41 / 41
第11章 悪夢
第1話 香り
しおりを挟む
しばしの休憩で身体の再生が終わり元気を取り戻した俺は
まだ可愛らしい寝顔でぐっすり寝ているエリを
起こさないように抱きかかえ部屋を出た。
「それにしても大変な夜だった。こんな夜は300年で1度もなかった。」
でも収穫もあった2人の乙女の血潮を頂けたことだ
こんな最高な夜も300年で1度もなかった。
俺はエリを”お姫様抱っこ”してエレベーターダクトへ向かった。
もし故郷イングランドの1888年に戻れたら
マリアとジョセフィーヌに”お姫様抱っこ”を教えてやろう。
二人ともそのネーミングにきっと喜んでくれるに違いない。
エリも無事に取り戻せたし
あとは朱里を連れて帰るだけだ
あっ、二人いっぺんには”お姫様抱っこ”できないぞ。
結局両肩に担ぐことになりそうだ。
二人の機嫌を損ねなければ良いんだが・・
そう思案しながら
エレベーターダクトを降りようとしたとき
その香りに気が付いた。
下の階から香ってくる。
微かだが嗅ぎ間違えだろうか?
俺はエリを空いている部屋に寝かしつけてから
その香りに導かれるように3階に降り立った。
どこの部屋からだろう。
通常より嗅覚が敏感になったおかげで
ホントに微妙だが感じる。
いやそんな訳はない、ここにいる理由がない。
ここだ303号室
あの香りが強くなった
俺は焦ったようにドアを乱暴に引きちぎった。
部屋の中からアヘン覚醒剤の匂いが立ち込めた。
4人の半裸の男たちが
下品な笑い声をあげながら
各々ソファーやキングサイズのベッドに腰掛けて缶ビールを飲んでいた。
浅村組の生き残りだ。
そして部屋のほぼ中央の床の上に
全裸の・・・・・・・・・
全裸の・・・・彼女が横たわっていた。
な・・なぜここにいるんだ。!・・・・・
いや、そんなはずはない。
しっかり目を凝らし、香りを嗅げ。
そこに横にあるバスルームからもうひとり
シャワーを浴びて汗を流し終えた
肩からタオルを掛けただけの全裸の男が出てきた。
「なんだおめえ。」
訝しく俺を見てそう言ったが
その言葉が言い終わるか終わらないうちに
そいつの口から横に真っ二つに頭を切り落とした。
4人の半裸男達は慌てて立ち上がると、部屋の隅へ後ずさりした。
俺は少しふらつきながら
部屋の中央へ向かった。床が歪んで見えて歩きにくい。
しっかりしろ・・・しっかりしろ・・・
そして全裸の・・・
全裸の彼女の小さな体を大切に抱き起すと
その顔を見た・・・
真円く少しタレ気味の大きな瞳
同じく真円い頬と小さな鼻
年齢より幼く見えて
ちょっと色黒だが・・・
だが今の彼女は・・・・・
激しく何度何度も殴られたのだろう。
大きな瞳は開くことが出来ないくらい
瞼が腫れ上がり赤紫に変色し
頬は黒ずんで鼻はつぶれていた。
年齢も分からないくらいになっていた。
いや・・俺の目が霞んでいるからそう見えるに違いない。
違うはずだ。
違うはずだ。
「このやろう。」
半裸男のひとりが椅子で俺の後頭部を思い切り叩いた。
椅子は粉々に砕けた。
俺は右腕を思いっきり横に振って、3階の窓から
そいつをアスファルトの冷たい地面に頭から叩き落とした。
「た・・・・・
「た・・・・・・
「た・・す・・け・・
彼女が何かを言おうとしている。
俺は左耳を、腫れ上がってしまった小さくふっくらしていたはずの
彼女のくちびるに近づけた。
「た・・・・・
「た・・・・・・
「た・・す・・け・・
彼女は、光を失った目をわずかに開けて、かすれた声で懸命に訴えていた。
「た・・・・・
「た・・・・・・
「た・・す・・け・・
「だ・だいじょうぶだ。だいじょうぶだ。たすかったぞ。」
俺もかすれそうな声でそれに答えた。
「た・・・
「た・・・・・・
「た・すけて・・・・か・れを・・・・・」
そう言うと彼女は、わずかに開けていた瞳を永遠に閉じた。
俺の2つの心臓が飛び出すくらいに振動するのがわかった。
なんで・・・・・
なんで・・・・・しっかり香りを嗅いでおかなかった。
気がついたはずだ・・・・・
なんで・・・・・
なんでもっと早く・・・・・・・
なんで・・・・・なんで・・・・・・
俺はまだほんのり暖かい
小さな彼女の身体を抱きしめて
ゆりかごの様に
ゆっくり
ゆっくり
何度も
何度も
揺らしていた。
そして彼女の顔を真っすぐ見ながら誓った。
「お・・お・・・
俺は吸血鬼だ。神様じゃない。願い事は叶えられない。
ただ・・・今日だけは悪魔になって・・・・願い事を叶えてやる。」
そう心で彼女に語りかけて、柔らかい右の首筋をそっと優しく咬んで
まだ暖かさが残るその愛で満ちた美しい血潮をゆっくりと呑んだ。
俺は彼女を抱きかかえると、ベッドに寝かし、
両手を胸の前に組ませて
毛布をゆっくりふんわりと掛けた。
大事な事を思い出した俺は
ズボンの右ポケットから
潰れたタバコのBOXを出して
箱の中から1枚の二つおりにされたメモを取り出した。
かわいらしいクマとうさぎと象のイラストの紙には
黒のサインペンで
「さようなら
メグミ
君を愛している」
とお世辞でも上手いとは言えない文字で書かれていた。
「ごめん。大切なものを返し忘れていたよ」
そう言うと柔らかい小さな手のひらに
あの時と同じようにしっかりと握らせてあげた。
もう一度彼女の美しい死に顔を見て
窓から見える満月に狼男より力強く何度も何度も吠えた!!。
そうかここに奴がいるのか。
彼女を騙し、裏切り、そして・・・
フロアマップが5階までしかないのに
このビルは6階建てだ。6階にこの地獄の終着駅があるのか。
よし。地獄へ落ちてやる。
地獄の猛火に焼かれても
彼女の敵を取る。
部屋の中を見渡すと
残りの男達は逃げ出していたが
奴らの臭いはもう忘れない。
逃げられると思うな。
俺は1000年生きてでも
必ずお前らを追い詰める。
吸血鬼は映画などと比べ物にならないほど
本物はおそろしいのだ。
後で最も残忍な方法で血祭りにあげてやる。
俺は彼女の横たわるベッドの脇に立つと
怒りの血で充血した眼を固く閉じ
拳を握りしめてしゃがみこむと
また狼男より力強く吠えて
大きく飛び上がった。
きっと隣のビルにいる奴は地震だと思っただろう。
3階分の鉄筋コンクリートの床と天井を
大量の白煙とともにぶち抜いて
6階のフロアに到達した。
まだ可愛らしい寝顔でぐっすり寝ているエリを
起こさないように抱きかかえ部屋を出た。
「それにしても大変な夜だった。こんな夜は300年で1度もなかった。」
でも収穫もあった2人の乙女の血潮を頂けたことだ
こんな最高な夜も300年で1度もなかった。
俺はエリを”お姫様抱っこ”してエレベーターダクトへ向かった。
もし故郷イングランドの1888年に戻れたら
マリアとジョセフィーヌに”お姫様抱っこ”を教えてやろう。
二人ともそのネーミングにきっと喜んでくれるに違いない。
エリも無事に取り戻せたし
あとは朱里を連れて帰るだけだ
あっ、二人いっぺんには”お姫様抱っこ”できないぞ。
結局両肩に担ぐことになりそうだ。
二人の機嫌を損ねなければ良いんだが・・
そう思案しながら
エレベーターダクトを降りようとしたとき
その香りに気が付いた。
下の階から香ってくる。
微かだが嗅ぎ間違えだろうか?
俺はエリを空いている部屋に寝かしつけてから
その香りに導かれるように3階に降り立った。
どこの部屋からだろう。
通常より嗅覚が敏感になったおかげで
ホントに微妙だが感じる。
いやそんな訳はない、ここにいる理由がない。
ここだ303号室
あの香りが強くなった
俺は焦ったようにドアを乱暴に引きちぎった。
部屋の中からアヘン覚醒剤の匂いが立ち込めた。
4人の半裸の男たちが
下品な笑い声をあげながら
各々ソファーやキングサイズのベッドに腰掛けて缶ビールを飲んでいた。
浅村組の生き残りだ。
そして部屋のほぼ中央の床の上に
全裸の・・・・・・・・・
全裸の・・・・彼女が横たわっていた。
な・・なぜここにいるんだ。!・・・・・
いや、そんなはずはない。
しっかり目を凝らし、香りを嗅げ。
そこに横にあるバスルームからもうひとり
シャワーを浴びて汗を流し終えた
肩からタオルを掛けただけの全裸の男が出てきた。
「なんだおめえ。」
訝しく俺を見てそう言ったが
その言葉が言い終わるか終わらないうちに
そいつの口から横に真っ二つに頭を切り落とした。
4人の半裸男達は慌てて立ち上がると、部屋の隅へ後ずさりした。
俺は少しふらつきながら
部屋の中央へ向かった。床が歪んで見えて歩きにくい。
しっかりしろ・・・しっかりしろ・・・
そして全裸の・・・
全裸の彼女の小さな体を大切に抱き起すと
その顔を見た・・・
真円く少しタレ気味の大きな瞳
同じく真円い頬と小さな鼻
年齢より幼く見えて
ちょっと色黒だが・・・
だが今の彼女は・・・・・
激しく何度何度も殴られたのだろう。
大きな瞳は開くことが出来ないくらい
瞼が腫れ上がり赤紫に変色し
頬は黒ずんで鼻はつぶれていた。
年齢も分からないくらいになっていた。
いや・・俺の目が霞んでいるからそう見えるに違いない。
違うはずだ。
違うはずだ。
「このやろう。」
半裸男のひとりが椅子で俺の後頭部を思い切り叩いた。
椅子は粉々に砕けた。
俺は右腕を思いっきり横に振って、3階の窓から
そいつをアスファルトの冷たい地面に頭から叩き落とした。
「た・・・・・
「た・・・・・・
「た・・す・・け・・
彼女が何かを言おうとしている。
俺は左耳を、腫れ上がってしまった小さくふっくらしていたはずの
彼女のくちびるに近づけた。
「た・・・・・
「た・・・・・・
「た・・す・・け・・
彼女は、光を失った目をわずかに開けて、かすれた声で懸命に訴えていた。
「た・・・・・
「た・・・・・・
「た・・す・・け・・
「だ・だいじょうぶだ。だいじょうぶだ。たすかったぞ。」
俺もかすれそうな声でそれに答えた。
「た・・・
「た・・・・・・
「た・すけて・・・・か・れを・・・・・」
そう言うと彼女は、わずかに開けていた瞳を永遠に閉じた。
俺の2つの心臓が飛び出すくらいに振動するのがわかった。
なんで・・・・・
なんで・・・・・しっかり香りを嗅いでおかなかった。
気がついたはずだ・・・・・
なんで・・・・・
なんでもっと早く・・・・・・・
なんで・・・・・なんで・・・・・・
俺はまだほんのり暖かい
小さな彼女の身体を抱きしめて
ゆりかごの様に
ゆっくり
ゆっくり
何度も
何度も
揺らしていた。
そして彼女の顔を真っすぐ見ながら誓った。
「お・・お・・・
俺は吸血鬼だ。神様じゃない。願い事は叶えられない。
ただ・・・今日だけは悪魔になって・・・・願い事を叶えてやる。」
そう心で彼女に語りかけて、柔らかい右の首筋をそっと優しく咬んで
まだ暖かさが残るその愛で満ちた美しい血潮をゆっくりと呑んだ。
俺は彼女を抱きかかえると、ベッドに寝かし、
両手を胸の前に組ませて
毛布をゆっくりふんわりと掛けた。
大事な事を思い出した俺は
ズボンの右ポケットから
潰れたタバコのBOXを出して
箱の中から1枚の二つおりにされたメモを取り出した。
かわいらしいクマとうさぎと象のイラストの紙には
黒のサインペンで
「さようなら
メグミ
君を愛している」
とお世辞でも上手いとは言えない文字で書かれていた。
「ごめん。大切なものを返し忘れていたよ」
そう言うと柔らかい小さな手のひらに
あの時と同じようにしっかりと握らせてあげた。
もう一度彼女の美しい死に顔を見て
窓から見える満月に狼男より力強く何度も何度も吠えた!!。
そうかここに奴がいるのか。
彼女を騙し、裏切り、そして・・・
フロアマップが5階までしかないのに
このビルは6階建てだ。6階にこの地獄の終着駅があるのか。
よし。地獄へ落ちてやる。
地獄の猛火に焼かれても
彼女の敵を取る。
部屋の中を見渡すと
残りの男達は逃げ出していたが
奴らの臭いはもう忘れない。
逃げられると思うな。
俺は1000年生きてでも
必ずお前らを追い詰める。
吸血鬼は映画などと比べ物にならないほど
本物はおそろしいのだ。
後で最も残忍な方法で血祭りにあげてやる。
俺は彼女の横たわるベッドの脇に立つと
怒りの血で充血した眼を固く閉じ
拳を握りしめてしゃがみこむと
また狼男より力強く吠えて
大きく飛び上がった。
きっと隣のビルにいる奴は地震だと思っただろう。
3階分の鉄筋コンクリートの床と天井を
大量の白煙とともにぶち抜いて
6階のフロアに到達した。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる