19 / 81
第一生 子猫とジャガーとドリンク無双
11
『お! 初レベルアップや!』
「レベル……どこだ」
『ドリンクバーのオプション見てみ!』
言われるがままオプションと書かれた項目を押すと、確かにドリンクバーのレベルが[2]と記されている。
ツーミンに飲み物を振舞ったからだろう。他人に振る舞うとレベルが上がると言っていた。自分で作って延々に飲み続けても意味がない。
更によく見ると、ドリンクバーのボタンのそばに[レベル2付与解放]とアナウンスが表示されていた。
どうやら、ドリンクの追加効果付与が開放されたようだ。
そういえばハーブティーやら漢方茶やら体にいいドリンクを参考にRPG風世界で役立つサブウェポンを用意してあると、グウゼンが言っていた。
『付与は疲労回復とか、体が軽なったり暑い寒いに強なったりもするで!』
「へぇ」
『街の外に出るんやったら戦闘力必須の世界やからな~。一斉はんや一斉はんの仲間がうっかり死なんようってのもあるんや』
ドヤリと胸を張るツーミン。
エアコン代の節約になりそうだ。
なかなか便利な追加効果だがもちろん制約もありレベルアップも必要で、今は飲んだ相手が知覚できないほど僅かな効果しかつけられないらしい。
出来ることも使い方も様々あるが、攻略サイトも先駆者もいない。
全て一斉の想像力次第。
これはそういう試練。
『付与ドリンクは、作ったら一斉はんのエネルギーがちょこっと減るんや。レベル上がったらほぼ減らんくなるけど、状態異常無効とか浄化とか運気関係とか……まぁなんか強そうな付与はドッとお疲れるで!』
「お疲れんのか」
『ちなみにいっぺん作ったドリンクは、ドリンクバーメニューを開かんくっても念じるだけでシュッ! と作れんねん』
「すげぇ」
『せやろー? 他にもいろいろあるさかい、また順繰り教えたるわ!』
空のカップを嬉しげに抱いたまま浮かれるツーミンに、お礼を言う。
うまく喫茶店が開けたあともツーミンがいれば、ちゃんとマスターらしくドリンクの提供ができる気がしてきた。
『ほな、もーすぐあのおっきなジャガーさんがくるよってにワイは一斉はんの中に帰るわな』
「ジェゾ、来んのか」
『えらい嬉しそうやん』
嬉しいに決まっている。
なにも言わないが、見えないしっぽがフリフリと期待に振れる。
相変わらず思考も感情もほぼ顔に出ない低体温系ボーイの一斉は、こう見えてドの付く忠犬気質だ。
好みのタイプな上に不法投棄から助けられて治療までしてくれたジェゾへの懐き度は、これっぽっちも減っていない。
「……早く、来いよ……」
『ほんま読めへんマスターやな……ま、ええか。そういうとこも気に入った! ほな一斉はん、またな~!』
顎にはぶつかったくせに体内へ帰る時はドップリ沈むなんて、どういう原理なのやら。
ソワソワと落ち着かない一斉に呆れたツーミンは、大事そうに抱えていた空のカップを口の中へ放り込んで一斉の胸に飛び込んだ。
そしてツーミンが消えて数秒待たず、ガチャ、と部屋のドアが開く。
「──む、イッサイ。起きたか」
「ジェゾ」
のっそりと部屋に入ってきたのは、ツーミンの予言通り、巨大モフモフジャガーさんことジェゾだった。
あなたにおすすめの小説
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開