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7店目「異世界のホルモンは鮮度が命 後編」
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アインツの予想は大当たりだった。
ポツポツと降り始めた雨が徐々にその雨足が強くなり、ついには激しい音を立てる豪雨となった。
確かにこの豪雨の中、冒険するのはリスクが高い。
確かにアインツに言われるまで、天気を調べるなんてことはしなかっただろう。
恐らく今頃、出発を急いだことを後悔していたであろう。
幸いにも、目的のお店は雨足が強くなる少し前に到着した。
お店は店舗というより屋台と言った方が適切だろう。
円形の簡易な造り建物で、天窓のある屋根が特徴だ。
壁全体に動物の皮を貼り付けており、壁の周囲をロープのようなもので固定している。
天窓以外に窓は無く、外から内部の様子を伺うことは出来ない。
扉を開け中に入ると、大きな笑い声と癖のある匂いがまず鼻をつく。
外から見た以上に中は広く、中央の円形カウンター席の他にテーブル席が四台設置されたいた。
特に天井は吹き抜けのような構造で天井は高く、天窓から十分な光りを採り入れている。
すでに6組ほどが飲食中で、どの客も屈強な体格をもつ戦士風の男ばかりだ。
木製のコップを片手に、大声で談笑している。
「よう、セリナ!しばらく顔を店ねぇんで、おっ死んでちまったかと思ったぜ」
「はっ、私がそう簡単に死ぬかよ。てめえこそ、その不細工な面は変わってねぇようだな」
どうやらセリナの顔見知りの男性らしい。
おそらくこの店の常連だろう。
セリナは拳をその男と合わせると、僕らをテーブル席へ案内した。
「この店はウメーディに来てからの行きつけの店でね。アインツともここで知り合ったんだ」
「お互いナンバンの街で冒険者してたということで、妙に気が合ってな。パーティを組むことにしたんだ」
飲み屋で初めて見知った者同士が意気投合する。
例え異世界でもこの辺りは変わらないらしい。
「ここでの注文は私に任せてくれ!旨いやつをみつくろってくるからよ」
そう言うとセリナはカウンターへ向かった。
「アイツはああ見えて神経が細かくてね。初めて会った君たちに楽しんでもらおうとしてるんだよ」
しみじみと話すアインツだったが、彼もどこか嬉しそうだ。
お互いのことを話あっているうちに、セリナが飲み物を持って戻ってきた。
常温のエールが三つに、ミトラ用のフレーバージュース。
「ねぇ、私ももう15歳なのよ。もうお酒だって飲めるわ」
と、ミトラ。
この世界では15歳が成人とされており、15歳での飲酒・喫煙は認められているようだ。
婚姻も15歳より男女とも認められている。
「そいつは悪かったな。次からはミトラにもエールを持ってきてやんよ」
そこへ料理をもった給仕がやってきた。
大皿に盛られた肉のようだが、香りがどこかオリエンタルだ。
僕らの世界でいう八角のような匂い。
この匂いは食欲を誘う。
「これはフォレストブルのあばら肉だ。この店に来たら絶対食べて欲しいおすすめの一品なんだ」
セリナが得意そうに説明をする。
確かにこれは旨そうだ。
しっかり煮込んだあばら肉は、脂のゼラチンがプルプルになっている。
早速、食べてみよう。
スッ。
肉を刺したフォークにほとんど何の手ごたえもない。
いったいどれくらい時間をかけて煮込んだのだろう。
きれいな飴色まで煮込まれたあばら肉に、店主の深い愛情を感じる。
口に運ぶとほとんど噛まずとも、溶けるように舌から消え去ってしまう。
鼻を突き抜ける香辛料の香りが何とも心地いい。
まず舌に飛び込んでくるのが、肉自体の旨味だ。
あばらは動物で休むことなく動いている部分。
そこに付いている肉なら、旨くないはずがない。
牛のあばら肉は食べたことがあるが、フォレストブルのものはそれよりもさらに濃厚だ。
肉汁こそないものの、その味わいはまるで極上の角煮だ。
旨味の後にやってくるのが、プルプルの脂の甘味だ。
しつこさがまったくない上品な甘味で、パサパサしがちな煮込み肉の味わいに大きなアクセントをつけてくれる。
これはヤバいやつだ。
いくらでも食べられる。
もちろん、あばら肉はエールと最高に合う。
エールの苦みが、脂身のしつこさを緩和してくれるのだ。
「噂に聞いてたけど、本当に旨そうに食べるよな」
セリナはまじまじと僕を見ながらつぶやく。
おっといけない、本日は親睦会だ。
食べることばかりに夢中になっていてはいけない。
そんな僕の気持ちを裏切るかのごとく、2品目と3品目が到着した。
「こちらはフォレストブルの心臓部分です。たっぷり脂が乗っているところが特徴です、もう一品は、フォレストブルの肩の部分です。片面だけさっと焙ってあります」
給仕が料理についての説明をしてくれる。
そうか、ここはモツ、関西でいうホルモン料理の店だ。
通常では捨てる部分である内臓などの肉を、臭みを抜いて丁寧に調理しているのだ。
まさか、異世界でホルモン料理の店に出会えるとは。
僕が日本で愛してやまないジャンルの店なのだ。
ちらりとアインツの方を見る。
アインツはすでに二品目の料理に手をつけている。
僕が見ていることに気が付いたアインツは、ウインクで合図する。
どうやらまずは腹ごしらえをしろということらしい。
ミトラもホルモンを食べることに抵抗はないようだ。
それなら遠慮はいらない。
さっそく、フォレストブルの心臓に手を伸ばす。
脂がたっぷり乗った心臓、これはとろハツとでも言うのだろうか。
僕が今まで食べてきた牛のハツよりも大きめで、プルプルとしている。
甘辛く煮込まれたハツは、噛めば噛むほど旨味が口中に広がる。
もちろん、旨味の後に続くのは脂の甘味だ。
この店では脂を敢えて残しているので、本来あっさりしているハツがこってりとした味わいとなっている。
もちろん、エールが進む。
おそらくこれも店主の計算だろう。
ハツを食べれば食べるほど、エールが飲みたくなってしまうのだ。
しっかりとした食感も特徴だ。
プリプリのハツは噛み応えも十分!
この弾力は、家畜では無い野生の力強さを感じる。
流石は魔獣。
あらたな食の可能性を僕に見せてくれる。
三品目は肩ロースのようだが、表面はまるで生肉だ。
裏面だけ焼いてあるようだ。
「初めて見た時、私も面食らったね。まさか生肉を食わせようとするなんてさ」
こちらの世界では一部の地域を除いて、生肉や生魚を食べる習慣はない。
ウメーディでも他に生肉を出しているお店は無いらしい。
この料理は片面を焙ってあるので、厳密には生では無いようだが。
おそるおそる料理に手を伸ばす。
焙ってあると言っても、肉が少し色が変わっているくらいだ。
ほとんど生肉と変わらないと言っても良いだろう。
よほど鮮度に自信が無ければ、提供できない料理のはずだが。
パクッ。
うん、食感もたたきと言うより生肉だ。
ただ、これは……旨い!
なんなんだこの旨味は?
臭みや不快な感じは一切無い。
それどころかどこか爽やかな香りすらするのだ。
しかもこの肉、おそらく熟成している。
通常、肉を熟成させるには保存環境が整ったところで、長期間保管しておく必要がある。
それにも関わらず、この肉からは熟成させたような独特の香りがするのだ。
もちろん香りだけではない、熟成された肉特有の濃縮されたような旨さがある。
肉本来の味わいが熟成されたことによって、一ランク上の風味となっているのだ。
かかっているタレも旨さを演出している。
ゴマの風味が香る甘辛いタレが、酸味とコクを足してくれる。
さらに青ネギのような薬味の仕事もプラスされる。
クニュクニュした食感に、シャキシャキ感が加わっているのだ。
これは病みつきになる!
これでは、エールがまったく足りないじゃないか。
四人同時にエールやジュースを飲み干し、顔を見合わせてニヤッと笑う。
美味しいものを一緒に食べる。
これこそ、最高のコミュニケーションではないだろうか?
少なくても、今僕たちは分かり合えている。
初めて会ったにも関わらず、ずっと前から知っているような錯覚すら覚える。
「じゃあ、飲み物を取ってくるよ」
セリナが席を立つ。
「私も行くわ」
同時にミトラも席を立った。
僕とアインツは目を合わせて苦笑する。
どうやらこのパーティはうまくいきそうだ。
僕たちは談笑しながら、夕方近くまで飲み続けた。
ポツポツと降り始めた雨が徐々にその雨足が強くなり、ついには激しい音を立てる豪雨となった。
確かにこの豪雨の中、冒険するのはリスクが高い。
確かにアインツに言われるまで、天気を調べるなんてことはしなかっただろう。
恐らく今頃、出発を急いだことを後悔していたであろう。
幸いにも、目的のお店は雨足が強くなる少し前に到着した。
お店は店舗というより屋台と言った方が適切だろう。
円形の簡易な造り建物で、天窓のある屋根が特徴だ。
壁全体に動物の皮を貼り付けており、壁の周囲をロープのようなもので固定している。
天窓以外に窓は無く、外から内部の様子を伺うことは出来ない。
扉を開け中に入ると、大きな笑い声と癖のある匂いがまず鼻をつく。
外から見た以上に中は広く、中央の円形カウンター席の他にテーブル席が四台設置されたいた。
特に天井は吹き抜けのような構造で天井は高く、天窓から十分な光りを採り入れている。
すでに6組ほどが飲食中で、どの客も屈強な体格をもつ戦士風の男ばかりだ。
木製のコップを片手に、大声で談笑している。
「よう、セリナ!しばらく顔を店ねぇんで、おっ死んでちまったかと思ったぜ」
「はっ、私がそう簡単に死ぬかよ。てめえこそ、その不細工な面は変わってねぇようだな」
どうやらセリナの顔見知りの男性らしい。
おそらくこの店の常連だろう。
セリナは拳をその男と合わせると、僕らをテーブル席へ案内した。
「この店はウメーディに来てからの行きつけの店でね。アインツともここで知り合ったんだ」
「お互いナンバンの街で冒険者してたということで、妙に気が合ってな。パーティを組むことにしたんだ」
飲み屋で初めて見知った者同士が意気投合する。
例え異世界でもこの辺りは変わらないらしい。
「ここでの注文は私に任せてくれ!旨いやつをみつくろってくるからよ」
そう言うとセリナはカウンターへ向かった。
「アイツはああ見えて神経が細かくてね。初めて会った君たちに楽しんでもらおうとしてるんだよ」
しみじみと話すアインツだったが、彼もどこか嬉しそうだ。
お互いのことを話あっているうちに、セリナが飲み物を持って戻ってきた。
常温のエールが三つに、ミトラ用のフレーバージュース。
「ねぇ、私ももう15歳なのよ。もうお酒だって飲めるわ」
と、ミトラ。
この世界では15歳が成人とされており、15歳での飲酒・喫煙は認められているようだ。
婚姻も15歳より男女とも認められている。
「そいつは悪かったな。次からはミトラにもエールを持ってきてやんよ」
そこへ料理をもった給仕がやってきた。
大皿に盛られた肉のようだが、香りがどこかオリエンタルだ。
僕らの世界でいう八角のような匂い。
この匂いは食欲を誘う。
「これはフォレストブルのあばら肉だ。この店に来たら絶対食べて欲しいおすすめの一品なんだ」
セリナが得意そうに説明をする。
確かにこれは旨そうだ。
しっかり煮込んだあばら肉は、脂のゼラチンがプルプルになっている。
早速、食べてみよう。
スッ。
肉を刺したフォークにほとんど何の手ごたえもない。
いったいどれくらい時間をかけて煮込んだのだろう。
きれいな飴色まで煮込まれたあばら肉に、店主の深い愛情を感じる。
口に運ぶとほとんど噛まずとも、溶けるように舌から消え去ってしまう。
鼻を突き抜ける香辛料の香りが何とも心地いい。
まず舌に飛び込んでくるのが、肉自体の旨味だ。
あばらは動物で休むことなく動いている部分。
そこに付いている肉なら、旨くないはずがない。
牛のあばら肉は食べたことがあるが、フォレストブルのものはそれよりもさらに濃厚だ。
肉汁こそないものの、その味わいはまるで極上の角煮だ。
旨味の後にやってくるのが、プルプルの脂の甘味だ。
しつこさがまったくない上品な甘味で、パサパサしがちな煮込み肉の味わいに大きなアクセントをつけてくれる。
これはヤバいやつだ。
いくらでも食べられる。
もちろん、あばら肉はエールと最高に合う。
エールの苦みが、脂身のしつこさを緩和してくれるのだ。
「噂に聞いてたけど、本当に旨そうに食べるよな」
セリナはまじまじと僕を見ながらつぶやく。
おっといけない、本日は親睦会だ。
食べることばかりに夢中になっていてはいけない。
そんな僕の気持ちを裏切るかのごとく、2品目と3品目が到着した。
「こちらはフォレストブルの心臓部分です。たっぷり脂が乗っているところが特徴です、もう一品は、フォレストブルの肩の部分です。片面だけさっと焙ってあります」
給仕が料理についての説明をしてくれる。
そうか、ここはモツ、関西でいうホルモン料理の店だ。
通常では捨てる部分である内臓などの肉を、臭みを抜いて丁寧に調理しているのだ。
まさか、異世界でホルモン料理の店に出会えるとは。
僕が日本で愛してやまないジャンルの店なのだ。
ちらりとアインツの方を見る。
アインツはすでに二品目の料理に手をつけている。
僕が見ていることに気が付いたアインツは、ウインクで合図する。
どうやらまずは腹ごしらえをしろということらしい。
ミトラもホルモンを食べることに抵抗はないようだ。
それなら遠慮はいらない。
さっそく、フォレストブルの心臓に手を伸ばす。
脂がたっぷり乗った心臓、これはとろハツとでも言うのだろうか。
僕が今まで食べてきた牛のハツよりも大きめで、プルプルとしている。
甘辛く煮込まれたハツは、噛めば噛むほど旨味が口中に広がる。
もちろん、旨味の後に続くのは脂の甘味だ。
この店では脂を敢えて残しているので、本来あっさりしているハツがこってりとした味わいとなっている。
もちろん、エールが進む。
おそらくこれも店主の計算だろう。
ハツを食べれば食べるほど、エールが飲みたくなってしまうのだ。
しっかりとした食感も特徴だ。
プリプリのハツは噛み応えも十分!
この弾力は、家畜では無い野生の力強さを感じる。
流石は魔獣。
あらたな食の可能性を僕に見せてくれる。
三品目は肩ロースのようだが、表面はまるで生肉だ。
裏面だけ焼いてあるようだ。
「初めて見た時、私も面食らったね。まさか生肉を食わせようとするなんてさ」
こちらの世界では一部の地域を除いて、生肉や生魚を食べる習慣はない。
ウメーディでも他に生肉を出しているお店は無いらしい。
この料理は片面を焙ってあるので、厳密には生では無いようだが。
おそるおそる料理に手を伸ばす。
焙ってあると言っても、肉が少し色が変わっているくらいだ。
ほとんど生肉と変わらないと言っても良いだろう。
よほど鮮度に自信が無ければ、提供できない料理のはずだが。
パクッ。
うん、食感もたたきと言うより生肉だ。
ただ、これは……旨い!
なんなんだこの旨味は?
臭みや不快な感じは一切無い。
それどころかどこか爽やかな香りすらするのだ。
しかもこの肉、おそらく熟成している。
通常、肉を熟成させるには保存環境が整ったところで、長期間保管しておく必要がある。
それにも関わらず、この肉からは熟成させたような独特の香りがするのだ。
もちろん香りだけではない、熟成された肉特有の濃縮されたような旨さがある。
肉本来の味わいが熟成されたことによって、一ランク上の風味となっているのだ。
かかっているタレも旨さを演出している。
ゴマの風味が香る甘辛いタレが、酸味とコクを足してくれる。
さらに青ネギのような薬味の仕事もプラスされる。
クニュクニュした食感に、シャキシャキ感が加わっているのだ。
これは病みつきになる!
これでは、エールがまったく足りないじゃないか。
四人同時にエールやジュースを飲み干し、顔を見合わせてニヤッと笑う。
美味しいものを一緒に食べる。
これこそ、最高のコミュニケーションではないだろうか?
少なくても、今僕たちは分かり合えている。
初めて会ったにも関わらず、ずっと前から知っているような錯覚すら覚える。
「じゃあ、飲み物を取ってくるよ」
セリナが席を立つ。
「私も行くわ」
同時にミトラも席を立った。
僕とアインツは目を合わせて苦笑する。
どうやらこのパーティはうまくいきそうだ。
僕たちは談笑しながら、夕方近くまで飲み続けた。
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