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さよならピンクさん
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「アリッサーー!ちょっと待ちなさいよ~」
恐ろしい顔てピンクさん…クレア様が追いかけてきています。
口を開けて固まっておられたけれど、覚醒したみたいですわ。
鬼のような形相ってまさにこのことをいいそうです。
少し…いえ…かなり怖いですわ。
すごい勢いで、間に入ったセイン様をつき飛ばしてますわ。
セイン様は大丈夫でしょうか。
子どもの頃は女性のが体格が良いとはいいましても、ほんの少しの差ですわ。
鍛えておられるセイン様が、あんなピンクの女の子にあんなに吹っ飛ばされるなんて。
セイン様の自尊心を傷つけなければよいのですが…
あとで、チョコでもお渡ししておきましょう。
甘いものは疲れもとりますし、人を穏やかな気持ちにさせますわ。
そんな事を考えてたら、闘牛のようなクレア様がこちらへ突進してきてますわ。
「やめたまえ」
アルバート様がわたくしを背に庇ってくださいます。
余計にクレア様が逆上してますわ。
わたくしの指輪を指差して
「それは、私のものなのよ。私の指輪をなぜあなたがはめてるのよー。返しなさいよ‼︎悪役令嬢がヒロインのアイテムを横取りするなんてどういうことよ‼︎」
なおも、私に飛びかかろうとするクレア様を立ち直ったセイン様が取り押さえてますわ。
悪役令嬢?ヒロイン?アイテム?
悪役令嬢というのは聞いたことはありませんが、ヒロインというのは、たしか、女性主人公のことですわよね。
この場合悪役令嬢というのはわたくしのことかしら。
アイテムというのは指輪のことでしょうか。
悪役令嬢がヒロインの…ということは…
私が女性主人公の指輪を横取りする?
全く意味がわかりません。
わたくしだけでなくアルバート様もセイン様も怪訝そうな顔をしています。
「この指輪は私が愛するアリッサに渡したものだ。それを盗み、アリッサを傷つけようとするなんて許し難い。
不敬もあるが、窃盗未遂、傷害未遂、この2つの罪により貴様は厳罰に処されるであろう。セイン、護衛騎士に引き渡してくれ」
セイン様がクレア様を引き摺るように護衛騎士の元へ連れて行ってます。
「アリッサ」と、アルバート様がわたくしを引き寄せました。
「先程は怖い思いをさせてすまなかった。これからは必ず私が恐ろしい思いをさせぬように守る。一生、アリッサを守らせてください」
わたくしを覗き込む瞳は真剣でどことなく艶めいていて、目が離せません。
魅入られたわたくしは頷くことしかできません。
こくりとわたくしが頷くと、アルバート様は嬉しそうにニコリと笑ってわたくしの頬にキスをしてくださいました。
クレア様の今回の窃盗未遂、傷害未遂の刑自体は未成年でもあり罰金刑となったのですが、日頃から『私はヒロインなんだから』などとよくわからない言動を繰り返すことが多く、この件を重く見たメイソン男爵により養子縁組は解除され、辺境に送られたそうです。
辺境では、もう会うことはありませんが、良い眼鏡と出会えることを心の中でお祈りしていますわ。
今日は一段と目つきがよろしくありませんでしたから、視力がかなり下がったと見受けられますわ。
それからわたくしはアルバート様とセイン様と楽しい学園生活を満喫いたしました。
恐ろしい顔てピンクさん…クレア様が追いかけてきています。
口を開けて固まっておられたけれど、覚醒したみたいですわ。
鬼のような形相ってまさにこのことをいいそうです。
少し…いえ…かなり怖いですわ。
すごい勢いで、間に入ったセイン様をつき飛ばしてますわ。
セイン様は大丈夫でしょうか。
子どもの頃は女性のが体格が良いとはいいましても、ほんの少しの差ですわ。
鍛えておられるセイン様が、あんなピンクの女の子にあんなに吹っ飛ばされるなんて。
セイン様の自尊心を傷つけなければよいのですが…
あとで、チョコでもお渡ししておきましょう。
甘いものは疲れもとりますし、人を穏やかな気持ちにさせますわ。
そんな事を考えてたら、闘牛のようなクレア様がこちらへ突進してきてますわ。
「やめたまえ」
アルバート様がわたくしを背に庇ってくださいます。
余計にクレア様が逆上してますわ。
わたくしの指輪を指差して
「それは、私のものなのよ。私の指輪をなぜあなたがはめてるのよー。返しなさいよ‼︎悪役令嬢がヒロインのアイテムを横取りするなんてどういうことよ‼︎」
なおも、私に飛びかかろうとするクレア様を立ち直ったセイン様が取り押さえてますわ。
悪役令嬢?ヒロイン?アイテム?
悪役令嬢というのは聞いたことはありませんが、ヒロインというのは、たしか、女性主人公のことですわよね。
この場合悪役令嬢というのはわたくしのことかしら。
アイテムというのは指輪のことでしょうか。
悪役令嬢がヒロインの…ということは…
私が女性主人公の指輪を横取りする?
全く意味がわかりません。
わたくしだけでなくアルバート様もセイン様も怪訝そうな顔をしています。
「この指輪は私が愛するアリッサに渡したものだ。それを盗み、アリッサを傷つけようとするなんて許し難い。
不敬もあるが、窃盗未遂、傷害未遂、この2つの罪により貴様は厳罰に処されるであろう。セイン、護衛騎士に引き渡してくれ」
セイン様がクレア様を引き摺るように護衛騎士の元へ連れて行ってます。
「アリッサ」と、アルバート様がわたくしを引き寄せました。
「先程は怖い思いをさせてすまなかった。これからは必ず私が恐ろしい思いをさせぬように守る。一生、アリッサを守らせてください」
わたくしを覗き込む瞳は真剣でどことなく艶めいていて、目が離せません。
魅入られたわたくしは頷くことしかできません。
こくりとわたくしが頷くと、アルバート様は嬉しそうにニコリと笑ってわたくしの頬にキスをしてくださいました。
クレア様の今回の窃盗未遂、傷害未遂の刑自体は未成年でもあり罰金刑となったのですが、日頃から『私はヒロインなんだから』などとよくわからない言動を繰り返すことが多く、この件を重く見たメイソン男爵により養子縁組は解除され、辺境に送られたそうです。
辺境では、もう会うことはありませんが、良い眼鏡と出会えることを心の中でお祈りしていますわ。
今日は一段と目つきがよろしくありませんでしたから、視力がかなり下がったと見受けられますわ。
それからわたくしはアルバート様とセイン様と楽しい学園生活を満喫いたしました。
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