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第二章:護衛依頼
第97話:一悶着
何がどう転んでも、リムルを連れていく事はあり得ない。
「絶対にダメだ!」
「嫌です! 私もデンを助けたいんです!」
「だからと言って自衛できない者を連れていく事はできない!」
「なら、デンが怪我をしていたら誰が治すって言うんですか! 私なら回復魔法が使えます! みんなの傷だって癒す事ができます!」
「そもそも、みんなの事も連れて行くつもりはない! 俺一人で――」
「あー、ちょっといいか、レインズ?」
俺とリムルが言い合いをしていると、ガジルさんが口を挟んできた。
「なんですか!」
「……お前、言ったな?」
「何をですか?」
「……自衛できない者を連れていく事はできないって」
「はあ? 言いましたよ。事実、リムルは自衛ができませんよね?」
「……言質取ったぜ?」
……ガジルさんはいったい何を言いたいんだろうか。自衛できない者を連れて行かないのは当然じゃないだろうか。
「自衛ができればついていってもいいんだよな? ちなみに俺たちは自衛ができるぞ?」
「……揚げ足を取らないでくださいよ、ガジルさん。俺はリムルに言っただけでそっちに言ったわけじゃ――」
「確かにそうだな! うん、ガジルの言う通りだ!」
「その通りですね! 私たちは自衛できるから勝手についていきましょう!」
「ちょっと! お前たち、何を言ってるんだよ!」
「回復役がいてくれると助かるから、こっちでリムルは預かるとするか!」
「はあっ!? ちょっと、ギレイン!!」
勝手に話を進めないで欲しい。しかもリムルを連れて行くとはどういう事だ!
「待て! 待て、待て! 分かった、ガジルさんたちを連れて行くのは分かった! だけど、リムルはダメだ!」
「どうしてですか!」
「どうしても何も、自衛ができないって言ってるじゃないか!」
「レインズ。リムルさんの事は私たちが守ります。だから安心してください」
「エリカ、お前まで」
ここまで来ると、もう何を言ってもダメな気がするな。
「……本当に危険なんだぞ?」
「はい!」
「……死ぬかもしれないんだぞ?」
「覚悟の上です!」
「……なあ、リムル」
「なんですか?」
「……どうしてそこまでしてくれるんだ?」
俺にはどうしてリムルが命の危険を賭してまでついてこようとするのかが分からなかった。
移住したとはいえ俺はよそ者であり、デンは従魔とはいえ魔獣である。
そんな俺たちのために命を懸けてくれるなんて、理解できなかった。
「……レインズさんとデンをウラナワ村に連れてきたのは私です。そんな二人が危険な目に遭っているんですから、心配するのは当然だと思いますよ?」
「……まさか、そんな理由で?」
「レインズさんはそんな理由と言いますけど、私にとってはとても大事な理由なんです。それに……」
「それに……なんだ?」
何かを言い淀んでいるリムルを俺は真っすぐに見つめている。だが、彼女は俺ではなくエリカに視線を向けた。
「……帰って来たら言いますね」
「なんでだ? 今は言えない事なのか?」
「はい。でも、大事な理由です。もしかすると、これが一番の理由かもしれません」
俺の視線を真っすぐに見返して答えたリムルからは、強い意志のようなものを感じる事ができた。
……はぁ。こうなってしまっては、もう俺にはどうする事もできないだろうな。
「……分かった。好きにしたらいい」
「本当ですか!」
「ただし! ……これは全員に言える事だが、命の保証はないからな。それでもついてくるんだな?」
俺の言葉に、ついてくると口にした全員が大きく頷いた。
「……なら、まずは全員分の準備を始めるか」
「え? レインズは一人で動くんじゃないの?」
「そのつもりだったけど、そうもいかないだろう?」
「……ちょっと待ってもらえますかな?」
話が片付こうとしたところで村長が声をあげた。
「話し込んでいるところ申し訳ないが、ギレインとガジル殿のどちらかは残って欲しいですな」
「「……えぇっ!?」」
「村を治める者としては何が起こるか分からない以上、守りも万全にしておきたいのじゃよ」
……村長の言っている事はもっともだ。
だが、村長はギレインがガジルさんをご指名なので俺は関係ない。
「というわけなので、二人で話し合って決めてくださいね」
「んなあっ!? おい、ギレイン!」
「お前! ジーラギ国の時からの付き合いだろう!」
二人が何か言っているが俺は聞く耳を持たず、遅れて屋敷に到着していたヒロさんとハルクさんに声を掛けた。
「ヒロさん。戻ってきてすぐで申し訳ありませんが、リムルでも着れるような革製品を用意できますか? それとハルクさんも力を貸していただけると助かります」
「すぐに準備いたしましょう」
「儂もいいぞ」
「すみません、ハルクさん。なんか巻き込んでしまって」
移住直後に森の異常だなんて、最悪の極みである。
しかし、ハルクさんはニヤリと笑って胸をドンと叩いた。
「気にするな! 儂の鍛冶が力になれるなら問題ないわい! バージルにも指導できるしな!」
「そちらの方は鍛冶師ですかな?」
「ハルクさんの事は私から説明いたしましょう。レインズ君は準備を始めておきなさい」
「ありがとうございます、ヒロさん。それじゃあエリカ、リムル、ハルクさん、行きましょう!」
何が起きるか分からない森の中に向かうのだ。さらにリムルもついてくる。
万全の準備をしなければと、俺は村長の屋敷を飛び出していった。
「絶対にダメだ!」
「嫌です! 私もデンを助けたいんです!」
「だからと言って自衛できない者を連れていく事はできない!」
「なら、デンが怪我をしていたら誰が治すって言うんですか! 私なら回復魔法が使えます! みんなの傷だって癒す事ができます!」
「そもそも、みんなの事も連れて行くつもりはない! 俺一人で――」
「あー、ちょっといいか、レインズ?」
俺とリムルが言い合いをしていると、ガジルさんが口を挟んできた。
「なんですか!」
「……お前、言ったな?」
「何をですか?」
「……自衛できない者を連れていく事はできないって」
「はあ? 言いましたよ。事実、リムルは自衛ができませんよね?」
「……言質取ったぜ?」
……ガジルさんはいったい何を言いたいんだろうか。自衛できない者を連れて行かないのは当然じゃないだろうか。
「自衛ができればついていってもいいんだよな? ちなみに俺たちは自衛ができるぞ?」
「……揚げ足を取らないでくださいよ、ガジルさん。俺はリムルに言っただけでそっちに言ったわけじゃ――」
「確かにそうだな! うん、ガジルの言う通りだ!」
「その通りですね! 私たちは自衛できるから勝手についていきましょう!」
「ちょっと! お前たち、何を言ってるんだよ!」
「回復役がいてくれると助かるから、こっちでリムルは預かるとするか!」
「はあっ!? ちょっと、ギレイン!!」
勝手に話を進めないで欲しい。しかもリムルを連れて行くとはどういう事だ!
「待て! 待て、待て! 分かった、ガジルさんたちを連れて行くのは分かった! だけど、リムルはダメだ!」
「どうしてですか!」
「どうしても何も、自衛ができないって言ってるじゃないか!」
「レインズ。リムルさんの事は私たちが守ります。だから安心してください」
「エリカ、お前まで」
ここまで来ると、もう何を言ってもダメな気がするな。
「……本当に危険なんだぞ?」
「はい!」
「……死ぬかもしれないんだぞ?」
「覚悟の上です!」
「……なあ、リムル」
「なんですか?」
「……どうしてそこまでしてくれるんだ?」
俺にはどうしてリムルが命の危険を賭してまでついてこようとするのかが分からなかった。
移住したとはいえ俺はよそ者であり、デンは従魔とはいえ魔獣である。
そんな俺たちのために命を懸けてくれるなんて、理解できなかった。
「……レインズさんとデンをウラナワ村に連れてきたのは私です。そんな二人が危険な目に遭っているんですから、心配するのは当然だと思いますよ?」
「……まさか、そんな理由で?」
「レインズさんはそんな理由と言いますけど、私にとってはとても大事な理由なんです。それに……」
「それに……なんだ?」
何かを言い淀んでいるリムルを俺は真っすぐに見つめている。だが、彼女は俺ではなくエリカに視線を向けた。
「……帰って来たら言いますね」
「なんでだ? 今は言えない事なのか?」
「はい。でも、大事な理由です。もしかすると、これが一番の理由かもしれません」
俺の視線を真っすぐに見返して答えたリムルからは、強い意志のようなものを感じる事ができた。
……はぁ。こうなってしまっては、もう俺にはどうする事もできないだろうな。
「……分かった。好きにしたらいい」
「本当ですか!」
「ただし! ……これは全員に言える事だが、命の保証はないからな。それでもついてくるんだな?」
俺の言葉に、ついてくると口にした全員が大きく頷いた。
「……なら、まずは全員分の準備を始めるか」
「え? レインズは一人で動くんじゃないの?」
「そのつもりだったけど、そうもいかないだろう?」
「……ちょっと待ってもらえますかな?」
話が片付こうとしたところで村長が声をあげた。
「話し込んでいるところ申し訳ないが、ギレインとガジル殿のどちらかは残って欲しいですな」
「「……えぇっ!?」」
「村を治める者としては何が起こるか分からない以上、守りも万全にしておきたいのじゃよ」
……村長の言っている事はもっともだ。
だが、村長はギレインがガジルさんをご指名なので俺は関係ない。
「というわけなので、二人で話し合って決めてくださいね」
「んなあっ!? おい、ギレイン!」
「お前! ジーラギ国の時からの付き合いだろう!」
二人が何か言っているが俺は聞く耳を持たず、遅れて屋敷に到着していたヒロさんとハルクさんに声を掛けた。
「ヒロさん。戻ってきてすぐで申し訳ありませんが、リムルでも着れるような革製品を用意できますか? それとハルクさんも力を貸していただけると助かります」
「すぐに準備いたしましょう」
「儂もいいぞ」
「すみません、ハルクさん。なんか巻き込んでしまって」
移住直後に森の異常だなんて、最悪の極みである。
しかし、ハルクさんはニヤリと笑って胸をドンと叩いた。
「気にするな! 儂の鍛冶が力になれるなら問題ないわい! バージルにも指導できるしな!」
「そちらの方は鍛冶師ですかな?」
「ハルクさんの事は私から説明いたしましょう。レインズ君は準備を始めておきなさい」
「ありがとうございます、ヒロさん。それじゃあエリカ、リムル、ハルクさん、行きましょう!」
何が起きるか分からない森の中に向かうのだ。さらにリムルもついてくる。
万全の準備をしなければと、俺は村長の屋敷を飛び出していった。
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