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1話 口裂け女
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それは、子供がほとんどの犠牲者だ。
添「ようこそ。そしてよろしく、南 透哉。」
透「いや、まだよろしくしてないんやけど?まあ都市伝説見れるなら考えるけどな」
添「では考えてくれ。ここから先話すことは冗談では済まされない。一歩間違えれば命の危機もあるからね」
透「はあ!?無理無理無理無理!こんな人生初っ端で死ぬとか嫌や!」
添「そうか。ならこの話はなしにして、君の大好きな都市伝説にも会えないけどいいんだね?」
透「ぐっっ!」
添「いいんだね??」
透「あーーーーーーーーー!!!!!」
添「いいんだね???」
透「くっっっっそ!わかったよ!やけど最低限命の保障してくれなやらんで」
添「ああ。最低限だ。」
透「で?話あるんやろ?」
添「そうだった。まあ初めての仕事だから難易度は1番下だ、多分」
透「あのさあ…まじで勘弁してくれよ?」
添「まあ落ち着け。今回のターゲットは長い黒髪にコート、そして長身だ。マスクをしているらしい」
透「黒の長髪にコート。そしてマスクと長身…まさか」
添「そう、有名な都市伝説、口裂け女だ。」
透「うっわ…最悪や」
添「なぜだ?知っている都市伝説に実際会うんだ。嬉しいだろ?」
透「読むのと会うのじゃ感覚違うわボケ!…って言ってみた所でどうせ半強制的に連れて行かれんのは猿でも分かるわ」
添「とにかく、出現条件を言うぞ」
透「おう…」
添「場所は岐阜県の八百津町。夕方から夜にかけて主に子供にはなしかける。」
透「ん?ちょいまて。俺とお前子供っていうか…」
?「双子の成人だな!」
透「双子なわけあるか!って言うかお前誰や!」
添「来るなと言っただろう。何度来てもここ、都市伝説解明所には入れんぞ…亜炉。」
亜「ふーん?じゃあ何でそいつはいいのさ。はっ!ま・さ・か?」
添「お前は相変わらず妄想が馬鹿馬鹿しい。だから入れられないんだ」
亜「ちーがーうー!馬鹿馬鹿しくない!」
添「ではどこが違うんだ?恋愛と言うのは繁殖のための一種の行為に過ぎん。繁殖出来ないのになぜそんな妄想がぽんぽん出てくるんだ」
亜「はあああ?行為とかどうでもいいわ!大事なのは心でしょうが!」
透「あの…2人はどないな関係で?」
亜「僕たちは兄妹だよ」
添「恥ずかしいがな」
亜「言ったなこんの添加物みたいな名前の研究オタク!」
添「お前こそ亜種が火を起こしたような名前の乙仲頭!」
透「んー?さっきから何を話しとんや」
添「お前も同罪の話だ!」
亜「君も同罪の話!」
透「えー…うっそ」
??「ふふふ…」
透「…は?嘘やろ、ここ…岐阜とちゃうで」
添「おや。ここに来るとは」
亜「うわ!初めてみた!」
透「どうしてここに口裂け女がいるんや!」
口裂け女「私…キレイ?」
添「ふむ……はは!なるほど!透哉!南 透哉!」
透「急にフルネームで呼びやがって!気持ち悪いわ!」
口裂け女「とお、や?透哉…透哉」
透「はあ!?何で俺の名前呼んでんねや!」
添「なぜって?それは口裂け女の狙いが君だからさ」
透「俺!?何で!?」
口裂け女「透哉…私、キレイ?ねえキレイ?」
透「えーっと確かこう言う時は…キレイです!」
添「いい判断をしたね」
口裂け女「キレイ…じゃあ」
透「マスクを取るか?」
口裂け女「ポッ透哉と付き合える…?」
透「はああああああああああ!?!?」
添「ほらみてみろ。やはり君が狙いだったようだね。」
透「なんか都市伝説とちゃうやんけ!」
口裂け女「…やっぱり噂通りじゃなきゃ好きになってくれない、?」
透「ま、まさか」
口裂け女「そんな~!グスッ嫌だ!透哉と一緒にいるの!好きなのに!」
添「泣かせてしまったね?女の子を泣かせるとは」
透「わざとちゃうわ!」
口裂け女「じゃあせめて一緒に居させて」
透「は?」
口裂け女「付き合えなくてもいいから」
透「まあええけど…」
添「ではこれを」
透「ああ…ってこれポ◯モンボールやないか!」
添「いいツッコミだ」
透「早く本命って…」
口裂け女「ふふふ、ふふふふふ!」
透「笑っとる」
添「笑っているね」
透「というか早く出せ!」
添「はいはい、これだ。鳥居ノ太鼓。まず掌に乗せる。」
透「口裂け女ちょい待ってな。乗せる…」
口裂け女「ふふ!待つよ透哉」
添「次にこう言う。太鼓ノ音鳴鳥居ノ門前二平伏セヨ。」
透「太鼓ノ音鳴鳥居ノ門前二平伏セヨ」
添「口裂け女。これを通してやる。」
透「太鼓ノ音鳴鳥居ノ門前二平伏セヨ、口裂け女!」
口裂け女「苦しい…けど透哉のために…」
添「これで終わりだ。」
透「ああー疲れた」
添「ふむ。君への興味がますます深まった。」
透「何でや」
添「あの鳥居ノ太鼓は常人には扱えん。だが口裂け女を封じた。」
透「まさか?」
添「あと少なくとも49体は封印してくれ」
透「はあ、やっぱ受けなきゃよかった…」
口裂け女END
添「ようこそ。そしてよろしく、南 透哉。」
透「いや、まだよろしくしてないんやけど?まあ都市伝説見れるなら考えるけどな」
添「では考えてくれ。ここから先話すことは冗談では済まされない。一歩間違えれば命の危機もあるからね」
透「はあ!?無理無理無理無理!こんな人生初っ端で死ぬとか嫌や!」
添「そうか。ならこの話はなしにして、君の大好きな都市伝説にも会えないけどいいんだね?」
透「ぐっっ!」
添「いいんだね??」
透「あーーーーーーーーー!!!!!」
添「いいんだね???」
透「くっっっっそ!わかったよ!やけど最低限命の保障してくれなやらんで」
添「ああ。最低限だ。」
透「で?話あるんやろ?」
添「そうだった。まあ初めての仕事だから難易度は1番下だ、多分」
透「あのさあ…まじで勘弁してくれよ?」
添「まあ落ち着け。今回のターゲットは長い黒髪にコート、そして長身だ。マスクをしているらしい」
透「黒の長髪にコート。そしてマスクと長身…まさか」
添「そう、有名な都市伝説、口裂け女だ。」
透「うっわ…最悪や」
添「なぜだ?知っている都市伝説に実際会うんだ。嬉しいだろ?」
透「読むのと会うのじゃ感覚違うわボケ!…って言ってみた所でどうせ半強制的に連れて行かれんのは猿でも分かるわ」
添「とにかく、出現条件を言うぞ」
透「おう…」
添「場所は岐阜県の八百津町。夕方から夜にかけて主に子供にはなしかける。」
透「ん?ちょいまて。俺とお前子供っていうか…」
?「双子の成人だな!」
透「双子なわけあるか!って言うかお前誰や!」
添「来るなと言っただろう。何度来てもここ、都市伝説解明所には入れんぞ…亜炉。」
亜「ふーん?じゃあ何でそいつはいいのさ。はっ!ま・さ・か?」
添「お前は相変わらず妄想が馬鹿馬鹿しい。だから入れられないんだ」
亜「ちーがーうー!馬鹿馬鹿しくない!」
添「ではどこが違うんだ?恋愛と言うのは繁殖のための一種の行為に過ぎん。繁殖出来ないのになぜそんな妄想がぽんぽん出てくるんだ」
亜「はあああ?行為とかどうでもいいわ!大事なのは心でしょうが!」
透「あの…2人はどないな関係で?」
亜「僕たちは兄妹だよ」
添「恥ずかしいがな」
亜「言ったなこんの添加物みたいな名前の研究オタク!」
添「お前こそ亜種が火を起こしたような名前の乙仲頭!」
透「んー?さっきから何を話しとんや」
添「お前も同罪の話だ!」
亜「君も同罪の話!」
透「えー…うっそ」
??「ふふふ…」
透「…は?嘘やろ、ここ…岐阜とちゃうで」
添「おや。ここに来るとは」
亜「うわ!初めてみた!」
透「どうしてここに口裂け女がいるんや!」
口裂け女「私…キレイ?」
添「ふむ……はは!なるほど!透哉!南 透哉!」
透「急にフルネームで呼びやがって!気持ち悪いわ!」
口裂け女「とお、や?透哉…透哉」
透「はあ!?何で俺の名前呼んでんねや!」
添「なぜって?それは口裂け女の狙いが君だからさ」
透「俺!?何で!?」
口裂け女「透哉…私、キレイ?ねえキレイ?」
透「えーっと確かこう言う時は…キレイです!」
添「いい判断をしたね」
口裂け女「キレイ…じゃあ」
透「マスクを取るか?」
口裂け女「ポッ透哉と付き合える…?」
透「はああああああああああ!?!?」
添「ほらみてみろ。やはり君が狙いだったようだね。」
透「なんか都市伝説とちゃうやんけ!」
口裂け女「…やっぱり噂通りじゃなきゃ好きになってくれない、?」
透「ま、まさか」
口裂け女「そんな~!グスッ嫌だ!透哉と一緒にいるの!好きなのに!」
添「泣かせてしまったね?女の子を泣かせるとは」
透「わざとちゃうわ!」
口裂け女「じゃあせめて一緒に居させて」
透「は?」
口裂け女「付き合えなくてもいいから」
透「まあええけど…」
添「ではこれを」
透「ああ…ってこれポ◯モンボールやないか!」
添「いいツッコミだ」
透「早く本命って…」
口裂け女「ふふふ、ふふふふふ!」
透「笑っとる」
添「笑っているね」
透「というか早く出せ!」
添「はいはい、これだ。鳥居ノ太鼓。まず掌に乗せる。」
透「口裂け女ちょい待ってな。乗せる…」
口裂け女「ふふ!待つよ透哉」
添「次にこう言う。太鼓ノ音鳴鳥居ノ門前二平伏セヨ。」
透「太鼓ノ音鳴鳥居ノ門前二平伏セヨ」
添「口裂け女。これを通してやる。」
透「太鼓ノ音鳴鳥居ノ門前二平伏セヨ、口裂け女!」
口裂け女「苦しい…けど透哉のために…」
添「これで終わりだ。」
透「ああー疲れた」
添「ふむ。君への興味がますます深まった。」
透「何でや」
添「あの鳥居ノ太鼓は常人には扱えん。だが口裂け女を封じた。」
透「まさか?」
添「あと少なくとも49体は封印してくれ」
透「はあ、やっぱ受けなきゃよかった…」
口裂け女END
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