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第四章 都市防衛戦の波乱
クリスマス記念SS『雪降る聖夜に』
しおりを挟むホントは、本編を投稿する予定だったけどそう言えばクリスマスじゃんと急いで書いたのがこれ
ちなみに来週の更新は、元日。1月1日です。つまり初詣を書くことになります……再来週はちゃんと書くんで許してください。
とりあえずメリークルシミマス。
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クリスマス。それは聖ニコラウスが貧しい少女の家に金貨を投げ入れたことが起源である行事だ。
子供たちとカップル、そして相方の居ないまたは、作らないゲーマーたちも喜ぶその日にVRゲームである“カオス”でもイベントが開催されていた。
そのイベントの名は───
【雪降る聖夜に 赤き祝福者と盗まれた子供達への贈り物】
◇
12月24日。世間ではクリスマスイブと呼ばれるクリスマスの前夜祭。
私は、いつもの軍服ではなくレディースのサンタクロースを着ている。
イベント用の装備で全ステータスを底上げしてくれるというとんでも装備だ。まぁ……このイベントの間にしか装備できませんが。
このクリスマスイベントの内容は、赤き祝福者と呼ばれるカオスでのサンタの持つプレゼントボックスが入った袋を何者かに盗まれてしまったのだとか、サンタは、空飛ぶ雪車に乗って何とか犯人を突き詰めたのだが犯人は、袋を逆さまにしてプレゼントボックスを都市中にばら撒いてしまったのだとか。
そしてサンタは、私達にプレゼントボックスの回収を頼む。子供達の大切なプレゼントを回収してくれと、集めた個数に対して報酬をやるとそんなことがあって私はクリスマスカラーに染まった混沌都市を散策していた。
周りには同じくプレゼントボックスを探しているであろうプレイヤー達がいろんなところに視線を向けていた。
プレゼントボックスは、マジで色んな場所に隠されてたり、花壇の花にポツンとあったのもあるし、壁に減り込んでいるという一体どうしたそうなった!? というものまで、共通点としては、プレゼントボックスが同化しているために見つけにくいというものだ。全くまさかの虹色なんてセンスがどうかしてますね。
さて、つまらないダジャレを思いつきながらも歩き続けること十分弱ほど。私は、よく分からん奴に絡まれていた。
「ゲヘ、ゲヘヘ、お前さん訪問者だな? 都市中に落ちているプレゼントボックスを集めてんだろ? グヘヘ、暇潰しに拾ってたんだが何やっても開かねぇし、1万Cくれたら全部やるよ。」
と言う笑い方が気持ち悪いスキンヘッドだったが普通に良い人だったようだ。まぁお金は請求されたが今の私は、有り余るほどの金を手にしている。
最近は、ダンジョンに潜りまくっていたお陰でより、私の財布は潤っているため、1万Cなんて端金だった。
私の元々持っていたプレゼントボックスは7つ
で、新たに手に入れたのが5つ、合計14となった。
その後は、本の中に仕舞ってある串焼きを食べたりしながらゆっくりとプレゼントボックスを探すことにした。
しばらく歩いていると急に袖を引かれて振り返るとそこにはクリムが相も変わらず無表情で、しかし目には少し不安気な感情をむき出しにして
「一緒にクリスマス回ろ?」
と言われたので赤と緑が彩られた街並みを眺めているとさりげなく手を握られたが気にせず足は商店街の方に向く。
商店街もクリスマスツリーや何やらイベントでもやっているのか、住人の家族連れやらがワイワイと賑わっていた。
様々な明るい感情に染まった人々を横目にしているとクリムに手を引かれる。
何事かとクリムが指差している方向に目を向けると「今日限定クリスマスケーキ」という旗を掲げたケーキ屋があった。
クリムの目を見ると凄いキラキラとした子供のような純粋な瞳で見つめていた。
その姿に苦笑しつつ私達はクリスマスケーキを手に入れた。
クリムと一緒に居ると姉妹と思われることが多く、フライドチキンを買う時も少しおまけしてもらったり、優しそうなオバチャンからクリスマスツリーが描かれたクリームブリュレを渡されたりした。
こっちは、気の良い人ばっかだと思いつつインベントリを見るとクリスマスパーティーが出来そうなラインナップが揃っていた。
「んー………クリム」
「?」
「ユリやラン達を呼んでクリスマスパーティー、しますか?」
そう問いかけると目を輝かせながら頷いたのでユリ達に連絡をすると、どうやらそちらも歩いていたら沢山の料理が溜まってしまったらしく聞く限り到底私達では消費しきれない量だったので孤児院のみんなと傭兵のギルマースさんにも話を通しといた。
最早私たちの溜まり場となってしまったブルーマウンテンの店主さんに許可を得てそこでクリスマスパーティーを開くことになった。
内容は少し省いて喋るがシスター・クーアさんがシャンパンを飲んでしまったらしく、赤い顔で泥酔していたり、傭兵のギルムースさんは、その職業から男の子達に質問攻めにあったり、何故か私の元に子供達が沢山集まってクリムが無言の圧で追い払ったりなどなどがあった。
どうやら私達が集まると混沌としたことしか起きないらしいと思っていると何処からかシャンシャンシャンと鈴が鳴るような音が聞こえてくる。
それと同時に本が淡く光って中から輝くプレゼントボックスが浮き上がっていく。
私が外に出ると夜空に浮かぶ雪車が月に登るように走っていた。
プレゼントボックスは、雪車に集まっているようで輝いているのも合わさり、何とも幻想的な光景が広がっていた。
時を忘れて眺めていると顔に冷たい物が触れたのに気がつく、いつの間にか雪が降っていたようだ。
時刻は次の日へ跨ぎ、今日はホワイトクリスマス。
「……メリークリスマスってね。」
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【スケジュール】
1月1日 18時
【作者の語り】
実はこの話、カルマとクリムが「てぇてぇな てぇてぇてぇ てぇてぇな」みたいな風な感じにしようと思ったらよく分からん話になった。
後悔もしてないし反省もしていない、多分これからも意味分からん話を量産していくだろう()
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