9 / 24
09
しおりを挟む
その後、一日の終わりになり空には月。
夜の少し冷えた空気が満ちる城の自室で、シャステは口もとに手をあてて円を描くようにぐるぐると同じ場所を歩いていた。
どうにも、今朝のことを思いだしてしまい、いらついて眠れないのだ。
(あぁもう、イライラするわ。あの男、いったいなんのつもりなのよ)
シャステが好きだと言ったら信じてくれるのかと彼は言った。
だが、そんなはずはない。
(あなた、あたしと居るときが一番つらそうなんだもの)
それなのに、信じろと言うつもりだろうか?
アンネマリーと居たときは、シャステには随分長いあいだ見せたことのないような笑顔を向けていたのに。
ふと、少しだけ開けてある窓から流れてくる静かな風に気づき、窓辺に近づいて月を見あげる。
「……なんなのよ、いったい」
胸を占めるのはどろどろとした不快感。
それは嘘の告白のせいか、大嫌いな相手にキスをされたせいか。
それとも……もっと別の理由があるのだろうか。
シャステ自身も疑問に思っていることだ、レーベへの不快感は過剰すぎる。
そうして考え事をしていると、扉をノックする音が響く。
こんな時間に何だろうと返事をすれば、レーベが顔を覗かせた。
「……シャステ、どうして寝ないわけ?」
そっけないレーベの声に、シャステは眉を寄せ棘を含んだ口調で言う。
「何よ、監視でもしてたの?」
「職業柄、物音と気配には敏感なほうなんだよ」
その言葉に、申し訳なさを感じた。
きっと神経も休まらないだろう、そしてこれからずっと、シャステのお守りをしなくてはならないのだ、彼は。
「……じゃあ、ベッドで大人しくしてる」
そう言って、ベッドに向かおうとすると、レーベは額に手をあてて大きなため息を吐いた。
「眠れないのはぼくのせい?」
「そうよ」
シャステは即答した。間違いなく、レーベのせいだ。
この際だから、さっきまで悩んでいたことをはっきりさせておくのも良いかもしれないと、シャステは唇を開く。
「レーベ、あたしたち、いつからこんなふうになったのかしら」
「は?」
彼は訝しげな顔で、意味のない返事をよこす。
シャステは少々苛立たしげに言葉を続ける。
「昔はこんなふうじゃなかったのにっていう話よ」
この不快感の正体を思いだせればいいのに。
いつからこんなにレーベを嫌っているのか、分からない。
「分からないの、どうしてこんなにあなたが嫌いなのか」
「随分はっきり言うね」
レーベはそれに嘲笑をうかべたが、お構いなしにシャステは続ける。
「こんなに嫌いなんだから、理由があるはずじゃない」
いちいち好きだ嫌いだなんて言っていては、シャステの立場では身がもたない。
だから基本的に好きも嫌いもないのに、レーベにだけこんなに強い感情があるのがシャステには疑問だった。
レーベ以外の男性だったら、どんな条件だって結婚してやれるのに、彼だけはどうしても、どうしても嫌なのだ。
これを不自然と言わずしてなんと言おう。
「……理由」
シャステの言葉を聞くと、レーベはなぜか悔しそうに表情を歪めた。悲しげで、ひどくつらそうなものだった。
やはり、何か理由があって、それをシャステだけが忘れているのだろうか?
「そんなもの……ぼくが知るわけないだろ」
今、絶対に何かを隠した。
そうシャステは確信していた。
レーベとはそれなりに長い付き合いだ、彼の嘘もそれなりに察することができる。
「やっぱり、何かあるのね? 教えてよ、気分が悪いわ」
しかしレーベは首を横に振って、嫌そうに言う。
「知らないって言ってるだろ、しつこいぞ」
「そんなにしつこく言ってないでしょ、まだ」
「まだ……って」
何が何でも食い下がってやるつもりであったし、掘り下げてやるつもりだ。
何かあったのなら、それさえ分かれば自分の非を認めるなり、やはりレーベだけは嫌だと父に懇願することもできるかもしれない。
レーベはそんなシャステの意を察したのか、彼女に背を向ける。
「ぼくは何も知らない、おまえが急にぼくを嫌うようになっただけだ」
その言葉に、まるでシャステだけが悪いと言われたようで、カチンときた彼女は早口にまくしたてた。
「何よ、全部あたしのせいだって言うつもり? 自分だってあたしを嫌ってるくせに!」
レーベのほうこそ、よほどシャステのことを嫌っているではないか。
そうでないなら、あの態度の差はなんだと彼女は怒る。
「ぼくはおまえを嫌ってなんかいない」
レーベの言葉を聞けば聞くほど、なぜか不快感が募っていく。
「嘘よ、あなたはあたしと居るときが一番嫌そうだもの!」
シャステが怒鳴ると、レーベはつらそうな顔で振り返った。
やはり、レーベはいつもそうだ。シャステと居るときにはそういう顔ばかりする。
「嫌なわけじゃない、そうじゃない……!」
彼は苦しそうにそう言ったが、それならやはり何か隠しているということだ。
苦しくなるような理由を。
シャステが思っていたより、重い事情があるのかもしれない。
せいぜい思春期の喧嘩か何かだろうと思っていたが、根に持たず執着しないレーベが苦しむようなことだと思うと、シャステも相当に何かをやらかしたのだろうか。
シャステは小さく呟いた。
「……今だって、隠しごとをしているじゃないの」
「――それは……」
レーベは何かを言おうとして、首を横に振って背を向ける。
返ってきた声は、ひどく冷たいものだった。
「……何も知らない。おまえのことなんて、おまえしか知るわけないだろ」
そう言い残して、レーベは部屋を出て行った。
結局教えてはくれないのだ。
(そういえば、今朝はグラナートも様子がヘンだったわね)
シャステは首を傾げる。
レーベは一途なのだと言っていた、痛々しいほどに。
(それって……まさか、本気だってことかしら?)
シャステを好きだと言ったのは事実なのだろうか?
もしも相手がシャステでないとしたら、痛々しいと表現する理由が分からない。
少なくとも、レーベはシャステを相手にするとき、どこかつらそうなのだから。
これがアンネマリーであればそれに当てはまらないし、他の女性のことは分からないが。
(……徹底的に調べてやるんだから!)
レーベが教えてくれないなら、なんとしても他の人物から手がかりを得てやろうと考える。
そんなに苦しいことなら誰かに愚痴をもらしているかもしれないし、あるいは派手な事件か何かだったなら、記録が残っているかもしれない。
(念のため婚約破棄の件も進めておかなきゃ)
嫌われることを前提に、もしも真実が最悪のものであったときに、いつでも彼から離れられるように、それがお互いにとっての最善だ。
レーベも苦しい、シャステも苦しいだけの結婚なら、別の相手を探すほうがよほど良い。
最初にも考えたことだが、レーベより良い相手は条件を問わなければ必ず居るのだ。
(絶対、絶対、明らかにしてやるんだからっ)
そう決心して、彼女はベッドに潜りこんだ。
夜の少し冷えた空気が満ちる城の自室で、シャステは口もとに手をあてて円を描くようにぐるぐると同じ場所を歩いていた。
どうにも、今朝のことを思いだしてしまい、いらついて眠れないのだ。
(あぁもう、イライラするわ。あの男、いったいなんのつもりなのよ)
シャステが好きだと言ったら信じてくれるのかと彼は言った。
だが、そんなはずはない。
(あなた、あたしと居るときが一番つらそうなんだもの)
それなのに、信じろと言うつもりだろうか?
アンネマリーと居たときは、シャステには随分長いあいだ見せたことのないような笑顔を向けていたのに。
ふと、少しだけ開けてある窓から流れてくる静かな風に気づき、窓辺に近づいて月を見あげる。
「……なんなのよ、いったい」
胸を占めるのはどろどろとした不快感。
それは嘘の告白のせいか、大嫌いな相手にキスをされたせいか。
それとも……もっと別の理由があるのだろうか。
シャステ自身も疑問に思っていることだ、レーベへの不快感は過剰すぎる。
そうして考え事をしていると、扉をノックする音が響く。
こんな時間に何だろうと返事をすれば、レーベが顔を覗かせた。
「……シャステ、どうして寝ないわけ?」
そっけないレーベの声に、シャステは眉を寄せ棘を含んだ口調で言う。
「何よ、監視でもしてたの?」
「職業柄、物音と気配には敏感なほうなんだよ」
その言葉に、申し訳なさを感じた。
きっと神経も休まらないだろう、そしてこれからずっと、シャステのお守りをしなくてはならないのだ、彼は。
「……じゃあ、ベッドで大人しくしてる」
そう言って、ベッドに向かおうとすると、レーベは額に手をあてて大きなため息を吐いた。
「眠れないのはぼくのせい?」
「そうよ」
シャステは即答した。間違いなく、レーベのせいだ。
この際だから、さっきまで悩んでいたことをはっきりさせておくのも良いかもしれないと、シャステは唇を開く。
「レーベ、あたしたち、いつからこんなふうになったのかしら」
「は?」
彼は訝しげな顔で、意味のない返事をよこす。
シャステは少々苛立たしげに言葉を続ける。
「昔はこんなふうじゃなかったのにっていう話よ」
この不快感の正体を思いだせればいいのに。
いつからこんなにレーベを嫌っているのか、分からない。
「分からないの、どうしてこんなにあなたが嫌いなのか」
「随分はっきり言うね」
レーベはそれに嘲笑をうかべたが、お構いなしにシャステは続ける。
「こんなに嫌いなんだから、理由があるはずじゃない」
いちいち好きだ嫌いだなんて言っていては、シャステの立場では身がもたない。
だから基本的に好きも嫌いもないのに、レーベにだけこんなに強い感情があるのがシャステには疑問だった。
レーベ以外の男性だったら、どんな条件だって結婚してやれるのに、彼だけはどうしても、どうしても嫌なのだ。
これを不自然と言わずしてなんと言おう。
「……理由」
シャステの言葉を聞くと、レーベはなぜか悔しそうに表情を歪めた。悲しげで、ひどくつらそうなものだった。
やはり、何か理由があって、それをシャステだけが忘れているのだろうか?
「そんなもの……ぼくが知るわけないだろ」
今、絶対に何かを隠した。
そうシャステは確信していた。
レーベとはそれなりに長い付き合いだ、彼の嘘もそれなりに察することができる。
「やっぱり、何かあるのね? 教えてよ、気分が悪いわ」
しかしレーベは首を横に振って、嫌そうに言う。
「知らないって言ってるだろ、しつこいぞ」
「そんなにしつこく言ってないでしょ、まだ」
「まだ……って」
何が何でも食い下がってやるつもりであったし、掘り下げてやるつもりだ。
何かあったのなら、それさえ分かれば自分の非を認めるなり、やはりレーベだけは嫌だと父に懇願することもできるかもしれない。
レーベはそんなシャステの意を察したのか、彼女に背を向ける。
「ぼくは何も知らない、おまえが急にぼくを嫌うようになっただけだ」
その言葉に、まるでシャステだけが悪いと言われたようで、カチンときた彼女は早口にまくしたてた。
「何よ、全部あたしのせいだって言うつもり? 自分だってあたしを嫌ってるくせに!」
レーベのほうこそ、よほどシャステのことを嫌っているではないか。
そうでないなら、あの態度の差はなんだと彼女は怒る。
「ぼくはおまえを嫌ってなんかいない」
レーベの言葉を聞けば聞くほど、なぜか不快感が募っていく。
「嘘よ、あなたはあたしと居るときが一番嫌そうだもの!」
シャステが怒鳴ると、レーベはつらそうな顔で振り返った。
やはり、レーベはいつもそうだ。シャステと居るときにはそういう顔ばかりする。
「嫌なわけじゃない、そうじゃない……!」
彼は苦しそうにそう言ったが、それならやはり何か隠しているということだ。
苦しくなるような理由を。
シャステが思っていたより、重い事情があるのかもしれない。
せいぜい思春期の喧嘩か何かだろうと思っていたが、根に持たず執着しないレーベが苦しむようなことだと思うと、シャステも相当に何かをやらかしたのだろうか。
シャステは小さく呟いた。
「……今だって、隠しごとをしているじゃないの」
「――それは……」
レーベは何かを言おうとして、首を横に振って背を向ける。
返ってきた声は、ひどく冷たいものだった。
「……何も知らない。おまえのことなんて、おまえしか知るわけないだろ」
そう言い残して、レーベは部屋を出て行った。
結局教えてはくれないのだ。
(そういえば、今朝はグラナートも様子がヘンだったわね)
シャステは首を傾げる。
レーベは一途なのだと言っていた、痛々しいほどに。
(それって……まさか、本気だってことかしら?)
シャステを好きだと言ったのは事実なのだろうか?
もしも相手がシャステでないとしたら、痛々しいと表現する理由が分からない。
少なくとも、レーベはシャステを相手にするとき、どこかつらそうなのだから。
これがアンネマリーであればそれに当てはまらないし、他の女性のことは分からないが。
(……徹底的に調べてやるんだから!)
レーベが教えてくれないなら、なんとしても他の人物から手がかりを得てやろうと考える。
そんなに苦しいことなら誰かに愚痴をもらしているかもしれないし、あるいは派手な事件か何かだったなら、記録が残っているかもしれない。
(念のため婚約破棄の件も進めておかなきゃ)
嫌われることを前提に、もしも真実が最悪のものであったときに、いつでも彼から離れられるように、それがお互いにとっての最善だ。
レーベも苦しい、シャステも苦しいだけの結婚なら、別の相手を探すほうがよほど良い。
最初にも考えたことだが、レーベより良い相手は条件を問わなければ必ず居るのだ。
(絶対、絶対、明らかにしてやるんだからっ)
そう決心して、彼女はベッドに潜りこんだ。
0
あなたにおすすめの小説
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
余命僅かな大富豪を看取って、円満に未亡人になるはずでした
ぜんだ 夕里
恋愛
傾きかけた家を救うため、私が結んだのはあまりにも不謹慎な契約――余命いくばくもない大富豪の辺境伯様と結婚し、彼の最期を穏やかに看取ることで莫大な遺産を相続する、というものだった。
しかし、人の死を利用して富を得るなど不正義!
そう考えた私が立てたのは、前代未聞の計画。
「そうだ、遺産が残らないくらい贅沢の限りを尽くしてもらえば、すべて丸く収まるじゃない!」
辺境伯夫人は領地を紡ぐ
やまだごんた
恋愛
王命によりヴァルデン辺境伯に嫁ぐことになった、前ベルンシュタイン公爵令嬢のマルグリット。
しかし、彼女を待っていたのは60年にも及ぶ戦争で荒廃し、冬を越す薪すら足りない現実だった。
物資も人手も足りない中、マルグリットは領地の立て直しに乗り出す。
戦しか知らなかったと自省する夫と向き合いながら、少しずつ築かれていく夫婦の距離。
これは、1人の女性が領地を紡ぎ、夫と共に未来を作る「内政×溺愛」の物語です。
全50話の予定です
※表紙はイメージです
※アルファポリス先行公開(なろうにも転載予定です)
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる