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騎士が獣に変わる夜
しおりを挟む二人がアパートに着いたのは、夕方日が落ちてからだった。
玄関の前に立ち鍵を回して振り返る。
「えっと……送ってくれてありがとう……」
翔大は笑窪を見せて笑う。
沢山泣いてしまった美名は気まずくて上手く笑えない。
「また、志村さんから連絡来ると思うから……宜しく」
「う、うん」
玄関先で話して居ると、灰色の丸い物体が物凄いスピードで飛んできて、顔面に当たった。
「いっ?」
鼻に当たって、かなり痛い。
押さえて居たら翔大に覗き込まれた。
「大丈夫か?ん?何だこれ」
下に落ちていたのは、三十センチ位のゾウの編みぐるみだった。
「あの子、また作ったの?で、荷物になるからってここに置いてくのよね……もうっ……桃子、桃子?」
入っていくと、今度はピンク色の布切れが飛んできて顔に貼り付いた。
「ぶっ!」
それは、桃子が作ったスケスケセクシーランジェリーだった。
「キャハハハハ――!当たった当たった!お姉ちゃんてば絶対に避けないよね――!」
桃子は沢山の編みぐるみを自分の周りに並べて酒盛りをしていた。
チューハイやらビールの缶がテーブルに山積みになっている。
「も、桃子――!あんたお酒っ」
「お酒は二十歳になってから――だっけ?キャハハハハ」
「あんた……これ全部飲んだの!?」
「だって今日歩き回って疲れたんだも――ん。家じゃ飲めないしさ――」
「だからって何で私の所で飲むのよ――!」
「あ、しょう君!こっち来て!一緒に飲みましょ――!」
玄関の向こうで目を丸くする翔大は自分を指差した。
「俺、呼ばれてる?」
「も、桃子!迷惑でしょ――!」
「え――いいじゃんいいじゃん――お姉ちゃんの彼氏と色々お話したいよう――」
「だからそれは違……」
「いいよ。俺で良ければ飲み相手になるよ」
翔大は笑って頷いた。
「やた――!朝まで飲もう――!」
桃子は手を叩いてケラケラ笑う。
「し、しょう君!」
翔大は美名に耳打ちした。
「あの様子だとかなり酩酊してるな。ノンアル飲ませて酒を抜いた方がいい。俺適当に買ってくるよ」
「ま、待って、私も行くよ」
「お買い物―?おしゃけたーくさんかってきてねー!あと~ピザ食べたいな~ピザ――!
食べたいよねえ~くまちゃん?
りーすちゃん?
キャハハハハ」
桃子は編みぐるみに話しかけて人形劇を始めた。
名前はその様子を見て直感する。
(この子、また学校で何かあったのかしら……)
「じゃあ、行ってくるからね」
二人は歩いて五分の場所にあるスーパーへ向かった。
夕暮れ時のスーパーは主婦でごった返していた。
翔大がカートを引いて、美名が食材を吟味する。
「冷蔵庫に何にもないからなあ……どうしよう」
「目玉焼きは?」
冗談ぽく言われ、美名は翔大を睨んだ。
「アハハ。ごめんごめん」
頬を膨らませてズンズン歩く美名の後を追いかけてくる。
「本当にごめんって。その節は罪の無い玉子に悪いことをしたよ。いや、美名にはもっと悪かった!すいません!」
後ろから必死な声が聞こえて、つい笑いが込み上げて来る。
頬をつつかれて振り向くと優しい瞳が見ていた。
ズキンと胸が痛くなる。
――私は、何故今こんな風に平気でいるんだろう。
綾波さんの事で憂鬱になる筈なのに。
でも思い出しただけでやっぱり苦しい……
考えても、今はわからないから、どうしようもないのかな……
「美名?」
声をかけられてハッと顔を上げた。
美名は無意識にジャガイモと人参を手に立ち尽くしていたのだ。
「ご、ごめん。夏バテかな。ぼーっとして」
籠に野菜を放り込み、肉コーナーで商品を見定めて居ると、翔大の手が後ろから伸びてきて額に触れた。
「うーん、熱はないか」
「……!」
すぐに手は離されたけど、頬が熱くなって行く。
「お、思い付かないからカレーにしようか!後は、適当に何かつまむ物を買って――」
顔を見れなくてつい小走りになるが、つんのめって倒れそうになる。
「おっと!」
翔大君が素早く美名を後ろから支えた。
ドキドキしながら振り返ると、呆れた顔で見ている。
「美名は危なっかしいな……そんなんで芸能界でやってける?」
「うっ……ま、まずいかな」
「まあ、俺も付いてるし」
ポンと頭を叩かれ、思わず見つめると、溜め息を吐かれた。
「だからさ……そんな目で見られたら、抱き締めたくなるんだよ」
翔大は素早く手を引いて誰も居ないペットフードのコーナーへ美名を連れて行くと、力一杯抱き締めてきた。
「し、ししし」
叫ぶ前に翔大はバッと離れて、鼻を摘まんで来る。
「んっ」
「隙あらば襲われるって思ってて丁度いいかもな」
「えっ……」
「さあ、桃子ちゃんが待ってるから急ぐか」
美名は手を引かれて翔大の後ろを歩いた。
(……しょう君の後ろ姿も大好きだった。こうして歩いている時、ステージで背をふと向ける時……)
二人で買い物をしていると、まるで以前に戻ったみたいだ。
端から見ればカップルに見えるだろう。
――けれど、今私は綾波さんに恋してる……
きゅんと胸の奥が痛む。
翔大に手を握られながら、美名は綾波を思った。
(剛さん……早く帰ってきて……)
――――――
「桃子~ただいま……あれっ」
部屋へ入ると、桃子はテーブルの下に横になり編みぐるみとキャラメイトで購入したと思われるアニメキャラのグッズを胸に抱いて眠っていた。
「……ふう……」
美名は溜め息を付いた。
翔大はスーパーの袋を置くと苦笑いする。
「飲み相手はもう必要ないかな?俺、今日は帰るよ」
「えっでも」
翔大が出て行こうとした時、突然雷が鳴り大きな雨が降りだした。
「きゃっ」
思わず耳を塞ぐ。
「さっきまでは曇ってる位だったのにな」
打ち付ける雨の音で声が掻き消される。
空は真っ黒になり稲光が遠くで落ちるのが見えた。
「止みそうにないね……こんな中出ていったら風邪ひいちゃうよ。しょう君、濡れちゃうしご飯食べて行って?」
美名は何気なく言った一言だったが、翔大は躊躇う様に見つめてきた。
「私と桃子だけじゃ食べきれないよ。ね?あ!雨が入って来ちゃう!」
私美は慌てて玄関のドアを閉める。
翔大は暫く考える様な素振りをしていたが、美名が構わず野菜や肉を出して料理の支度をし始めると靴を脱いで上がってきた。
寝ているとはいえ桃子も居るし、何より馴れた自分の部屋だという事で安心しきっていた。
こちらを見つめる翔大が何を思っているのかも知らずに。
「桃子ちゃん、ベッドへ寝かそうか?」
翔大は軽々と桃子を抱き上げて奥のベッドへ寝かせる。
ちゃんと枕元に編みぐるみやグッズを置いてくれた。
そんな細やかな所に気が付くのがしょう君の優しい所だな、と思いながら美名は部屋に散らばった缶や瓶を片付ける。
翔大も手伝ってくれて、カレーを煮込む間に部屋はすっかり元通りになった。
「しょう君、よかったらシャワー浴びて……て着替えが無いわよね」
美名はミシンの傍らにある洋服らしき物に気がついた。
桃子が、また何か作っていたようだ。
桃子は何でも作る。
自分の着る物や美名の服など、大体可愛らしいデザインが多い。
可愛いすぎて着るのを躊躇してしまう位なのだが。
置かれているのはキチンと折り畳まれた格子柄のパジャマ。
「パジャマ?」
広げてみると男物だった。しかもトランクスまで縫って出来上がっているではないか。
そして他にはフリフリの部屋着ともネグリジェともつかない短い布…
服と呼んで良いのだろうか。
いわゆるセクシーランジェリーと部屋着の中間みたいな物が同じく畳んである。
案の上、桃子特製の上下揃いの下着もあった。
桃子の文字でメモ書きがあったので読んでみる。
『しょう君のパジャマとトランクスを作ったぴょーん☆折角だから泊まってもらえば?
お姉ちゃんには可愛いパジャマとエロ下着のセットをプレゼント!
昼間みたいな色気のない格好ばかりじゃ飽きられちゃうからねっ!
絶対に今夜着てよ?
使わなかったら怒るからね!』
「何?」
翔大に声を掛けられ、慌ててフリフリの服を隠す。
「桃子が、これをしょう君にって」
美名私はパジャマとトランクスを差し出す。
「ええ?」
翔大は目を丸くした。
「せっかくだから着てあげて?あ、シャワーの使い方分かると思うけど……」
外の雨は窓を叩きつける様な強さだった。
時折雷が鳴り震動で部屋がびりびり鳴る。
テレビを点けると、気象情報で全国的に豪雨で警報が沢山出ていて電車も止まっていると報じている。
「うわ~マジで帰れないかもね」
「……」
翔大の瞳がギラリとしたように一瞬見えてギクリとしたが、すぐに笑顔になったので錯覚かと思った。
「今から洗濯して乾燥かければ朝までには乾くよ?ご飯用意してる間に入って来て?」
「ああ、ありがとう」
翔大はパジャマを手に洗面所へ入って行った。
シャワーの音がすると、
「これってまずいかな」
と今更思った。
けれど外の酷い天気を考えるとやむを得ないよね、とそれ以上考えるのを止めた。
そして、はた、と自分の着替えがこのアパートには無い事に気が付く。
いや、無いことはないけれど、まともな服は全部綾波のマンションへ持っていったのだ。
まさか今日こんな展開になるとは思わなかったから着替えなど持参していない。
美名はちらりとさっきの服を見る。
床に広げてみたが、今ここにある物の中では一番まともと言えばまともだ。
(でも、しょう君の前でこれを着るのは……)
昼間抱き締められた時のドキドキがまた襲ってきた。
もしまた、あんな風になったら、拒めるのだろうか。
――どうしよう……
「ふにゃ~……私は……月からやってきた……魔法しょうじょ……☆サキリン……ムニャ」
突然桃子の声がして美名は仰天する。
桃子は一瞬目を開けたが、また瞑り寝息をたて始めた。
――そうだ、桃子も居るから大丈夫、大丈夫……
お腹を出して眠っていたのでシャツを直していると翔大が出てきた。
「ありがとう、パジャマも気に入ったよ」
濡れた髪が頬に張り付いた様子に色気を感じて、また頬が熱くなる。
「う、うん。似合うね!桃子にそう言ってあげて?喜ぶから」
そしてカレーを一緒に食べながらテレビを観たり、買ってきたお酒を飲んだりしているとあっという間に夜の10時を過ぎていた。
欠伸をする美名に、翔大は微笑む。
「疲れたろ。片付けて置くからシャワー浴びなよ。もう寝た方がいい」
「う、うん……ありがとう」
アルコールも手伝ってか身体じゅうが怠かった。
美名は例の着替えを手に洗面所へ向かう。
シャワーを浴びる前は半分寝ぼけていたが、浴室から出て身体を拭き、髪を乾かす間に流石に目が醒めた。
そして桃子特製の下着と部屋着を着て鏡で自分の姿を見てみる。
ライムグリーンのパステルカラーで裾や袖にフリルがあしらわれ、胸元には可愛いリボンが付いて居る。
ショートパンツはギリギリお尻が隠れる位の短さ。
デザインは可愛いが……生地が薄い。
中に着ている下着が微かに透けている。
これは、ちょっとまずい。かなりまずいかも知れない。
髪も完全に乾いたし、もう出ていかなくては……
少し悩んで、大判バスタオルを掛けてそっとドアを開けて部屋の様子を伺った。
まだ外は酷い雨風だった。
部屋の明かりは消えていて、テレビは点けたまま。
ドラマの台詞が聞こえて来る。
恐る恐る部屋へ足を踏み入れると、翔大はソファに腰かけたまま眠っていた。
ホッとして、そっとタオルケットを掛けてやる。
長い睫毛に整った鼻。
優しい輪郭。
ステージの時には野獣みたいに豹変する翔大に、十八の頃は夢中だったのだ。
今でもギターを弾く姿や眼差し、歌声には惹かれてしまう……
眠る翔大のソファに寄りかかり、ぼんやりドラマを見ていたが眠気がまた襲ってきて、内容がさっぱり頭に入って来ない。
長いCMに切り替わった瞬間、美名も眠りに沈んだ。
――どの位眠っていただろうか。
ふと、唇にくすぐったい感覚が走る。
柔らかく、しなやかな感触。
そのくすぐったさは唇から首筋に移動する。
耐えられなくて身を捩ると力強い何かに囚われる。
身体の自由が効かない…
頬にサラサラした感触。
「美名……」
低い涼やかな声が美名の意識を半分呼び戻した。
「剛……さ……ん」
無意識に腕を伸ばすと、指に柔らかい感触。
柔らかい感触は腕をつつ、と伝い首筋に降りてきた。
眠りの世界に居る美名は甘い刺激で少しずつ覚醒していく。
首筋にチクリと小さな痛みが走る。
痕を付けられたのだろうか。
そんな事をしなくても……私は……貴方の物なのに……
身体にズシリと重みがかかり、反射的に腕を巻き付けた。
「剛さん……帰ってきた……の?」
まだ微睡む美名は、自分の上の誰かが息を呑む気配を感じた。
何度か瞬きをすると、目の前に真っ直ぐな黒髪が見える。
「美名……」
「!?」
その声に一気に目が覚める。
黒い髪がサラリと揺れて、暗闇の中で翔大の瞳が見つめていた。
美名はいつの間にか、組み敷かれていた。
「しょうく……」
叫びを上げる前に、唇を塞がれた。
強い力で両腕を一纏めにされて、もう片手は頬に触れている。
唇も手も燃えるように熱くて、火傷しそうに感じた。
「ん、ん……ん」
懸命に逃れようとするけれど力では敵わない。
ベッドで眠る桃子が起きる事を願って必死に脚をばたつかせて音を立てるが、力強い腕がそれを阻止した。
翔大の唇と舌は優しく、時に激しく唇と咥内を犯していく。
意思とは関係なく翔大の動きで、身体が甘く疼いていく。
喉から苦しい嗚咽が込み上げ、いつの間にか頬が涙で濡れていた。
長い長い口付けの後、翔大は指で美名の頬を拭った。
「……部屋に他に誰か居れば大丈夫だって思った?」
「う……っんっ」
また唇を塞がれる。
狂おしく唇と舌を貪られて息が出来なくなる。
いつの間にか、翔大の両腕は美名の頭を固定するように掴んでいた。
昼間みたいな優しい触れかたでは無かった。
――本気でしょう君は私を……
私も本気で抵抗を見せないと逃れられない――
自由になった両手で胸を叩いて、引っ掻いたがビクともしない。
思いきり唇を噛もうとしたが、その瞬間唇を離された。
翔大は微笑む。
「美名のやりそうな事は、分かってるよ」
「しょう君ダメ……!」
「煽ったのは美名じゃないか……こんな格好で俺の側で眠りこけるなんて……」
「み、見ないで」
点けっぱなしのテレビの明かりに二人が微かに照らされる。
透けた生地からは美名の身体の曲線がはっきりと分かってしまうのだ。
翔大は射る様に見つめ、自分のパジャマのズボンをずらしていく。
「やだ!ダメ!お願い」
「逃げられないよ……美名」
翔大は上のパジャマも脱ぎ捨て、逞しい身体を見せ付ける。
ズクンと蕾が疼くのがわかり目を逸らすと、翔大の手が素早く美名のショートパンツに手を掛けて脱がす。
「や、やっ」
上のシャツも左右に引っ張られていとも簡単にボタンが全部外れて小さなブラに包まれた胸が露になり、翔大の目が完全に獣に変わると、美名の両腕をしっかりと掴み、トランクスの中の猛りをショーツに押し付けた。
「あっ!」
身体が一気に悩ましく反応してしまう。
「く……美名……っ」
翔大の指が胸を揉みしだき、唇を押し当ててくる。
荒い息が耳にかかり、蕩けそうになってしまう。
翔大は切なげに瞳を潤ませて囁いた。
「好きだ……美名……」
「しょう君……っ」
思わず、抵抗の力を弱めそうになった時、綾波の言葉が甦る。
『お前を抱くのは俺だけだ……』
「――!」
美名を抱く時の綾波の眼差し。
強く激しく、言葉と甘い快感でがんじがらめにする綾波。
意地悪そうに見えてその中に潜む優しさ……
――冷たく涼やかな瞳で見つめられた時の私の心はあっという間に貴方で一杯になる……
「綾波……さ」
美名は、無意識に呟いていた。
「……」
翔大の動きが止まる。
「綾波さん……綾波さっ……つよ……しさ……っ……うっ……」
言葉が溢れるのと同時に涙が次から次へと溢れ出て、美名は全身で泣き出した。
どの位泣いただろうか。
泣き疲れて顔を上げると、いつの間にか翔大は服に着替えていた。
「……しょう君」
翔大は苦笑いして美名の頭をポンと叩いた。
「早く何か着なよ。風邪引く」
美名は慌ててタオルケットで身体を隠す。
翔大はカーテンを引っ張り外を見て目を細めた。
「小降りになったな……俺、帰るよ」
「えっ……」
「引き留めたら、また襲われるよ?」
悪戯な笑みで振り返るが、また苦しげに顔を歪めて美名前から視線を逸らした。
「美名の泣き顔は可愛いけれど……さっきのは……キツかったよ」
「……」
「他の男の名前を呼んであんなに泣かれたら……何も出来ない」
美名はタオルケットを握りしめ、彼から顔を逸らす。
「でも謝らないよ」
「!」
翔大はドアを開けた。
雨の音と絡み付く様な湿気が部屋へ入り込んでくる。
「俺は諦めない」
小さな声で、けれどきっぱりと美名を見つめ一言放つと、玄関を走り抜けて真夜中の雨の中へと消えて行った。
「しょう君」
美名はタオルケットを被ったまま、姿が見えなくなった方向を暫く見つめていた。
溜め息を吐いてドアを閉じる時、首筋に残された痕がチクリと痛んだ様な気がした。
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