『застежка-молния。』

日向理

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Episode.69

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                  ぱちぱち
            ぱちぱち
    ぱちぱち

       「いやぁ面白い! 」
   「透ちゃんがハマるのもわかるわぁ~」
       「ですよね!!」
  「じゃぁこちらにお座りいただいて…って
       犬かよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
    笑笑 
                   笑笑
      「椅子いす…って
    フツーに座れよ!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」

          爆笑

  「フントさん、普段は大人しいんですけどね 笑」
    「あれ?美空ちゃん、知り合い?」
  「おいどん、美空さまと同じ事務所でぇごわす」
    「え?フントさんって九州のひと?」
      「いや、湘南でやんす」
     「フツーに喋れ!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」

           爆笑

 「あれ?でも美空ちゃんとこモデル事務所でしょ?」
  「先ほどビデオ出演されてた秋葉栞さんも、
     わたしの事務所の先輩で」
   「倉西悠斗くんも同じ事務所だよね♪」
     「そうです!そうです!」
   「倉西悠斗ももう人のもんだしなぁ…」
          「!」
「美空ちゃんの事務所!倉西悠斗の他に男の人は!?」
        「フントさん」
        「( ̄+ー ̄)」
      笑           笑
           ちら
「なにちょっとカッコつけてんねん!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」


          爆笑


「えっと…我ながら」

「地上波初の割に、結構ウケていたかと。。」

   「ふみとぉ」

「ん?」

   「ふみとが事故ったのって…何年前だっけ」


「えっと…
 ご、5、6年前でしょうか、ね」

「その節は色々とご迷惑を
   「このアシスタントの娘、どーっかで見た事
    あるって思ってたんだけど…」


「え?」
   「この娘、あん時お見舞いに来た子の、
    お姉ちゃんの方だよね?」


「ゔっ(; ・`д・´)」

「やっぱりそうかぁ~」


   「で」


   「この娘、ふみとがスカウトしたんでしょ」

「ぬっ(; ・`д・´)」

   「あのカウンター、小学生にも反応するかぁ…」



   「「なんでふみとが美咲さんの事務所!?」って
    ナゾだったけど」
   「『そっち』の才能を買われたのかぁ~」

「えっとぉ…」
「その件に関しましては、
 トップシークレットでございまして…」

   「は!」

   「ロケとかで地方回ってるのも、
   『原石探し』も兼ねてたんだ!!」

「それはあくまで、
 世間には知られてはいけない裏稼業でして…」

   「・・・」

   「今日は久しぶりのデートなんだからね」
   「『高嶺の花カウンター』は
    オフっておくように!」

「それはもう!!(; ・`д・´)」
「『愛する女性』はゆずきだけなので!」

   「もー(〃ω〃)」

   「そういう恥ずかしくなる台詞は、
    大声で言わなくていいの!(〃ω〃)」

「そ、それと…」

   「ん?」

「ゆずきに渡したいものが、あ、あって」

   「なに?急に真面目モードで」

「こうやって無事地上波デビューもしたし・・」

「ゆずき以外に、僕に
 好意を抱いてくださる女性なんて
 おそらくはこの先、四半世紀は
 出てこないだろうと思ってて・・」

「こ、これを受け取っていただければ、なと」

   「え!?」
   「こ、これって…」


「けけけ、結婚を前提に」
「おおおおおお付き合い、
 いいいいただきたいなと!!」
   「!?」


   「・・・」


   「…ホントにわたしで、いいの?」

「いや、『わたしで』ではなく!!(; ・`д・´)」
   「?」
「ゆずきじゃなきゃ駄目なのです!!!」
   (〃ω〃)





   「…いいよ」


「よっしゃーーーー!!!٩(๑`^´๑)۶」


   「ふふ^^」




   「これ、開けてもいい?」


「ゔっ(; ・`д・´)」

「ど、どうぞ…」
   「なにちょっと後退りしてんの?」

「いや、その恥ずかしいというか(; ・`д・´)」




   「ふっふふ~ん♪」




   ガザゴソ…


   「♪~」



   パカッ


   「って



   「続きはWEBで!」



    ふみとぉ、なにこれぇ!?」




   「って



    もういないし…」


   「ふみとぉーー!」



 「ちょっと期待しちゃった、



このわたしの気持ちを返せ~~!!」



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