11 / 28
帝国の使者
しおりを挟む「私はハイドランジア帝国から来ました。グレーイス・ジンと申します。ロイゼ様、ルシア様、アリア様どうかご同行お願いします。」
「とうとうきたか。」
「ええ、行きましょう」
私が帝国王城に言ったのは誕生日から一月がたった頃でした。
「着きました」
「こんな距離ならわざわざ使者までつけて呼び出さんでもよかろうに!」
「あなた、ちゃんとクロさんに話通しておいたんでしょうね?」
「あぁ!もちろんだ!クロちゃんは優しいからなぁ!」
それもそのはず一国の宰相が帝国王城付近に住んでいないはずがない。
多分私の体内時計があってるなら、3分よ?カップラーメン1個分!!近すぎでしょ!!
てか、誰よクロちゃん、前世の記憶を思い出しちゃうじゃない。しかも、ツルッツルの頭を。
「こちらへどうぞ…」
ガチャン
「よく来てくれた」
「お久しぶりです。クロノス様」
「ルシアか!久しぶりだな!」
「おい!お前!ルシアにそんな口を聞くな!」
「あぁ、ロイゼいたのか?」
「くそぉ……宰相なんか辞めてやる」
「ふふふ♡何を冗談いってるの?あなた、やめたら家追い出すからね?」
なんじゃこりゃ。
同窓会ですか??てか、クロノス様って、クロちゃん?クロさん?
はぁ!?あんまりフレンドリーすぎない!?お父さんたち不敬罪で捕まったりしないよね!?
「そちらにおるのがアリアか?」
「そーだよっ!」
「ちと見してくれ」
「さっき酷いこと言ったのにー?」
「すまんすまん、謝るからはよみしてくれ」
「ちぇーー」
「アリアはじめまして、とても愛らしいの、うちには娘がおらんから羨ましいわ」
うえっ、なんじゃこの人。
めちゃくちゃどタイプじゃん♡
この黄金に輝く髪は、まるで太陽から降り注ぐ光のよう。
それにこの目、晴天の日の青空をそのまま閉じ込めたかのように美しい。
こんな人はじめてみたよ。
「うちの子達もみせておくか!ティアラ連れておいで」
「ほら、アスターアリアちゃんに挨拶なさい」
「こんにちは!」
「こ ん ちゃ 」
なんて可愛いの!?お父さんそっくり!
髪色はお父さんと一緒!天からの光に照らされた髪に、森林を映した湖のような瞳。うっとりするわ。
「よくできました。こっちのこはまだ挨拶するには早すぎるかしらね。」
「立派な赤毛ね?」
「まるで太陽そのものみたいでしょ?」
「そぉね!」
「ルシアこのあとお茶しない?」
「お久しぶりねティアラ!いいわね!じゃあ行ってくるからアリアの件頼んだわよ」
「あぁ任せておけ」
「さて、本題にはいるが。この子の魔力はたしかに異常だ。今すぐにでも隔離したいものだが、そんな野暮なことは同じ父としてしたくない。」
「あぁ……」
「だから、この子はお前らと一緒に暮らしても構わない」
「が!!しかしだ、もし力が暴走したりしたら即王宮で暮らすことにする」
「ありがとな。」
「そしてアリアは15を迎え帝国の学園に入ってもらう。これは決定だ」
「分かっている」
「そー心配するな、うちの息子たちもそこへ入れるつもりだから大丈夫だろう」
「それもそうだな」
いや、だめだ。
オワコンだ。
皇子と一緒の学園だって?
これがフラグじゃなかったらなんだっていうの?
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
もう我慢しなくて良いですか? 【連載中】
青緑 ネトロア
恋愛
女神に今代の聖女として選定されたメリシャは二体の神獣を授かる。
親代わりの枢機卿と王都を散策中、初対面の王子によって婚約者に選ばれてしまう。法衣貴族の義娘として学園に通う中、王子と会う事も関わる事もなく、表向き平穏に暮らしていた。
辺境で起きた魔物被害を食い止めたメリシャは人々に聖女として認識されていく。辺境から帰還した後。多くの王侯貴族が参列する夜会で王子から婚約破棄を言い渡されてしまう。長い間、我儘な王子に我慢してきた聖女は何を告げるのか。
———————————
本作品の更新は十日前後で投稿を予定しております。
更新予定の時刻は投稿日の17時に固定とさせていただきます。
誤字・脱字をコメントにて、何話の修正か記載と同時に教えてくださると幸いです。
また読みにくい部分に対してはルピを追記しますので、同様に何話のことかお教えいただけると幸いですm(_ _)m
…(~2025/03/15)…
※第一部が完結後、一段落しましたら第二部を検討する予定です。
※第二部は構想段階ですが、後日談のような第一部より短めになる予定です。
※40話にて、近況報告あり。
※52話より、次回話の更新日をお知らせいたします。
召喚聖女に嫌われた召喚娘
ざっく
恋愛
闇に引きずり込まれてやってきた異世界。しかし、一緒に来た見覚えのない女の子が聖女だと言われ、亜優は放置される。それに文句を言えば、聖女に悲しげにされて、その場の全員に嫌われてしまう。
どうにか、仕事を探し出したものの、聖女に嫌われた娘として、亜優は魔物が闊歩するという森に捨てられてしまった。そこで出会った人に助けられて、亜優は安全な場所に帰る。
私が騎士団の司令官ってなんですか!? ~聖女じゃなかった私は得意の料理で騎士たちの心を掴んだら食堂の聖女様と呼ばれていました~
あんねーむど
恋愛
栄養士が騎士団の司令官――!?
元社員食堂の職員・白城千鳥は、ある日突然「聖女」として異世界アルゼリオン王国に召喚される。
しかし期待された聖女の力はまったく発現されず、判明したのは彼女がただの一般人だという事実。
役立たずとして放逐されるかと思いきや、千鳥は王宮食堂で料理人として働くことに。慣れない異世界生活の中でも、栄養管理や献立作りを通して騎士たちの体調を支え、静かに居場所を築いていく。
そんなある日、問題児ばかりを集めた新設部隊アルゼリオン王国騎士団戦術騎士隊【アルタイル】 が発足。なぜか千鳥が司令官に任命されてしまう。
戦えない、魔法も使えない、指揮の経験もない。
困惑する千鳥を待っていたのは、王子である身分を隠している隊長のエドガー、年下で聡明だが一途すぎるノエル、俺様で口の悪い元衛士隊のクラウディオ、外見に反してドSでマッドサイエンティストのフェルナンド、癖も事情も抱えたイケメン騎士たちだった。
最初は反発され、軽んじられ、失敗も重ねる千鳥。それでも彼女は食事、生活管理、観察力といった〝戦えないからこそ持つ力〟で騎士一人ひとりと向き合い、少しずつ信頼を勝ち取っていく。
聖女でも悪役令嬢でもない。戦場に立つことすらできない彼女は、やがて隊員たちを導く司令官として成長していく。
★にキャラクターイメージ画像アリ〼
※料理モノの物語ではありません。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる