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天国線沿線にて
それはこの世界ではありふれたたモノ
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その夜俺と顕慈は、鬼嗣の家に泊まることになった。
依子さんもいたことで顕慈をウチで保護という話だったのだが、父親がそのことを受け入れそうでない事で依子さんが躊躇した。依子さんは父親の自己中心的な性格をしっかり理解した上で、愛している所はスゴいと思う。俺が女だったらあんな男ゴメンだ。
鬼嗣の家はお寺のため部屋数もあり、人を受け入れる事に慣れているというのでコチラになったのだ。
俺はというと、顕慈が何故か寺に泊まるというのも怖がったために付き合わされた形。
真実さんは俺までが泊まることを最後まで反対していたが、その場の意見の一致に逆らえず渋々諦めたようだ。
真実さんは依子さんと車で帰り、俺たちは迎えにきた鬼嗣のお父さんの車で寺に向かうことになった。
迎えにきた鬼嗣のお父さんは、お坊さんということもあるのだろう。何とも威厳漂う風貌で自然と敬意を抱かせる雰囲気を持っている。
穏やかで静かな雰囲気の男性で、全てを見通してるような淡い茶色の目をもち低く落ち着いた喋り方をする人。
年齢よりも大人びており、似た茶色の目をしている鬼嗣は、このお父さんの血を強く引いているのだなと思う。
憂児と顕慈が子供っぽいことともあり、いつも冷静な鬼嗣が大人に感じる。
「顕慈さん、門に不用意に近づくなんて浅はかなことしましたね」
鬼嗣のお父さんは、顕慈を見てそんな事を言ってきた。顕慈は鬼嗣のお父さんの存在感に少し圧倒されている。
「余計な事を言わなくていい。完たちは今日は疲れているんだ。さっさと車を出して」
鬼嗣の言葉に鬼嗣のお父さんは頷き、子供三人を後部座席にのせ車を発信させた。俺は鬼嗣と顕慈の真ん中でなんか落ち着かない。
顕慈も落ち着かないのか、身体を動かし胸やら腕やらを掻いている。
「顕慈、あまり掻かない方が」
「そうですね。その身体に感じているものは心の乱れからくるもの。
気をお落ち着けなさい。
そうすれば傷も痛みをおさまります」
運転しているお父さんが静かな声で鬼嗣に話しかけてくる。
隣にいる鬼嗣の舌打ちが聞こえた。
「顕慈、口煩い親でごめんな」
鬼嗣はニコリと顕慈に視線を向けるが、何故か顕慈は怯えた表情を返した。
お寺について部屋の準備を鬼嗣と鬼嗣の家族がしている間、俺と顕慈はお風呂を借りることにした。
顕慈は火傷の跡のこともあり一緒に入りたがらないと思ったが、何故か今日は積極的にお風呂についてきた。
お寺に道場もあり合宿なども受け入れているとかで、湯船も広くシャワーも並んでいて二人で入っても快適な大きさだった。
身体中に広がる顕慈の火傷は俺が思っていた以上に酷いものだった。痒いと言うより痛そうに見える。
俺の視線が気になるだろうから、敢えて見ないふりをして俺は体を洗う。
「完。お前は俺が見たことを信じてくれたんだよな?
憂児が飛び込んだのではないと」
身体を洗いながら顕慈がそう話しかけてくる。
「真田の時もオカシイと感じたから。
あいつは小柄であのホームドアを簡単に乗り越えるとは思えなかったから。憂児もそうだし」
「だよな! あっという間だったんだ向こうにいたの」
顕慈は手を止め俺にそう訴える。
「それに俺も見たんだ。こないだホームドアが一つだけ不自然に開いているのを」
俺は正直に告白する。
鬼嗣が俺を強引にホームで移動させた時、何故か四番口のホームドアだけ開いていた。そしてその向こうには線路ではなく……。
「え。それって人によっては開いているように見えるってこと? ならばあいつが撮影していたビデオカメラの映像さえ戻ってきたら」
「カメラはあくまでも現実的な事象しか映し出さない。
万が一何か映っていたとしても、データーは抜かれてしまうと思うよ」
俺があの時の光景を思い出そうとしていたら、後ろから鬼嗣の声が聞こえる。
鬼嗣も風呂に来たようだ。
俺たちの中で一番体格が良いためか見下ろされると存在感がなんかある。
「え? 何で」
顕慈はショックを受けたような声を出す。
「事故の時、何があったかを検証するために参考になるものは全てチェックされる。
被害者の遺留品や周囲の人の証言とり。
Xなどに映像や証言がないかまで調べる。
警察や鉄道会社は真実以上に、世間に一番わかりやすく納得されやすい結論を出そうとする。
その結論に邪魔なものは消しちゃうだろうな。
しかもお前は動画配信しているのもバレているから余計に」
「でも、あのカメラもデータも俺たちのものだ」
「データーなんて形があってないようなものだから消されたら終わり。
何も映ってなかったと言われてしまえばそれまで」
静かな視線でそう言い放った鬼嗣は、俺の隣のシャワーの前に座り体を洗い出す。
「……鬼嗣。お前は何なの?
最初から色々知っていたよな。お前なんか妙だよ……なんか今日も警察官相手にも……」
鬼嗣はシャンプーを流してから、俺越しにチラリと視線を顕慈に向ける。
「別に警察の方には普通の応対してただろ。
あとお前よりも状況に明るいのは、商売柄というのかな? ウチが寺だし。
人より少し色々話は聞くし、見えているだけ。
だから忠告もしたよな」
「もっとはっきり言ってくれたら、憂児は!!」
叫んだ顕慈に鬼嗣は目を細める。
「俺も完も結構ストレートに反対していたと思うけど、それでも続けることを決めたのはお前たちだろ?」
鬼嗣の言葉に顕慈は何も言い返せなくなる。
シャワー浴びて血行が良くなったのだろうか? 顕慈の火傷の痕がより赤みが増していて痒いというより痛そうに見える。しかも患部が広がったように感じるのは気のせいだろうか?
浴槽に入らないで顕慈はそのまま出て行ってしまった。
俺が追いかけようとしたけど鬼嗣が止める。
「ソッとしといてやれ。お前の優しさ、あいつの為にならない。
親父がいい塩梅に処理するだろうし」
そう言われてしまうと俺は動けない。
「それよりちゃんと湯船に浸かれ! ウチのは無駄に大きいからゆったりできるぞ」
俺は頷き、先に湯船に浸かることにした。
確かに檜でできた大きめな浴槽は心地よかった。
少しだけだけど、気持ちが癒された気がして目を瞑った。
お湯が揺れて、鬼嗣も入ってきたのを感じた。
目を開けると鬼嗣は目を瞑りフーと息を吐いている。
その様子がなんか高校生に見えなくて笑ってしまう。
「何だよ!」
「なんか親父くさくて」
鬼嗣はジロっと俺を睨んでくる。
「しかし、何でお前そんなに筋肉ついてんだよ」
俺と同じインドア派なはずなのに、何でこんないい感じに筋肉ついている。
「寺の仕事をしてるからね」
寺の業務ってそんなに肉体労働なのだろうか? 俺は首を傾げる。
「羨ましいな」
「道場もあるから、一緒に剣道するか? 教えるぞ」
鬼嗣の言葉に俺はウーンと悩む。スポーツと縁遠い生活をしているので今更鍛えるのは面倒に思える。
「やめておく。
……そういえば、さっきオジサンが言ってた門って何?」
俺の質問に鬼嗣は眉を寄せる。
「ったく本当にアイツは余計な事を……」
「知らない方がいいと言われたけど、やっぱり知りたいんだ。二人が何故ああなったのか。それに俺も見えたんだ。開いているホームドア」
鬼嗣は大きくため息をつく。そして俺の方を まっすぐ見つめてくる。鬼嗣の目ってなんか不思議な色合い。そして今はいつもよりさらに赤く明るく光って見える。
鬼嗣の右手が俺の方に伸ばされた。
鬼嗣の大きな掌が広げられ俺の両目を覆う。お湯でも温められた掌は心地よく俺は目を閉じた。
「もう見えないから安心しろ」
鬼嗣の手が離れたので俺は目を開ける。まっすぐコチラを見つめている鬼嗣の目を見返してしまう。
「見えないようにって、やはり見えたらマズイものだったの?」
鬼嗣は少し考えるが、顔を横に振る。
「いや……此処ではある意味ありふれた現象の一つ。
あっちの世界へのスポットって結構どこにでもあるもんなんだ。
その門と波長があってしまうと誘われてしまうという感じ」
俺は鬼嗣の言葉の意味を考える。
「あっちの世界って。死の世界って事?」
鬼嗣は少し考えてから頷く。
「ま、そういう解釈になるかな。人が死んだら最終的に向かう場所」
「何で、死の世界が誘ってくるの? 普通に生きていたのに不条理だよ!突然そんな世界に連れ去るなんて」
鬼嗣は少し考え込む表情をする。
「何と言えばしっくりするのか難しいけど、あっちの受け入れ体制が整い、コチラもそれを求めたからという状況だから、だからドアの向こうに行くのは不幸な事という訳でもない」
俺が言葉を聞き、納得できず悩んでいると鬼嗣は笑いかけてくる。
「そんな顔するな。
それにこの世界はもともと不条理で成り立っているものだから、その不条理さを悩んだり考えたりするだけ無駄だそ」
鬼嗣の無茶苦茶な言葉に俺は唖然とする。
「ま、そうでなくても、お前はいろんな事を心に溜め込み悩みまくっている。
そういう様子を見ているのは楽しいけど、抱えすぎて俺が楽しく見れる範囲を超えるな」
「何だよ。それ」
「あれこれ悩んで歩いていると、足元疎かになり道にできた穴につまずくぞという事」
鬼嗣はニヤリと笑った。
依子さんもいたことで顕慈をウチで保護という話だったのだが、父親がそのことを受け入れそうでない事で依子さんが躊躇した。依子さんは父親の自己中心的な性格をしっかり理解した上で、愛している所はスゴいと思う。俺が女だったらあんな男ゴメンだ。
鬼嗣の家はお寺のため部屋数もあり、人を受け入れる事に慣れているというのでコチラになったのだ。
俺はというと、顕慈が何故か寺に泊まるというのも怖がったために付き合わされた形。
真実さんは俺までが泊まることを最後まで反対していたが、その場の意見の一致に逆らえず渋々諦めたようだ。
真実さんは依子さんと車で帰り、俺たちは迎えにきた鬼嗣のお父さんの車で寺に向かうことになった。
迎えにきた鬼嗣のお父さんは、お坊さんということもあるのだろう。何とも威厳漂う風貌で自然と敬意を抱かせる雰囲気を持っている。
穏やかで静かな雰囲気の男性で、全てを見通してるような淡い茶色の目をもち低く落ち着いた喋り方をする人。
年齢よりも大人びており、似た茶色の目をしている鬼嗣は、このお父さんの血を強く引いているのだなと思う。
憂児と顕慈が子供っぽいことともあり、いつも冷静な鬼嗣が大人に感じる。
「顕慈さん、門に不用意に近づくなんて浅はかなことしましたね」
鬼嗣のお父さんは、顕慈を見てそんな事を言ってきた。顕慈は鬼嗣のお父さんの存在感に少し圧倒されている。
「余計な事を言わなくていい。完たちは今日は疲れているんだ。さっさと車を出して」
鬼嗣の言葉に鬼嗣のお父さんは頷き、子供三人を後部座席にのせ車を発信させた。俺は鬼嗣と顕慈の真ん中でなんか落ち着かない。
顕慈も落ち着かないのか、身体を動かし胸やら腕やらを掻いている。
「顕慈、あまり掻かない方が」
「そうですね。その身体に感じているものは心の乱れからくるもの。
気をお落ち着けなさい。
そうすれば傷も痛みをおさまります」
運転しているお父さんが静かな声で鬼嗣に話しかけてくる。
隣にいる鬼嗣の舌打ちが聞こえた。
「顕慈、口煩い親でごめんな」
鬼嗣はニコリと顕慈に視線を向けるが、何故か顕慈は怯えた表情を返した。
お寺について部屋の準備を鬼嗣と鬼嗣の家族がしている間、俺と顕慈はお風呂を借りることにした。
顕慈は火傷の跡のこともあり一緒に入りたがらないと思ったが、何故か今日は積極的にお風呂についてきた。
お寺に道場もあり合宿なども受け入れているとかで、湯船も広くシャワーも並んでいて二人で入っても快適な大きさだった。
身体中に広がる顕慈の火傷は俺が思っていた以上に酷いものだった。痒いと言うより痛そうに見える。
俺の視線が気になるだろうから、敢えて見ないふりをして俺は体を洗う。
「完。お前は俺が見たことを信じてくれたんだよな?
憂児が飛び込んだのではないと」
身体を洗いながら顕慈がそう話しかけてくる。
「真田の時もオカシイと感じたから。
あいつは小柄であのホームドアを簡単に乗り越えるとは思えなかったから。憂児もそうだし」
「だよな! あっという間だったんだ向こうにいたの」
顕慈は手を止め俺にそう訴える。
「それに俺も見たんだ。こないだホームドアが一つだけ不自然に開いているのを」
俺は正直に告白する。
鬼嗣が俺を強引にホームで移動させた時、何故か四番口のホームドアだけ開いていた。そしてその向こうには線路ではなく……。
「え。それって人によっては開いているように見えるってこと? ならばあいつが撮影していたビデオカメラの映像さえ戻ってきたら」
「カメラはあくまでも現実的な事象しか映し出さない。
万が一何か映っていたとしても、データーは抜かれてしまうと思うよ」
俺があの時の光景を思い出そうとしていたら、後ろから鬼嗣の声が聞こえる。
鬼嗣も風呂に来たようだ。
俺たちの中で一番体格が良いためか見下ろされると存在感がなんかある。
「え? 何で」
顕慈はショックを受けたような声を出す。
「事故の時、何があったかを検証するために参考になるものは全てチェックされる。
被害者の遺留品や周囲の人の証言とり。
Xなどに映像や証言がないかまで調べる。
警察や鉄道会社は真実以上に、世間に一番わかりやすく納得されやすい結論を出そうとする。
その結論に邪魔なものは消しちゃうだろうな。
しかもお前は動画配信しているのもバレているから余計に」
「でも、あのカメラもデータも俺たちのものだ」
「データーなんて形があってないようなものだから消されたら終わり。
何も映ってなかったと言われてしまえばそれまで」
静かな視線でそう言い放った鬼嗣は、俺の隣のシャワーの前に座り体を洗い出す。
「……鬼嗣。お前は何なの?
最初から色々知っていたよな。お前なんか妙だよ……なんか今日も警察官相手にも……」
鬼嗣はシャンプーを流してから、俺越しにチラリと視線を顕慈に向ける。
「別に警察の方には普通の応対してただろ。
あとお前よりも状況に明るいのは、商売柄というのかな? ウチが寺だし。
人より少し色々話は聞くし、見えているだけ。
だから忠告もしたよな」
「もっとはっきり言ってくれたら、憂児は!!」
叫んだ顕慈に鬼嗣は目を細める。
「俺も完も結構ストレートに反対していたと思うけど、それでも続けることを決めたのはお前たちだろ?」
鬼嗣の言葉に顕慈は何も言い返せなくなる。
シャワー浴びて血行が良くなったのだろうか? 顕慈の火傷の痕がより赤みが増していて痒いというより痛そうに見える。しかも患部が広がったように感じるのは気のせいだろうか?
浴槽に入らないで顕慈はそのまま出て行ってしまった。
俺が追いかけようとしたけど鬼嗣が止める。
「ソッとしといてやれ。お前の優しさ、あいつの為にならない。
親父がいい塩梅に処理するだろうし」
そう言われてしまうと俺は動けない。
「それよりちゃんと湯船に浸かれ! ウチのは無駄に大きいからゆったりできるぞ」
俺は頷き、先に湯船に浸かることにした。
確かに檜でできた大きめな浴槽は心地よかった。
少しだけだけど、気持ちが癒された気がして目を瞑った。
お湯が揺れて、鬼嗣も入ってきたのを感じた。
目を開けると鬼嗣は目を瞑りフーと息を吐いている。
その様子がなんか高校生に見えなくて笑ってしまう。
「何だよ!」
「なんか親父くさくて」
鬼嗣はジロっと俺を睨んでくる。
「しかし、何でお前そんなに筋肉ついてんだよ」
俺と同じインドア派なはずなのに、何でこんないい感じに筋肉ついている。
「寺の仕事をしてるからね」
寺の業務ってそんなに肉体労働なのだろうか? 俺は首を傾げる。
「羨ましいな」
「道場もあるから、一緒に剣道するか? 教えるぞ」
鬼嗣の言葉に俺はウーンと悩む。スポーツと縁遠い生活をしているので今更鍛えるのは面倒に思える。
「やめておく。
……そういえば、さっきオジサンが言ってた門って何?」
俺の質問に鬼嗣は眉を寄せる。
「ったく本当にアイツは余計な事を……」
「知らない方がいいと言われたけど、やっぱり知りたいんだ。二人が何故ああなったのか。それに俺も見えたんだ。開いているホームドア」
鬼嗣は大きくため息をつく。そして俺の方を まっすぐ見つめてくる。鬼嗣の目ってなんか不思議な色合い。そして今はいつもよりさらに赤く明るく光って見える。
鬼嗣の右手が俺の方に伸ばされた。
鬼嗣の大きな掌が広げられ俺の両目を覆う。お湯でも温められた掌は心地よく俺は目を閉じた。
「もう見えないから安心しろ」
鬼嗣の手が離れたので俺は目を開ける。まっすぐコチラを見つめている鬼嗣の目を見返してしまう。
「見えないようにって、やはり見えたらマズイものだったの?」
鬼嗣は少し考えるが、顔を横に振る。
「いや……此処ではある意味ありふれた現象の一つ。
あっちの世界へのスポットって結構どこにでもあるもんなんだ。
その門と波長があってしまうと誘われてしまうという感じ」
俺は鬼嗣の言葉の意味を考える。
「あっちの世界って。死の世界って事?」
鬼嗣は少し考えてから頷く。
「ま、そういう解釈になるかな。人が死んだら最終的に向かう場所」
「何で、死の世界が誘ってくるの? 普通に生きていたのに不条理だよ!突然そんな世界に連れ去るなんて」
鬼嗣は少し考え込む表情をする。
「何と言えばしっくりするのか難しいけど、あっちの受け入れ体制が整い、コチラもそれを求めたからという状況だから、だからドアの向こうに行くのは不幸な事という訳でもない」
俺が言葉を聞き、納得できず悩んでいると鬼嗣は笑いかけてくる。
「そんな顔するな。
それにこの世界はもともと不条理で成り立っているものだから、その不条理さを悩んだり考えたりするだけ無駄だそ」
鬼嗣の無茶苦茶な言葉に俺は唖然とする。
「ま、そうでなくても、お前はいろんな事を心に溜め込み悩みまくっている。
そういう様子を見ているのは楽しいけど、抱えすぎて俺が楽しく見れる範囲を超えるな」
「何だよ。それ」
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鬼嗣はニヤリと笑った。
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