て、グラナートは困ったような顔で首を傾げる。
「姫様……? 私はなにか良くないことを申しましたでしょうか?」
いけない、彼に余計な心配をさせてはいけない。
何よりこんなことを知られるのは恥ずかしい。
小さく咳払いをして顔をあげ、慌てて平静を繕う。
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