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移住に向けて
経営者来訪
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経営者の部屋を出た三人はその足でジーエフの入口に移動する。
ニャルバンが言うにはそれほど時間も掛からずに見えてくるとのことだったが──その通りだった。
月明かりが照らす砂漠が広がる先に人影が二つ現れる。
「二人いるみたいですね」
「一人が経営者で、もう一人は護衛の冒険者か何かだろう」
「外にはモンスターはいないけれど、野生の獣がいますからね」
「それじゃあ、私も出掛けるならアルバスさんかロンド君に護衛をお願いしないといけませんね」
「冒険者として雇ってるのは小僧だからそっちにしてくれ。小娘の面倒をみるのはごめんだ」
「ひ、酷いですよ!」
「あらあらまあまあ」
あまりにも場違いなやり取りが行われる中でも人影は徐々に近づいてきており、何もない砂漠のど真ん中では三人の話し声は聞こえていたのかもしれない。
表情が分かるところまで近づいた二人の顔は怪訝なものだった。
「……あんたが経営者か?」
「俺か? 俺は換金所の管理人だ」
「……それじゃああんたか?」
「私は宿屋の女主人です」
「……経営者はどこにいる?」
経営者と思われる気の強そうな男性は周囲を見渡している。
まだほとんど何もないジーエフを見て失笑を浮かべていた。
「ふん! こんな都市では経営者も出てきにくいか!」
「……あのー」
そう言って手を挙げたのは廻である。
男性の発言を聞いてニーナは変わらない笑みを浮かべているものの、アルバスは笑いを堪えている様子だ。
「……なんだ貴様は?」
「あなたが探している経営者ですが?」
「……はあっ?」
「だから、ここの経営者です」
意表を突かれたのか、男性は口を開けたまましばらくは固まっていたものの、すぐに笑みを浮かべて声を出して笑い始めた。
「……くっ、くくくっ、あーははははっ! これは傑作だな! こんな子供が経営者の都市に移住だなんて、アークスも思いきったことをしたもんだ!」
廻はムッとしたものの、すぐに口を挟むことはせずに男性の話を聞くことにした。
「大方、経営者が子供と知らずに連れてこられたんだろう。でなければ俺様から離れていくなんて真似はできないからな! 子供、名前はなんて言うんだ?」
「名乗るならあなたから名乗るべきでしょう」
「……なに?」
予想外の反論に男性はピクリとこめかみを動かした。
「ですから、相手の名前を聞くならばあなたから名乗るべきだと言ったんです」
「貴様、フタスギ様に向かってなんという言い草だ!」
「構うな、ジーン」
顔を真っ赤にしてジーンと呼ばれた女性が詰め寄ろうとするが、それをフタスギと呼ばれた男性が止める。
「俺の名前は二杉礼央。こっちは護衛兼冒険者のジーン・スプラウトだ」
意外にもあっさりと答えてくれたことに内心で驚きながらも、廻は顔に出すことなく名乗ることにした。
「私は三葉廻。こっちの厳つい人がアルバス・フェローさん。こっちのおしとやかな人がニーナ・ポチェッティノさんです」
「アルバス・フェローだと?」
アルバスの名前に反応したのは、やはり冒険者であるジーンだった。
「貴様が、あのアルバス・フェローだというのか?」
「あのアルバスかは知らんが、俺の名前はアルバス・フェローだな」
「……ふん。隻腕になったとは聞いていたが、貴様もその程度だったということか」
ジーンの挑発に対してアルバスは肩を竦めるだけにとどめていた。
だが挑発に乗ってしまったのは廻だった。
「ちょっとあなた! アルバスさんに対してその言い草は何ですか!」
「本物であってもモンスターに片腕を持っていかれたということは、本人ではなくパーティメンバーが強かったということだろう。だからその程度と言ったんだ」
「アルバスさんのことを何も知らないで、あなたは──」
「話を戻すぞー。それで、経営者様がわざわざこんな辺鄙な都市に何の用なんだ?」
当のアルバスがそのように口にしたことで、廻は渋々口を閉じて視線をジーンではなく二杉に向ける。
「そっちに移住すると宣ったアークス・ロパンを返してもらおうか」
「返すも何も、アークスさんは自分の意思でこっちに来てくれたんです。それなら私から差し出す理由がありません」
「俺様のダンジョンの方がランキングが上だということを知らないのか?」
「知っていますよ。オレノオキニイリですよね。だけど1000位と1010位でほとんど変わらないじゃないですか。50位以内の差であれば本来なら問題なく移住できるはずですよね」
「それはお互いの経営者が認めた場合だ。俺様の都市からは誰の移住も認めない。それが下であれば当然のことだ」
鼻で笑うように答える二杉に対して、廻は至って冷静に言葉を連ねる。
「あなたはアークスさんにチャンスを与えることもなく、ただただ飼い殺しにしていたみたいじゃないですか。それが民の為と言えるんですか?」
「俺様の都市には優秀な鍛冶師が多いんだよ。たった一人の若造の為にそれら優秀な鍛冶師を蔑ろにするわけがないだろう」
その言葉には僅かながらアルバスの眉がピクリと動く。
アークスの腕はアルバスが自らの大剣を用いて確認しており、その腕は本物だと太鼓判を押している。
そんなアークス以上の鍛冶師がオレノオキニイリにゴロゴロしているとは思えなかったのだ。
「あんた、アークスの腕を見たことがあるのか?」
「はん! そんなものは見なくても分かるさ! 若造が熟練の鍛冶師に勝てるわけがないだろう!」
「……そういうことかよ」
二杉の答えを聞いたアルバスは興味を失ったかのようにどうでもいい目をしてしまう。
その態度を気に食わなかったのはジーンなのだが、二杉が会話をしている中で割り込むような真似はしなかった。
「あいつの腕はどうでもいい。住民が減れば少なからずランキングに影響が出てしまうからな。さっさと差し出せばすぐに帰ってやるから連れてこい!」
最後は声を荒げて廻に言葉をぶつけてきた。
それでも廻は視線を逸らせることなく、逆に睨みつけるように二杉に言葉をぶつける。
「嫌です。先ほども言いましたがアークスさんは自分の意思でジーエフに来てくれました。そのような人を裏切るような真似はできません」
「……貴様、ランキング上の俺様が優しく言っていればいい気になりやがって。本当に潰されたいようだ──」
「勝負をしましょう」
ここで廻は勝負に出た。
怒りに任せて許容できない条件を突きつけられる前に二杉のプライドを刺激してやろうと考えたのだ。
そして、その思惑は的中した。
「……勝負だと?」
「その通りです。その勝負に私が負けたなら、素直にアークスさんを差し出します。だけど、私が勝ったらいちゃもんを付けるのはやめてください」
「……俺様が貴様のような子供に負けるわけがないだろう!」
「フタスギ様!」
「黙れジーン! お前は俺様が負けるとでも思っているのか?」
「……思いません」
二杉とジーンの間に何があったのかは分からないが、ジーンの忠誠は相当強いもののようだと廻は感じていた。
それはアルバスやニーナも同じで、冒険者が契約をしているとはいえ経営者に強い忠誠を捧げるというのはあまり見ない光景だった。
「それで、その勝負というのはどんなものなんだ?」
「次のランキング更新の時、上位にいた方が勝者です」
「それだと俺様にアドバンテージがあるがいいのか?」
「こちらから提案しているんです。それくらいのハンデは仕方がないと思っています」
少しの思案の後、二杉は口を開く。
「……いいだろう」
「それなら──」
「だが! こちらからも条件を付けさせてもらう」
「……条件、ですか?」
ニヤリと笑った二杉。
廻はとても嫌な予感を感じ取った。
「俺様が勝った場合、そちらのアルバス・フェローをこっちに移住させろ」
二杉の条件は、到底廻が許容できるものではなかった。
ニャルバンが言うにはそれほど時間も掛からずに見えてくるとのことだったが──その通りだった。
月明かりが照らす砂漠が広がる先に人影が二つ現れる。
「二人いるみたいですね」
「一人が経営者で、もう一人は護衛の冒険者か何かだろう」
「外にはモンスターはいないけれど、野生の獣がいますからね」
「それじゃあ、私も出掛けるならアルバスさんかロンド君に護衛をお願いしないといけませんね」
「冒険者として雇ってるのは小僧だからそっちにしてくれ。小娘の面倒をみるのはごめんだ」
「ひ、酷いですよ!」
「あらあらまあまあ」
あまりにも場違いなやり取りが行われる中でも人影は徐々に近づいてきており、何もない砂漠のど真ん中では三人の話し声は聞こえていたのかもしれない。
表情が分かるところまで近づいた二人の顔は怪訝なものだった。
「……あんたが経営者か?」
「俺か? 俺は換金所の管理人だ」
「……それじゃああんたか?」
「私は宿屋の女主人です」
「……経営者はどこにいる?」
経営者と思われる気の強そうな男性は周囲を見渡している。
まだほとんど何もないジーエフを見て失笑を浮かべていた。
「ふん! こんな都市では経営者も出てきにくいか!」
「……あのー」
そう言って手を挙げたのは廻である。
男性の発言を聞いてニーナは変わらない笑みを浮かべているものの、アルバスは笑いを堪えている様子だ。
「……なんだ貴様は?」
「あなたが探している経営者ですが?」
「……はあっ?」
「だから、ここの経営者です」
意表を突かれたのか、男性は口を開けたまましばらくは固まっていたものの、すぐに笑みを浮かべて声を出して笑い始めた。
「……くっ、くくくっ、あーははははっ! これは傑作だな! こんな子供が経営者の都市に移住だなんて、アークスも思いきったことをしたもんだ!」
廻はムッとしたものの、すぐに口を挟むことはせずに男性の話を聞くことにした。
「大方、経営者が子供と知らずに連れてこられたんだろう。でなければ俺様から離れていくなんて真似はできないからな! 子供、名前はなんて言うんだ?」
「名乗るならあなたから名乗るべきでしょう」
「……なに?」
予想外の反論に男性はピクリとこめかみを動かした。
「ですから、相手の名前を聞くならばあなたから名乗るべきだと言ったんです」
「貴様、フタスギ様に向かってなんという言い草だ!」
「構うな、ジーン」
顔を真っ赤にしてジーンと呼ばれた女性が詰め寄ろうとするが、それをフタスギと呼ばれた男性が止める。
「俺の名前は二杉礼央。こっちは護衛兼冒険者のジーン・スプラウトだ」
意外にもあっさりと答えてくれたことに内心で驚きながらも、廻は顔に出すことなく名乗ることにした。
「私は三葉廻。こっちの厳つい人がアルバス・フェローさん。こっちのおしとやかな人がニーナ・ポチェッティノさんです」
「アルバス・フェローだと?」
アルバスの名前に反応したのは、やはり冒険者であるジーンだった。
「貴様が、あのアルバス・フェローだというのか?」
「あのアルバスかは知らんが、俺の名前はアルバス・フェローだな」
「……ふん。隻腕になったとは聞いていたが、貴様もその程度だったということか」
ジーンの挑発に対してアルバスは肩を竦めるだけにとどめていた。
だが挑発に乗ってしまったのは廻だった。
「ちょっとあなた! アルバスさんに対してその言い草は何ですか!」
「本物であってもモンスターに片腕を持っていかれたということは、本人ではなくパーティメンバーが強かったということだろう。だからその程度と言ったんだ」
「アルバスさんのことを何も知らないで、あなたは──」
「話を戻すぞー。それで、経営者様がわざわざこんな辺鄙な都市に何の用なんだ?」
当のアルバスがそのように口にしたことで、廻は渋々口を閉じて視線をジーンではなく二杉に向ける。
「そっちに移住すると宣ったアークス・ロパンを返してもらおうか」
「返すも何も、アークスさんは自分の意思でこっちに来てくれたんです。それなら私から差し出す理由がありません」
「俺様のダンジョンの方がランキングが上だということを知らないのか?」
「知っていますよ。オレノオキニイリですよね。だけど1000位と1010位でほとんど変わらないじゃないですか。50位以内の差であれば本来なら問題なく移住できるはずですよね」
「それはお互いの経営者が認めた場合だ。俺様の都市からは誰の移住も認めない。それが下であれば当然のことだ」
鼻で笑うように答える二杉に対して、廻は至って冷静に言葉を連ねる。
「あなたはアークスさんにチャンスを与えることもなく、ただただ飼い殺しにしていたみたいじゃないですか。それが民の為と言えるんですか?」
「俺様の都市には優秀な鍛冶師が多いんだよ。たった一人の若造の為にそれら優秀な鍛冶師を蔑ろにするわけがないだろう」
その言葉には僅かながらアルバスの眉がピクリと動く。
アークスの腕はアルバスが自らの大剣を用いて確認しており、その腕は本物だと太鼓判を押している。
そんなアークス以上の鍛冶師がオレノオキニイリにゴロゴロしているとは思えなかったのだ。
「あんた、アークスの腕を見たことがあるのか?」
「はん! そんなものは見なくても分かるさ! 若造が熟練の鍛冶師に勝てるわけがないだろう!」
「……そういうことかよ」
二杉の答えを聞いたアルバスは興味を失ったかのようにどうでもいい目をしてしまう。
その態度を気に食わなかったのはジーンなのだが、二杉が会話をしている中で割り込むような真似はしなかった。
「あいつの腕はどうでもいい。住民が減れば少なからずランキングに影響が出てしまうからな。さっさと差し出せばすぐに帰ってやるから連れてこい!」
最後は声を荒げて廻に言葉をぶつけてきた。
それでも廻は視線を逸らせることなく、逆に睨みつけるように二杉に言葉をぶつける。
「嫌です。先ほども言いましたがアークスさんは自分の意思でジーエフに来てくれました。そのような人を裏切るような真似はできません」
「……貴様、ランキング上の俺様が優しく言っていればいい気になりやがって。本当に潰されたいようだ──」
「勝負をしましょう」
ここで廻は勝負に出た。
怒りに任せて許容できない条件を突きつけられる前に二杉のプライドを刺激してやろうと考えたのだ。
そして、その思惑は的中した。
「……勝負だと?」
「その通りです。その勝負に私が負けたなら、素直にアークスさんを差し出します。だけど、私が勝ったらいちゃもんを付けるのはやめてください」
「……俺様が貴様のような子供に負けるわけがないだろう!」
「フタスギ様!」
「黙れジーン! お前は俺様が負けるとでも思っているのか?」
「……思いません」
二杉とジーンの間に何があったのかは分からないが、ジーンの忠誠は相当強いもののようだと廻は感じていた。
それはアルバスやニーナも同じで、冒険者が契約をしているとはいえ経営者に強い忠誠を捧げるというのはあまり見ない光景だった。
「それで、その勝負というのはどんなものなんだ?」
「次のランキング更新の時、上位にいた方が勝者です」
「それだと俺様にアドバンテージがあるがいいのか?」
「こちらから提案しているんです。それくらいのハンデは仕方がないと思っています」
少しの思案の後、二杉は口を開く。
「……いいだろう」
「それなら──」
「だが! こちらからも条件を付けさせてもらう」
「……条件、ですか?」
ニヤリと笑った二杉。
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