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第三章 愛の形

二階の探索

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最近やっとプロットというものの有り難さを知った人です。
それと週一投稿と決めてるんですけど何曜日かに指定した方が良いんですかね?


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上がって来た階段から見て最初に目に着いた部屋に入る……前に気配探知を使う

「ふむ……大丈夫そうですね」

そう言ってドアを開けるとそこは本に溢れた書庫だった、2mはあるであろう本棚には様々な本があり都市の図書館ほどではないがそれでもかなりの量を貯蔵している。
クトゥルフにおいて本は貴重な情報源ですし探しておいて損はありませんね、強いて言うなら時間くらいでしょう

「書庫……これは手分けして探さないと駄目そうですね」

「手分けしたとしてもこの量じゃ少なくとも一時間以上はかかるな、ジャンルを決めた方が良いかも」

「……ジャンル」

ジャンルですか、クトゥルフ的な方面から見ると怪しい本は魔術書、日記や手記などですね。この場合は“魔術”という単語があるものと題名のない本を探してもらいましょう


という事で手分けして探す事になったのだがこれが大変だった、紛らわしい題名に多すぎる本などしか見つからなかったが何とかそれっぽいものを見つけれた。
“無属”魔術の本だ、この魔術は普通の魔術のようにお金を払えば獲得、とはならず才能が問われるらしい
そして高威力で消費魔力が少ないとても強い魔術なのだが術の数が少ないようだ、使える術は【バレット】【ランス】【ビーム】【シールド】の4つと奥義となる技の計5つのみ
その奥義というのは所々が古くなって文字がぼやけていた為に名前などは分からないが爆発系の技で回避は不可能なのだとか……

強くない?私の“神聖”魔術と交換してくれませんかね……あ、無理?………そうですか


その後も探したがヒントになりそうなものは無いということで部屋から出て目の前にある部屋に

気配が無い事はすぐに分かったのでドアを開けるとそこは………空き部屋だった、見渡しても何も無いので次に行く事に


次の部屋のドアを開くとベッドがあり寝室だろうと予想出来る、ベッド以外は小棚とその上に置くタイプの照明があるだけの簡素な部屋だ。
女性の部屋を荒らすのは良心が痛むので同じ女性のユリに探してもらう事に

え、私は女じゃ無いのかって?何言ってるんですか、私は男ですよ?


「何も無いんだけどお兄ちゃん」

「え?本当に?」

「うん、小棚の引き出しは空っぽでベッドの下にも何も無い」

「そう、ですか……それにしてもアマリスさんが見当たりませんね、二階にいるはずなのですが」

「確かに、あの階段って結構大きな音をたてるから降りてきてるなら気付けるはずだしね」

「もしかしたら何処かに隠し通路があったりして」

「………有り得ますね」

「その前に最後に残った部屋を覗いてみよ?」

「まぁそこにいるかもですしね」


最後の部屋に入る前に恒例の気配探知っと、やっぱり何も聞こえませんね。
私がドアを開けるとそこは勉強机のような机とブックスタンドと収納がある部屋だった。
軽く辺りを見渡すと机の上に一冊の本が乗っていることに気が付く、それは一階の【おへや】にあった日記に類似していた。


「これは……日記でしょうか」

「ん?確かに一階のと似てるね」

そう言いながら表紙をめくるとおそらくアマリスさんのものだと思われる日記のようだ。


○月×日
今日は夫に日記を買ってみた。
あの人は物忘れが多いから少しは改善出来ると良いのだけど

ふむ、ここら辺は普通っぽいんですけどこれからどうなっていくやら


◇skip ~異常があるまで~


「ここまでは普通ですが……」


○月×日
夫が死んだ、戦死だった。


「……いきなり重いのが来たな」

「それに字が歪んでるし相当悲しんでるのがすごく伝わってくるんだけど……」

ふむ、次は……一気に日付が飛んでますね、精神的なショックを受けて書けなかったのでしょう


○月×日
日記を書く力も無かったが夫の友人を名乗る男性が“蘇生儀式の書”なるものを持って来た、何なんだこれは蘇生なんて魔術は存在しないはずなのに……

○月×日
蘇生儀式の書を読んでみた、とてもおぞましい内容だと思う。あんな事をしてしまえば精神が歪んでしまうことは目に見えて分かる……でもあの人が蘇るなら、あぁそれにしても気分が悪い今日は寝よう

○月×日
よく考えた結果、蘇生儀式を実行する事にした。
夫と、エドワルドと離れるくらいなら私は……

○月×日
蘇生儀式を試したがダメだった、その為に何人もの人をコロしたと言うのに……あぁ頭が痛い、でもあの人に会えるなら

○月×日
失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗した、何度も何度も何度も何度も……気が付いたらワタクシは老けていた、これでは駄目だエドワルドに嫌われてしまう、若さを取り戻さなければ

○月×日
永遠の若さを手に入れた、コレデエドワルドヲ迎エニイケル

○月×日
キがツけばエドワルドがタクサンいた、ねぇなんでニげるの?ワタクシはこんなにもアイしているというのに

○月×日
エドワルドがイうことをキかない、ワタクシはアイしてるのに、それをヒテイした。ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ


………ここで日記は終わっていた。
何と言うか、人の業の深さというか執着の凄さを見せつけられましたね。


「…………」

「…………」

「…………行こうラン、お兄ちゃん」

「ええ」

「ああ」


さてアマリスさんは一体何処に行ったんでしょうかね……


「なぁ兄貴とユリ、俺そのアマリスさん?がいるかもしれない場所知ってるかも」

「え?」

「俺が地下室にいた事は知ってるだろ?そこに別れ道があったんだ、俺が進んだ反対側の道にいるんじゃないかと」

「………全く情報がないですし行くだけ行ってみましょう」



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【カルマ】HP36/36 SP23/25 SAN63/63
普通の成功:4
普通の失敗:1
決定的成功クリティカル:0
致命的失敗ファンブル:0

【ユリ】HP15/15 SP16/16 SAN22/24
普通の成功:1
普通の失敗:2
決定的成功クリティカル:0
致命的失敗ファンブル:0

【ラン】HP33/33 SP9/14 SAN24/24
普通の成功:0
普通の失敗:2
決定的成功クリティカル:0
致命的失敗ファンブル:0


【使用技能一覧】
聞き耳×3 図書館×2 目星-15 目星×3

【ダイス値】
23.72.64.88.64.67.66.60.89

※図書館を目星での代用判定可能、技能値-15
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